2015年11月14日

所さん!大変ですよ 潜入!投資家たちの秘密パーティー

NHKの 所さん!大変ですよ で、株式投資が取り上げられました!
サブタイトルが、潜入!投資家たちの秘密パーティーという怪しげで、番組宣伝文はさらに???です。

日本各地の投資家たちが、身分を明かすことなく、新宿・歌舞伎町の雑居ビルに集まり、秘密パーティーを開くという。一体、何が話し合われるのか。潜入したディレクターが目の当たりにしたのは、たとえ損を出しても、将来への不安から株を続ける主婦や元派遣社員の姿だった。

ちょっとネガティブ過ぎますし、盛りすぎな宣伝文ですよね〜NHKらしくないというか(笑)
こんな宣伝文を見たら、株式投資はやっぱり危ないんだな〜と思われてしまいそうです。
将来への不安から株式投資というのは分かりますが、株式投資も含めて何事も楽しんだ方が上達は早いと思いますし、ネタなのかもしれませんが、株式投資を始めて余計に将来への不安が増えたので意味がないですよね
トレードで損が出ているならまずはポジションを小さくして、利益が出るようなスタイルを身に付けることが大事だと思います。ポジションを減らせばより平常心でトレードしやすくなるでしょうし、儲けることよりも躊躇なく損切りできて、大きな損失を出さないように腕を磨いた方が先決かと。
まあトレーダーでもない私が言っても説得力はありませんが(笑)

投資家たちの秘密パーティーとはヤーマンさんが主催しているオフ会みたいですが、240人も集まるとは凄い規模ですよね。私が主催しているオフ会は60人くらいまで増えてきましたが、60人でもう運営が限界だ〜と思っているのにその4倍ですからね!ちょっとイメージできません。
日本各地の投資家たちが、身分を明かすことなく、新宿・歌舞伎町の雑居ビルに集まり、って煽りすぎの文章ですよね。投資家というよりトレーダーさんが中心でしょうし、雑居ビルかもしれないですけど、雑居ビルにテナントとして入っている居酒屋でオフ会なんですよね?
オフ会はハンドルネームやニックネームで参加する人が多いので、「身分を明かすことなく」という部分は正しいと思いますが、全体的にはかなり煽情的な宣伝文だと思います。
公共放送のNHKらしく正確に書けば、
日本各地のトレーダーたちが、身分を明かすことなく、新宿・歌舞伎町の居酒屋に集まり、オフ会を開く ですよね(笑)
一体、何が話し合われるのか?ってオフ会ですから、最近のトレードについて語り合ったりしているんじゃないですか?トレーダーさんの飲み会だと、飲みが進むにつれて段々とトレードや投資と関係ない話題で盛り上がっていくような印象があります。デイトレードは人によってはかなりストレスが溜まると思うので、投資家の飲み会とはかなり雰囲気が違います。
投資家の飲み会はコストパフォーマンスやお値打ち感も重視しますが、トレーダーの場合は食べっぷり飲みっぷりも豪快、金額には糸目を付けない感じで、飲酒率・喫煙率も高めですね。
一方投資家仲間のオフ会だと、この料理でこの値段はお得だよね〜などと言いながら、ソフトドリンクを飲みながら語ることも多く、アルコールを飲む人は6割くらいで、喫煙率はゼロに近いです。あくまでアイル調べ(笑)
お値打ち感を重視しているのは、バリュー投資家の私が主催者だからだけなのかもしれませんが^_^;
株主優待投資家中心のオフ会だと、さらに優待券が使えるお店という必須条件が加わり、持っている人が多い優待銘柄でかつ使用期限の近いお店が優先されます。
主催者が誰か?でオフ会の雰囲気はかなり変わりますよね。

番組ではオフ会出席者にインタビューしていましたが、顔出しNGの人がほとんどで、画面の下半分はぼかしが入っていました。まあテレビに出るメリットは特にないですからねぇ
続いては、オフ会に参加していたトレーダー?2人の追跡取材でした。
アベノミクス相場で資産が増えて、熟年離婚したところに8月のチャイナショックの直撃を受けて資産を大幅に減らしてしまった主婦と、派遣社員を辞めてシェアハウスに住みながらトレードで稼ぐしかない!と悲壮な決意でデイトレードに挑戦している若者が登場していました。
オフ会には240人ものトレーダーが参加していますし、オフ会に来るくらいですから儲かっている人も多いと思うのに、損をしている人とか投資で追い詰められている人を選んでいる所に、NHKの投資に対する考え方が表れていますね。2人登場するなら1人はそこそこ儲かっている人が出ても良いと思うんですが。

続いてトレードで6億円以上を稼いでいる謎のトレーダーが登場しました。
超豪華マンションに住む謎のトレーダーの正体はテスタさんらしいですが、テスタさんを際立たせるためにわざと儲かっていない人にインタビューしたのかもしれません。
テスタさん本人にお会いしたことがないので普段どんな人なのかは分かりませんが、番組では演出なのか謎めいた雰囲気でインタビューなどに答えていました。
トレードの様子も公開していて、あ〜また儲かっちゃいましたね〜みたいな感じでした。
これ以上資産を増やすことに意味があるのかな?と、無我の境地に達した凄腕トレーダーは語っていました。さすが重みのある言葉ですね。

1日密着取材していた様ですが、感覚が鈍るので朝から何も食べないと語り、トレード終了後におもむろに棚から取り出したのは日清のカップヌードル!というのは、受け狙いの演出ですよね?
これが美味しいんですよね〜って、1日の食事がカップヌードル1個かよ!と突っ込んでしまいました(笑)
かなり以前にテレビに登場したBNFさんが、やはり高級マンションでトレードしながらカップラーメンを食べていたので、これを真似したんでしょうが、凄腕トレーダーがテレビに出る時はカップヌードルしか食べない!という秘密の取り決めでもあるんでしょうか?

番組を通して株式投資の厳しさがヒシヒシと伝わってくる感じで、だから投資なんかに手を出したらダメなんだ!という失望最小化戦略が多数派の現代にマッチした番組内容でした。
番組内容を簡単に要約すると、
株式投資なんかに手を出したら、一時的には儲かった気分になることもあるかもしれないけど、結局はほとんどの人が損をして、ほんの一部の「これ以上増やすことになんの意味があるのかな〜」と語りながらカップヌードルだけを食べているストイックなトレーダーに、吸い取られてしまうんですね、みたいな結論でした(笑)

今回の企画は、チャイナショックで株式投資をしている人は大変なことになっているに違いない!という前提から始まっているように感じるので、今回のような構成になったんでしょうね。
もう少し株式投資の明るい面も取り上げれば良いのにと感じますが、こちらは桐谷さんをはじめとする優待投資家ばかりという感じです。日本に投資を根付かせるためには、中長期スタンスのバリュー投資家なども取り上げたら良いと思うんですが、そういった人たちは
「テレビに出ることに何か意味があるのかな?」という人が多くて、なかなか登場しないんでしょうね(笑)
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2015年11月13日

VTホールディングス2015年2Q決算分析

2015年11月9日(月)にVTホールディングスの2015年度2Q決算が発表されたので、分析してみます。
10月30日11時に2Q決算の上方修正が発表されているので、今回の決算発表は特に波乱もなく通過するんだろうな〜と思っていましたが、株価は大きく下げて過剰に反応しているようです。
VTHD
ティアも9日に決算発表だったんですが、翌日は両銘柄とも大幅下落という反応だったので、心の中で
なんでだぁーーー!と叫んでしまいました (笑)
ティアの決算分析記事は → ティア2015年度決算分析

まずは四半期ごとの売上推移を見てみます。
VTHD
2015年は2Qまでが実績で、3Q・4Qは下期の計画値を直近2年の比率で按分しています。
2014年度は4月からの消費税8%への増税による反動減もあって、売上は2013年並みで推移しました。期中に4社のM&Aがあってやっと前年並みですから、厳しい1年になりました。他のディーラーも含めて、日本の小売業は全般的に消費税増税の反動減と、それに伴う節約志向の継続に苦しみました。
2015年は反動減もなくなりましたし、前期にM&Aした4社がフルに効いてくるので、上期の売上は前年同期を大きく上回って推移しています。下期はほぼ前年並みの売上計画になっていますが、上期の傾向が続くと思うので上振れすると考えています。
VTHD
四半期毎の新車販売台数推移は、2014年2Q(4−6月)以降前年同期を下回って推移しています。
VTの業績関連のグラフはVTの決算に合わせて1Qは4-6月ですが、上記のグラフは暦年なので四半期の区切りがずれているのでご注意くださいね。
今期に入っても7%前後の販売減が継続しています。その環境下で売上を伸ばしているのは素晴らしいと思います。さらにメーカー別に月次の販売動向をグラフにしてみます。
VTHD
2015年4-9月のトヨタは前年同期比でほぼ同じ台数ですが、ATグループの決算を見ると高級車が売れていて台数以上に好調の様です。
ホンダは逆に14%強のマイナスと不調で、フィットのリコールの影響や、4月から軽自動車が増税されたことで、販売台数の4〜5割を占めていたN−BOXシリーズの販売が落ちているようです。
日産も12%減と厳しい状況です。日産は今期は新車投入がほとんどない上に、ホンダと同じく軽自動車の販売比率が高まっていたので、軽自動車増税の影響を受けています。
VTホールディングスはホンダと日産の新車ディーラーが大部分を占めているので、外部環境的には厳しいはずですが、M&Aや輸出も含めた中古車の伸びで前年を上回る売上となっています。

次は営業利益の推移です。2015年の3Q・4Qは直近2年の按分値です。
VTHD
営業利益は消費税増税前の2013年が過去最高益となっています。
2014年は反動減と車検対象台数が一次的に減少する影響で、前年同期を下回って推移しました。
今期は前年比ではプラスですが、2013年の水準までは回復していません。とはいえ下期にここまで落ち込むこともないんじゃないかと思います。こちらも上振れを期待したいですね!
VTHD
営業利益率も2013年が一番高くて、直近の5年では2014年が一番低くなっています。
最近は海外の自動車ディーラー買収が続き、海外事業の割合が年々高まっているので、利益率的には徐々に低下傾向になります。日本と海外の自動車ディーラー業を比べると、海外の方が期待できる利益率が低くなります。ただVTの場合は、トラストという中古車の海外輸出を行う子会社を持っているので、海外でも日本の中古車取扱いを増やすなど改善余地があり、徐々に利益率も改善していくと期待しています。
VTHD
原価率の推移は上記の通りで、2014年以降2ポイントほど上昇しています。海外ディーラーの比率が高まったり、エムジーホーム子会社化などの影響もあると思います。
VTHD
逆に販管費は売上規模の拡大や効率化を高めることで徐々に低下しています。
今後もM&Aなどで規模を拡大しながら、トラストも含めて成長していってほしいと思います。
TPP参加国は将来的に中古車輸出もしやすくなるでしょうから、オーストラリアやニュージーランドは良さそうですよね!ガリバーもすでに手を打っていますし、上場している自動車販売関連企業でも、少しずつ優劣が付いてくると思います。VTホールディングスは今後も成長を続けて、世界的な自動車販売グループになってほしいと思っています。

今年に入ってからはまだM&Aも決まっていませんが、無事東証1部上場企業になったことですし、そろそろM&Aの話題も出てくると嬉しいですよね。
これからも気長にVTホールディングスを応援していこうと思っています。
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2015年11月11日

ティア2015年度決算分析2

ティアが2015年度決算と中期経営計画を発表したので、分析してみます。
今回は第2弾として中期計画中心に分析してみます。

まずは2005年以降の業績推移を振り返ってみます。
ティア
ティアは2006年6月に名証セントレックス市場に上場しましたが、それ以降安定的な成長を続けています。
2010年度に業績が伸びて、翌年に反動減が出ているのは、2009年7月にティアの冨安社長がカンブリア宮殿に出演して、2010年度の業績が大きく伸びた反動です。2016年以降は中期計画の数値です。
上場してからの10年間を振り返ると、海外発の大きな経済危機や東日本大震災など外部環境が激変したこともありましたが、ティアはその中でも安定的に成長してきたことはとても素晴らしいと思います。
一方で最近は利益の伸びが低下していて、少し物足りなく感じます。
ティア
2013年頃までは伸長率のばらつきは大きいものの15%前後の成長を続けていました。それが最近は5%前後の成長に鈍化していて、中期計画でも6%程度の低い成長率に設定されています。
葬儀会館の出店ペースが上がってこないのも売上の伸びが低くなっている要因だと思います。
ティア
中期計画では、葬儀需要の増加が見込まれる環境下、当社といたしましては、利益成長を維持しつつ、中長期目標であります会館数200店体制の実現に向け、新規出店ペースの加速化局面であると判断していると書いてありますが、直営出店は4店ずつで、上記グラフを見ても特にペースが加速しているとは思えません。
ティアの直営会館出店は、中部2店、関東・関西1店ずつの計4店というのが最近の基本ペースなので、中期計画期間中も同じ出店ペースです。FC会館含めても8館だと200会館達成するのが2031年になってしまいます。加速化局面と判断するなら出店数を4、5、6店と増やしていってほしいですね。
ティア
葬儀件数と直営部門の葬儀単価推移(単位:千円)を見ると、葬儀件数は安定的に伸びています。
葬儀件数は2011年までは平均17%位ずつ伸びていましたが、2012年以降は7%に伸びが低下しています。葬儀会館の出店ペースが落ちたのもその一因だと思います。この点からももう少し出店ペースを上げてほしいですね。
葬儀単価については2010年に大きく低下しています。これはカンブリア宮殿効果で葬儀件数が急増し、1件1件の葬儀に十分寄り添えなかったことや、景気の悪化などが影響していると思われます。2015年に単価が再度落ちているのは、葬儀に含まれる費用の見直しを行った影響があるようです。
葬儀単価を上げるのは難しいので、単価は維持しつつ出店を加速して葬儀件数を大きく伸ばして欲しいと思います。

次に利益面をもう少し分解して分析してみます。
ティア
営業利益率は徐々に上昇してきましたが、目標としていた10%を達成するとそこで頭打ちとなり、中期計画でも2018年まで10%を維持する計画です。
原価率は一貫して低下していますが、販管費が売上を上回るペースで増加しているので、両者が相殺して10%維持という感じになっています。特に最近は販管費率のアップが加速している感じです。
ティア
主な費目を見てみると、間接部門の人件費率は少しずつ増えている感じですが、最近伸びが大きいのは広告宣伝費です。前期の4Q業績が失速したのも広告宣伝費の影響です。今期も販管費率は跳ね上がっているので、広告宣伝費が増えそうですが、効率的な運用を心掛けてほしいですね。

最後にROEなどの資本効率を見てみます。
ティア
私がティアに投資し始めた頃の株主資本比率は20%程度でしたが、毎年利益を積み重ね徐々に財務的な安定度も高まってきました。自己資本を充実させながらROEも高めて20%前後で推移していましたが、昨年の公募増資で自己資本が増えた結果、ROEは13%に下がりました。
株主資本比率は49%まで高まっていますが、これは高すぎだと思います。日本は超低金利が続いているので、もう少し財務レバレッジをかけて出店投資に回しても良いと思います。
中期計画でも株主資本比率は50%を維持するので、ROEは13%程度で推移しそうです。
ROAは5〜6%くらいで安定推移しています。ティアは装置産業であり、葬儀会館をオープンしていくと資産は増えていくので、一定のROAが維持できていれば優秀だと思います。
昨年の公募増資は、今後の出店加速に備えて株主資本を厚くしておくことが目的だったので、株主資本比率は30〜40%程度に抑えて出店を加速し、ROEの向上も実現してほしいと思います。

2回に分けてティアの決算や中期計画を分析してきましたが、もう少し売上・利益の成長を加速させて、株主や投資家が期待するような計画を提示してほしかったですね。
今回の中期計画を最低ラインとして、初年度から大きく上回る結果が出ることを期待しています。
また期待ばかりになってしまった(笑)
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ティア2015年度決算分析1

2015年11月9日(月)にティアの2015年度決算が発表されたので、分析してみます。
今回は中期計画も併せて発表されました。中期計画は最も注目されるタイミングで発表する!という考えでずっと待たされてきましたが、決算と同時発表ではあまりインパクトがなかったようです。
ティア決算分析
決算発表翌日の株価は4.6%安で、株主は決算内容や中期計画に失望しているようです。

まずは2015年度の業績について、四半期推移を見てみます。
ティア決算分析
売上は毎年順調に増加していますし、4Q実績もほぼ想定通りです。下の葬儀件数グラフと比べると、もう少し4Qが伸びてもいい感じもしますが、葬儀単価下落の影響もあるようです。
ティア決算分析
問題は営業利益です!
3Qまでは前年を大きく上回って24.8%増で推移していましたが、通期計画は4%増と控えめな数値だったので、上方修正確実!と期待していました。
しかし蓋を開けてみると、計画は上回ったものの8.6%増と、3Qから大幅に失速してしまいました。
ティア決算分析
4Qがこんなに真っ逆さまに落ち込むとは想定外でした。こんなに落ち込んだのは2010年以来です。
4Qは横ばい程度を予想していたので1.5億円くらい予想を下回った印象です。
販管費率や原価率が跳ね上がっているので、かなり経費を注ぎ込んだ感じです。4Qにはティア津島とティア小牧中央がオープンしているので、広告宣伝費などを重点的に使ったのではないかと考えています。
愛知県内ではティアの知名度も高いわけですし、それほど広告宣伝費を投下しなくても順調に立ち上がると思います。効率的で計画的な経費運用をお願いしたいものです。
コスト改善活動は呼吸の様に、意識しなくても自然と無駄を省くような会社になってほしいですね。
2015年にあまり利益が出過ぎると翌年が減益計画になってしまうので、それを避けたいという要因もあるのかもしれませんが、もう少し利益を出すことも意識してほしいですね。
今期の営業利益計画は0.7%増!とほとんど横ばい です。この計画を見ると2015年の利益が高くなってしまうと困るのは分かりますね^_^; なぜ今期は利益がさらに伸びないのか理解に苦しみます。
ティアは10%以上の営業利益率を出すことに罪の意識を感じているのでしょうか?
ティア決算分析
原価は売上に比例する部分が多いので四半期でそれほどブレないんですが、4Qはかなり上昇しました。
原価は葬儀会館に関係する費用なので、葬儀件数に比例する費用が多いはずです。直営会館が2会館オープンしたので、減価償却費の増加があるのかな?と思いましたが、前年とほとんど変わっていません。
葬儀会館がオープンする前には、ティアの会会員を増やすためにティアメイトを重点的に投入しますが、当初計画以上に投入したり、イベント開催回数を増やしたくらいしか思い付きません。
ティア決算分析
販管費率も飛び抜けています^_^; 4Qは広告宣伝費をかなり使ったようです。
ティア決算分析
営業利益率も4Qは過去10年で下から3番目まで落ちてしまいました。
ティア決算分析
ティアの株主を続けていると、通期の決算発表には期待できないという諦めに似た気分を味わうことが多いですが、今回は3Qまでが絶好調だっただけに例年以上に失望しました。期待した私が甘かった。

8月にオープンした2会館が今期の業績に寄与するので、今期につながるような経費の重点投入だったと期待して、中期計画の初年度は計画を大きく上回る着地になることを期待しています。
決算発表が期待外れだったのに、早速期待し過ぎている私って...
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中期計画も含めた年度業績の分析も完成しました!
 ティア2015年度決算分析2 中期計画編
posted by アイル at 01:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

2016年日本経済複合危機襲来の年!

2016年日本経済 複合危機襲来の年になる!という衝撃的なタイトルの本が11月20日に発売になるので、著者の高橋乗宣氏の過去の本を調査してみました。
新刊も含めて2009年以降は、同じ三菱総合研究所出身の浜 矩子氏と共著という形になっています。
過去のタイトルを並べると、日本経済も世界経済も崩壊の一途を辿っているようです。
タイトルがあまりにも恐ろしいので、投資関連書評に分類していますがまだ1冊も読んだことがありません。勉強のためにもまずは2015年日本経済 景気大失速の年になる!を読んでみたいと思います。
図書館で検索したら8冊も収蔵しているので、人気のシリーズなんですね!
著書のお二人の経歴は下記の通りです。

高橋乗宣先生 崇徳学園理事長
1940(昭和15)年広島県生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了、大学講師を経て三菱総合研究所
浜 矩子先生 同志社大学ビジネススクール教授
1952(昭和27)年生まれ。一橋大学経済学部卒業、1975年三菱総合研究所入社後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授

1980年代の主な著作
1987年1月 第三の経済危機―迫りくる”メガ・クライシス”にどう対処するか 牧野昇、高橋乗宣
1987年6月 ヘビーデューティの経済学―危機のあとに見えるもの 高橋乗宣、浜矩子、岸啓二郎
1988年7月 繁栄経済の落とし穴―円高・保護主義、日本はどうなる 高橋乗宣
  
1990年代の主な著作
1992年11月 日本経済の底力―復活への予兆 高橋乗宣
1993年 6月 逆襲する日本経済―複合不況の出口は見えた 高橋乗宣

1996年10月 高橋乗宣の’97日本経済―本当はどうなのか 高橋乗宣
1997年10月 高橋乗宣の’98日本経済―本当はどうなのか 高橋乗宣
1998年11月 高橋乗宣の’99日本経済―本当はどうなのか 高橋乗宣
1998年 9月 高橋乗宣のどうなる!平成恐慌―悪性デフレを打ち破る方策 高橋乗宣
1999年10月 高橋乗宣の2000 日本経済―本当はどうなのか 高橋乗宣
日経平均株価
上記株価チャートは1993年以降の日経平均株価推移です。日本の株価は1990年以降2003年4月まで下げトレンドが続いています。バブルは崩壊しないと分からないものなので、93年頃まで復活を期待する論調なのはやむを得ないと思います。ほとんどの人が間違った予測をしていたと思うので^_^;
96年から「本当はどうなのか」シリーズが始まりましたが、2000年代からは装いも新たに新シリーズに引き継がれました。
       
2000年代の主な著作
2000年 7月 日本経済これから2年が正念場―借金企業・大淘汰の始まり 高橋乗宣
2000年11月 2001年日本経済 バブル後最悪の年になる! 高橋乗宣
2001年 7月 小泉改革でこうなる!日本経済 高橋乗宣、水野隆徳
2001年 7月 これから100年最大の危機!―高橋乗宣の未来学 高橋乗宣
2001年11月 2002年日本経済―21世紀型恐慌の最初の年になる! 高橋乗宣
2002年11月 2003年日本経済 世界恐慌突入の年になる! 高橋乗宣
2003年 8月 恐慌前夜―危機を乗り切るサバイバル術 高橋乗宣、武藤泰明
2003年11月 2004年 日本経済 円高デフレの恐怖が襲来する! 高橋乗宣
2004年 2月 金融資産が狙われている―日本の恐ろしい未来 高橋乗宣
2004年 6月 ”カミカゼ”景気―ダイナミックな回復の始まり 高橋乗宣
2004年11月 2005年日本経済世界同時失速の年になる! 高橋乗宣
2005年11月 2006年日本経済―日米同時崩落の年になる! 高橋乗宣
2006年11月 2007年日本経済―長期上昇景気に陥穽あり! 高橋乗宣
なぜか2007年11月頃の著書が見つからない!なぜ2008年の予測が見つからないんだーーー
2008年12月 世界恐慌の襲来―日本経済は「最悪の10年」に突入する 高橋乗宣
2009年 4月 2009-2019年 大恐慌 失われる10年 浜矩子、高橋乗宣
2009年12月 2010年日本経済―「二番底」不況へ突入する! 高橋乗宣、浜矩子

2000年代に入ってからタイトルが急に過激になります。ITバブル崩壊で日経平均も大きく下げているので、我が世の春を迎えた!という感じで創作意欲も高まるでしょうね。
過激なタイトルで恐怖を煽った方が売れるという出版社の思惑もあるのか、年を追うごとに過激になっていきます。90年代の本当はどうなのかシリーズはダイヤモンド社から出版でしたが、2000年代の過激なタイトル本は東洋経済新報社からの出版に代わっています。
2004年6月にはダイナミックな回復の始まりだったのに、半年で失速して2005年は日本経済世界同時失速の年になる!んですね。
そして最大の謎は、毎年11月頃に翌年の経済予測本を出しているのに、リーマンショック前年の2007年11月頃出ているはずの本が見つからないこと!です。
                
2010年代の主な著作
2010年11月 2011年 日本経済 ―ソブリン恐慌の年になる! 高橋乗宣、浜矩子
2011年11月 2012年 資本主義経済 大清算の年になる 高橋乗宣、浜矩子
2012年11月 2013年 世界経済総崩れの年になる! 高橋乗宣、浜矩子
2013年11月 2014年 戦後最大級の経済危機がやって来る! 高橋乗宣、浜矩子
2014年10月 2015年 日本経済 景気大失速の年になる! 高橋乗宣、浜矩子
2015年11月 2016年 日本経済 複合危機襲来の年になる! 高橋乗宣、浜矩子 まもなく発売
2010年代に入ってもタイトルは過激化する一方です。
毎年経済危機!と言っていればいつかは的中するわけですが、そろそろ前年の予測を振り返る 2014年はどうだったか?シリーズも検討した方がいいんじゃないでしょうか?
      
アマゾンのレビュー評価が年々下がっているのは気のせいでしょうか?
東洋経済新報社はいつまでこのシリーズを続けるのか!?にも注目ですね。

出版部数のデータが分かれば、株価と実売部数の推移を比較すると面白そうですね!
不安感が高まっている年はよく売れるなど、年ごとの変動が大きそうです。
2015年を予測した本を図書館で予約したので、読んだら感想をアップしたいと思います。
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2015年11月09日

株式の相続税評価が3割引き?

財務省のホームページで、各省庁から提出された平成28年度税制改正要望が公開されています。
その中の金融庁からの要望書の11番目に上場株式等の相続税評価の見直しが要望されています
 平成28年度税制改正要望(金融庁)

上場株式の相続時の評価額が7割くらいに見直すことを想定して要望しているようです。
数値目標は入っていませんが、今より3割引きになったらお得ですよね!
ツイッターを見ていたらパリテキサスさんが「株の相続時7かけ制度ってめちゃくちゃ大きな話なんじゃないの」と呟いていて、そんなのがあるのか!?とネットを調べてみましたが見当たらず、半信半疑でいたらLINEを通じて金融庁が要望しているということが分かりました。
まだ要望段階ですが、現状上場株式は相続時点の時価で評価され価格変動リスクのない現預金と同じ扱いなので、見直されるとインパクトは大きいと思います。
不動産は多くの優遇措置や裏技があるので、時価と比べて評価額を大幅に下げることができます。最近話題になっているのはタワーマンションの上層階を利用した節税策ですし、大東建託などは昔から相続税対策を謳って土地オーナーに賃貸アパート経営を薦めてきました
タワーマンションの節税策については国税庁が見直し方向で動き始めているなど、過度な節税策は見直しの方向ですが、不動産は相続財産として優遇されています。

相続を意識し始めると、優遇措置を利用するために株式を売却して不動産に移し替えたり、あるいは相続しやすいように株式を売却して現預金に変えたりという動きも出てくると思われます。そこまで相続対策をしなかったとしても、相続税を支払ったり財産分与をするために、相続した株式を処分することも考えられます。
今後相続はますます増加していきますし、相続税見直しで課税対象になる人も増えていくので、上場株式等の相続税評価が7割程度に見直されると、株式市場に対するインパクトは大きいと思います。

日本でも貯蓄から投資へ!というスローガンで、個人の金融資産を投資に導こうとしていますが、今までは目立った成果は上げられていません。しかし相続税評価額が下げられるとなると、貯蓄から投資への流れは加速しそうです。
個人の金融資産は預貯金に偏っていますが、保有しているのは高齢者が中心です。
日本政府や日銀が適度なインフレに導こうとしており、預貯金では実質価値が目減りする可能性が高いなかで、株式や不動産はインフレに強い資産と言われています。
株式投資には価格変動リスクがあるので預貯金が一番と思っていた高齢者の方々も、上場株式にしたら相続税評価額を下げることができる、インフレにも対応できるとなれば、個人金融資産の大移動が起こる可能性もあります。
高齢者に取っては配当利回りの高い日本郵政グループの株式などは良い受け皿になりそうですね。
定期預金代わりとして人気の高かった電力株が東日本大震災で大幅安、無配転落となり、やっぱり株式投資は怖い!となってしまいましたが、相続税評価見直しやインフレヘッジで株式投資の評価が高まれば、安定高配当銘柄の人気が再燃しそうです。
日本郵政グループなど民営化株の受け皿という面もアピールしながら要望していけば、将来的には見直しとなる可能性もあるのかなと思います。希望的観測ですが(笑)

個人の金融資産が預貯金に滞留しているよりは、株式市場に回った方が日本経済にとってプラスになるはずです。
貯蓄から投資への流れが加速して株価が上昇していけば、年金や保険などの運用にとってもプラスになりますし、所得税の増収にもつながります。預貯金やタンス預金として死蔵されていても価値を生みませんし、資産も増えませんが、株式投資に流れてきて株価が継続的に上昇していけば、資産が増えるので相続税評価額を7割にしたとしても、現金のままと比べれば相続税額も多くなると思います。
相続税が増えても税引き後の資産が増加するのであれば納税する人も喜ぶでしょうし、税収が増える国税庁や日本政府も喜ぶでしょうし、多くの人にメリットのある政策になると思います。
上場株式等の相続税評価の見直しについては、ぜひとも実現してほしいですね。

上場株式等の相続税評価の見直しは今年度初めて要望したようですが、メリットの多い政策だと思うので、アベノミクス第2弾に組み入れて強力に推進してほしいものです。
日本人は株式投資についてネガティブなイメージを持っている人が多いようですが、多くの人が株式投資に参加して株価が上がれば、良いことがたくさん起きると思います。
株価上昇→経済成長→企業業績アップ→賃金アップ→消費増加→GDP600兆円
年金問題、健康保険問題も改善などメリットが大きい
ので、再度経済政策にも力を入れて、目玉政策の1つになることを期待しています!
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儲かる会社、つぶれる会社の法則3

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
の感想文の第3弾です。
   
昨日はひふみ投信の運用報告会に参加し藤野さんの話を聞いてきましたが、毎回興味深い話をしてくれるので、とても勉強になります。運用報告会の感想などは別途まとめてみたいと思っています。

法則19 社長室が過度に豪華だったり、ゴルフのトロフィーがある会社はダメ
その通りですよね。動物の剥製なんて置いてあったら引きますね^_^;
上場企業の社長室に入ったことはたぶん2回ですが、どちらも豪華ではなかったと思います。ただ投資先として良かったかどうかは、今のところ半々です。この法則だけで判断せず、他の法則も含めて総合的に判断しましょう!ということですね(笑)

法則20 ブラック企業の見極め方の一つは生え抜き幹部の有無
ブラック企業かどうかは別として、私は経営陣を安易に外部から登用するのは反対です。
外部から経営陣が来るとその度に経営方針が変わったりして経営が混乱する恐れもありますし、そもそも社員から経営陣を育てられない様ではダメだと思います。どれだけ頑張っても役員は外部から登用されるのであれば、優秀な社員ほど辞めてしまうと思います。
ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則 にも、偉大な会社に飛躍する企業の経営者は、内部からの昇格が多いという結果が出ていました。
 ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則 感想文
会社の理念をしっかりと理解している人が、経営を引き継いでいくことも大事だと思います。
外部から役員を登用しないと衰退してしまうような会社は、そもそも投資対象としてふさわしいのか疑問ですね。

法則28 社員に体操を強制する会社は、なぜか儲からない
私が以前勤めていた会社では、工場だけではなく本社や支店でも始業前にほぼ強制でラジオ体操をしていました。支店だと通路も狭いので、全員がラジオ体操をするにはそもそも無理があるのに、なぜ体操するんだろうと疑問に感じていました。退職して10年以上経ちますが、まだラジオ体操は続いているのかな?
疑問に感じる社員がいながら誰も変えようとしない会社は、非効率が他にもたくさん放置されているというのはその通りなんでしょうね。

法則32 出来高が少ない会社は、情報開示に不熱心であることが多い
適時開示にはほぼ毎営業日目を通していますが、こまめに色々な情報を開示する会社もあれば、決算関連くらいしか開示しない会社もあります。株主としては月に数回くらいは何らかのリリースを出してほしいものです。サービス業であれば月次情報などは工夫すれば出せると思いますし、トピックス的な内容でも株主や投資家に分かるように発表してほしいものです。
決算短信も多くの会社に目を通すと面白いです。当期の業績について詳しく説明している会社もあれば、数行で終わっているような会社もあって、情報開示姿勢の違いには極端な格差があります。
IRや情報開示に消極的だった会社でも、経営者が変わったり何らかのきっかけで積極的になった場合は、大きな投資チャンスになる場合があります。投資で大事なのは変化に気付くことですよね!

法則33 IR担当者の急な退職は多くの場合、悪いニュースである
これは確かに心配になりますね。ただ個人投資家の場合、IR担当者と頻繁に接触があるわけではないので、退職しても気付かないケースが大半だと思います。最も気付きやすいのは取締役や監査役の任期途中での退任です。これは会社から適時開示されたり、株主総会の招集通知に書いてあるので、こまめにチェックしていれば分かります。
ナンバー2の役員や経理担当の役員が辞任したり、降格になると不安を感じますね。あと監査役の辞任も何か意見の対立や不祥事があったのではないか!?と心配になります。
辞任理由としては一身上の都合というケースがほとんどで、本当の辞任理由は明らかにされません。株主総会で質問しても、一身上の都合で押し切られたり、個人的な内容ですのでごにょごにょという感じで濁されることがほとんどです。
かなり前になりますが、私の投資先の1社であるティアで創業当時からナンバー2だった取締役が退任したことがあり、路線対立があったのか!?と心配したことがあります。辞任する役員は株主総会にも出席していませんし、株主総会で辞任理由を質問しても一身上の都合としか回答してもらえないので、余計に心配になります。
当時は名証セントレックス市場に上場していて、ほとんど日々の出来高もない状況なのに、大株主でもあるナンバー2が辞任するのは本当に不安でした。競合会社を設立したらどうしようとか、持ち株を売りだしたら暴落してしまうなど心配の種は尽きませんでした。暴落するなら買い増せば良いだけなんですが(笑)
2011年10月19日付のティアイズムブログで、オリンパスなどの不祥事問題と絡めて記事にしています。
今となっては取り越し苦労だったので問題ないですが、辞任理由はもう少し詳しく開示してほしいですね!
 ティアは大丈夫か? 2011年10月19日

法則36 成長する企業は成熟産業の中にも発見できる
成熟産業の中から成長企業を見つけるキーワードは「新たな価値を創造する」イノベーションとの指摘はその通りです。
成熟産業の中から成長企業を見つけることができたら、とてもラッキーだと思います。
まさにピーターリンチの砂漠に咲く一輪の薔薇ですが、成熟産業に属していると一様に割安に放置されていることも多いので、割安成長株が見つかりやすくなります。競合他社は現状維持や撤退傾向なので脅威となるような競合他社は少ないですし、市場が縮小傾向なので新規参入もまず考えられません
そんなぬるい業界で新たな価値を創造することができたら、他社のシェアを奪いながら成長していくことができます。成熟産業なので業界が激変するようなことも少ないので、安定成長が期待できます。
過去の投資先では、ゲオやVTホールディングスがこのタイプの会社になります。
成熟産業の中で成長していくには、競合他社のM&Aも重要な戦略になるので、買収企業の業績を立て直せるかどうかも大事になります。
ゲオの場合は2002年頃から投資を開始しましたが、その当時撤退していく同業他社を次々と買収しては、中古ゲームソフト販売など新たな商材を追加することで業績を立て直し、安定成長を続けていました。数年後からは業界トップのツタヤも同じようなM&A戦略を取るようになり、M&A案件の争奪戦になってしまいましたが、業界のパイは増えないのでM&Aの成否が重要になります。
VTホールディングスも同じような戦略ですが、自動車ディーラーの場合はM&Aに際して自動車メーカーの承認が必要になるので、M&Aが複雑になるという部分はありますが、逆にそれが参入障壁として機能する面もあるので、悩ましいところです。自動車ディーラーの経営を立て直すノウハウは日本一だと思うので、国内でもM&Aが安定して成就してくれると嬉しいですね。
成熟産業の中で同業他社のM&Aをしながら成長していく会社は、中長期投資で大きなリターンが期待できると考えています。

この本を読んでいると、今まで投資してきた会社や投資しようと調べていた会社などが思い出されてきて、面白いです。投資初心者の方が読んでももちろん参考になる本ですが、ベテラン投資家が読んでも自分の投資を振り返ったり、考えが整理できたりするので、ぜい一読されることをお薦めします。
まだまだこのシリーズ続きそうです。
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2015年11月06日

投資で一番大切な20の教え後編

投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 ハワード・マークス を読みました。
   
この本を読んで、私はリスクを取り過ぎだな〜と実感したので、自分自身を戒める意味も含めてまとめてみました。まとめの後編です。
 投資で一番大切な20の教え まとめ前編

5.リスクを理解する
6.リスクを認識する
7.リスクをコントロールする

投資は未来を予想して何らかの行動を起こすことだが、未来のことが確実に分かる人はいないので、リスクは避けられない。なのでリスクを理解し対処することが重要になる。リスクに対処するには、リスクを理解し、リスクが高まった時にそれをしっかりと認識し、コントロールする必要がある。
投資に際しての基本ですが、投資をする前にそのリスクがどのようなもので、どの位の大きさなのか、自分がそのリスクを許容できるのか考えないといけません。次に、それだけのリスクを取るのに見合ったリターンが望めるのか考える必要があります。
少し難しくなりますが、リスク調整後のリターンで比較することが大事です。
一般的にはリターンばかりに目がいって、許容範囲を超えたリスクを取ってしまいがちです。
リスクというものは分かりにくいものなので、便宜的に数値化しやすいボラティリティが使われているが、投資家からするとリスクとは損する可能性です。他にも目標を達成できないことや、期限までに現金化できないことなども、人によってはリスクになる。
ハイリスク・ハイリターンと言われるが、損するリスクが高まるのは、投資に楽観的になり過ぎて本質的価値を大きく上回る価格で買った時であり、結果的にはハイリスク・ローリターンになる可能性が高い。
逆に皆が投げ売りするような先行きが真っ暗な時期に、本質的価値を大幅に下回る価格で買えば、ローリスク・ハイリターンにもなり得る。
これがバリュー投資の考え方で、下がる可能性よりも上がる可能性の方が大きくなる。
リスクを理解するには、未来に起こる様々なケースを予想し、その投資がどのような影響を受けるのか考える必要がある。外部環境の変化などが本質的価値にどのような影響を与えるのか?逆に言えば本質的価値の安定性と信頼性がどの程度あるのかが重要であり、それと価格を比較することでどの程度のリスクがありそうなのか判断することになる。
市場が活況を呈し、リスクが小さくなったとか、リスクはなくなった!、持たざるリスクなんて言葉が飛び交いだしたら、リスクが高まってきていると認識する必要がある。
現状のように世界中で緩和政策が取られ資金がだぶついている時は、リスクオンで資産価格が高騰していき、結果として期待リターンが低くなる。どこまでも上げ続ける相場はないので、価格が高くなればなるほど儲かる可能性は低くなっていくが、周りもバブル相場に浮かれているのでそこから降りるのは難しい。
歴史的にPER水準の幅というものはあるので、この水準を大きく上回って推移しているのはリスクが高まっていると考える必要があるし、大きく下回っていればリスクは小さくなっていると考えられる。もちろん利益水準が今後どうなっていく可能性が高いのか?については十分に検討する必要がある。

キャリア全体を通してみた場合、ほとんどの投資家の成否は、利益をあげた投資の素晴らしさよりも、損を出した投資の数とその損失の規模で決まる。
巧みなリスクコントロールこそが、優れた投資家の印なのだ

という一節は耳が痛いですね(笑)
それにしてもリスクについて理解することはなかなか難しいですね^_^;

8.サイクルに注意を向ける
9.振り子を意識する
15.今どこにいるのかを感じとる

ほとんどの物事にはサイクルがある。利益や損失を生み出す大きな機会は、多くの人がサイクルがあることを忘れた時に生じる。
リーマンショックのような暴落が起こると、世界は終わったみたいな感じになってしまうが、底まで達すれば自然と反転することになる。感情に従って投資をしていると、恐怖や強欲に支配されてサイクルがあることを忘れてしまう。金融技術の発展や技術革新でサイクルは無くなった、永遠に成長が続くなどと言われたら、危険な兆候ですね(笑)

そして振り子を意識することはとても重要だと思います。
投資の世界でも市場価格や雰囲気は、過大評価と過小評価の間を、陶酔感と絶望感の間を、強欲と恐怖の間を揺れ動き続けています。一端に近付けば遅かれ早かれ中心点に向かって反転することになる。
強欲が優勢になると投資家はリスクを取るのに積極的になり、徐々にリスクを軽視するようになる。逆に恐怖が蔓延するとリスク回避志向が強まる。投資家がリスクを軽視している時は相場が過熱して割高な水準になっていることが多く、実際はリスクが高く期待できるリターンが低くなっていることが多い。
投資家がリスクが大きいと感じて極度にリスクを回避している時は、投げ売り状態になっていることが多く、リスクの大きさに比べてより大きなリターンが得られる可能性がある。

振り子が反転するきっかけは、先見の明のある一握りの人が、今後状況が良くなると考え始めることで、次第に多くの投資家が、実際に状況が良くなっていることに気付くことで、動きが加速し、最後にすべての人が状況が永遠に良くなり続けると思いこむことで、ピークに達する。
それ以上は新たに買う人が現れないので、自らの重さに耐えられなくなり振り子は反転する。
市場が投資家心理に支配されている以上、強気相場と弱気相場の振り子を繰り返すことになるので、振り子に翻弄されるより、動きを利用した方が良い。現状が振り子のどの辺りに位置するのか、常に振り子を意識した方が良い。
ただ、振り子がどこで反転するのか?何が原因で反転するのか?いつ反転するのか?その動きはどれくらい続くのか?は誰にも分からない。バブルの様に過熱が長く続くこともあれば、過熱する前に反転してしまうこともある。しかしながら行き過ぎた相場の動きはいつか反転するので、冷静に振り子の動きを観察する必要がある。
振り子が振り切れる時に備えて警戒を怠らない、振り子の位置に応じてポートフォリオを調整する、サイクルの頂点と谷底で群集心理に巻き込まれないことが重要になる。

10.心理的要因の悪影響をかわす
11.逆張りをする

投資家は、強欲や恐怖、群集心理への迎合(多数派への同調)、嫉妬、うぬぼれ、などの心理的な影響を大きく受けて、合理的な判断が下せなくなる。悪影響を受けない様にするためには、
(1)本質的価値を強く意識する
(2)価格が本質的価値から乖離した場合に取るべき行動にこだわる(逆張りを行う)
(3)過去の相場サイクルに関する知識を深めて、振り子を意識する
(4)バブルや暴落など市場が極端な状況にある時ほど心理的悪影響を受けやすいことを理解する
逆張りと言ってもあまのじゃくであればよいのではなく、なぜ群衆が間違っているのか理解したうえで逆張りの行動をとる必要がある。逆張りのポートフォリオは皆と異なるので、居心地が悪く感じるがそれを受け売れる必要がある。それだけの精神的な強さも求められる。
人気化して皆のお気に入りになっているものはすでに割高になっている。
逆張り投資をするためには、みんなの言動を懐疑的な目で見ることが必要。

12.掘り出し物を見つける
13.我慢強くチャンスを待つ

最良の機会は、たいてい周りのほとんどの人が気付いていないものの中から見つかる。
掘り出し物はいつでも出てくるものではないので、我慢強く待つことも大事。
バフェットが言っているように、チャンスを見逃しても見逃し三振でアウトになることはないので、絶好のチャンスが訪れるまで待てばいい。

14.無知を知る
個人投資家でも十分に調査分析することで、個別の企業について他の人より理解することは可能だが、市場全体や経済について先行きを予測することはほとんど無理。無理なことに無駄な努力をするより、努力次第で差を付けられる部分に取り組んだ方が良い。

16.運の影響力を認識する
17.ディフェンシブに投資する
18.落とし穴を避ける

決断が正しかったかどうかを結果から判断することはできない、これは堪えましたね。
たまたまうまく行っただけで、他の可能性もたくさんあった、ということを、「まぐれ」ナシーム・ニコラス・タレブ著を使って、「記録に残っている歴史」と、同じような確率で起きる可能性のあった「違った歴史」という言葉で説明しています。
私は集中投資をして今のところうまく行っていますが、これは運が良かっただけで、もし「違った歴史」が起きていたらうまく行っていなかったかもしれないわけです。
実際に起きたことは、多数の起こる可能性のあったことの中の一つにすぎない、という考え方は新鮮です。
運の影響力を小さくするには、起こりそうな複数のシナリオを検討し、実現可能性の高そうな複数のシナリオで高リターンが期待でき、それ以外のシナリオでも悲惨な結果にはつながらないようなポートフォリオを組む必要があるわけですが、そうなると必然的に分散投資になってしまいますね。あとは本質的価値よりも安い価格で投資していれば安全域が大きいので、悲惨な結果にはつながりにくくなります。
ディフェンシブに投資することも大事になり、相場が良い時には市場平均並みのリターンで満足し、相場が悪い時にこそ市場平均を上回るような運用を目指す必要があると述べられています。
それが著者の考える 19.付加価値を生み出す ということの様です。
集中投資とレバレッジはリスクを高めるので厳禁のようです。
損失を回避することが自ずと全体の収益率を高める、という著者の考え方も、頭の片隅に覚えておこうと思います。ホームランを飛ばすより、ディフェンシブに投資して落とし穴を避けることが大事です。

相場環境が良い時は誰でも簡単に儲けられますし、それを自分の実力だと勘違いしがちです。
相場環境が厳しい時こそ本当の実力が試されるので、うまく行っている時こそ謙虚にこういった本を読み返して、自分自身を振り返ることが大事だと実感しました。
環境が良い時にはしっかり資産を増やし、悪い時にもできるだけ減らさない、というのが理想なんですが(笑)
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儲かる会社、つぶれる会社の法則2

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
の感想文の続編です。シリーズ第1弾はこちら↓
 儲かる会社、つぶれる会社の法則 感想文

法則6 過去の苦労話ばかりが多い社長の会社は成長が止まる
経営者のヒストリーは会社を見るうえでとても重要な情報だ!というのはその通りですし、会社の沿革も同じように大事だと思います。
過去の苦労話ばかり話す社長も困りますが、やはり苦労を乗り越えてきた社長の方が逆境にも強そうで、経営者としては安心感があります
本書では一例としてGMOインターネットの熊谷正寿社長の話が出ていますが、私も熊谷正寿社長は素晴らしい経営者だなと思います。しかし実際に拝見するまではインターQのイメージが強くて、怪しげな人なんじゃないか?と思ってました。すみません。
GMOは子会社群も素晴らしい会社が多いので、熊谷社長は人や会社を見る目もありますよね。

法則7 社長のコンプレックスは株価上昇の原動力になることが多い
ただコンプレックスが原動力になっている場合、上場実現などでコンプレックスが解消されると、モチベーションが下がってしまうケースもあるので注意が必要です。
この法則を読んで思い浮かんだのはオウケイウェイヴ(3808)の兼元謙任社長です。
この会社も名証セントレックス市場に上場した会社ですが、業績・株価ともに低迷し、セントレックス市場から抜け出せない感じです。兼元謙任社長もベンチャーチャンネルにインタビュー音声が残ってます。
 オウケイウェイヴ 兼元謙任社長インタビュー音声
会社説明会や株主総会にも行きましたが、熱意はあるのになかなか業績に結び付かないですよねぇ^_^;
オウケイウェイヴ
ある程度まではコンプレックスを燃料にして突き進むことができますが、周りを巻き込んでいくということを考えると、どこかのタイミングで社員も共感できるようなものに転換していく必要があると思います。
社長の個人的なコンプレックスより、業界を変える!とか日本を変える!というようなビジョンを掲げて、周りに浸透させた方が成長が続く感じがします。

法則10 質問すると怒り出す社長の会社は、経営状態が悪化している
経営状態が悪化しているかどうかは別として、質問に対して怒り出すような人が社長では、心配でとても投資する気になりません。怒るということは冷静に対処できないわけで、そんな人が社長だと不祥事が多発しそうです。社長の逆鱗に触れないように良いことしか報告しない、悪い情報は隠ぺいや先延ばしするという、どこかで聞いたような社風になってしまいそうです。

法則11 社長みずからが情報公開する会社は買い
この法則は甘いと思います。社長が会社説明会などに登場しない会社は投資対象外だと思います。
そんな会社がIR活動に力を入れ出したらチャンスなんですが\(^o^)/
会社説明会や決算説明会などは年に数回しかないんですから、社長みずから語って欲しいですね。とはいえ、IR説明会自体開催しない会社も多いんですから、社長みずからIRする会社は買いなのかもしれません。
プレゼンの上手い下手は問題ではないというのはその通りだと思います。
VTホールディングスの高橋社長も個人投資家向け会社説明会を始めた頃は、淡々と話している感じでしたが、人柄などはよく伝わってきました。上手い下手ではなく、社長自ら進んで行うことが大事だと思います。
数年前のDeNAの株主総会では株主から、守安功社長が決算説明会を行うたびに株価が下がる、動画を見てもプレゼンが下手で株を買う気がなくなる、プレゼンくらい練習すればうまくなるんだから改善してほしいと怒られていたということを思い出しました(笑)

法則15 社長の自伝を本人がプレゼントしてきたら、その会社は伸びない
解説の中にもありますが、人生も終盤に近付き、みずからの成果を自慢するために自伝を書いて配るような人が、社長に居座り続ける会社は成長しない、というより危ないと思います。
一方で、ティアの冨安社長のように多くの本を出している経営者もいます。会社としての全国的な知名度が低かったティアの場合、なぜティアという会社を作ったのか、どんな理念で経営を行っているのかなどを多くの人に知ってもらうために、本を出して株主などに配ることはPR戦略として有効だと思います。
そういった活動がカンブリア宮殿への出演などにもつながっているわけですし、自伝を出す目的が大事だと思います。
現役社長の銅像が置いてある会社なんて問題外だと思いますが、立体映像が普及したら、受付横で社長の3D映像が出迎えるような会社も出てきそうですね!そうなるとまた新たな法則が生まれるのか!?(笑)

法則16 豪奢な新社屋に入居した会社は、その時点が業績や株価のピーク
これはもはや定説ですね!あのユニクロでさえこの定説からは逃れられませんでした。
最近では下方修正を発表したダイコク電機も名駅前に自社ビルを建てていますよね。
以前、燦ホールディングスが立派な東京本社に移転しましたが、移転理由を社長に聞いたら、立派なオフィスでないといい人材が集まらないと言っていたのを思い出しました。ここも業績は低迷していました。
立派なオフィスで働くのが目的の人は、近くにもっと立派な最新オフィスビルができたら、転職してしまうんじゃないでしょうか?立派なオフィスが目的ではなく、その会社の理念や社長の考え方に共感して人財が集まってくるような会社に投資したいですね。
単に会社の見栄えが良くなったから新卒採用の応募が急増しても、応募者の質が低下してしまえば採用コストや手間が増えるだけでメリットはない、という指摘は鋭いですね。
そう言えば、後ほどの法則にも登場するアイスタイル(3660)も2013年8月に本社を移転していました。
旧本社を見に行くと確かに古いビルでしたが、立派なアーク森ビル34階に移転しました。
アイスタイル
見事なまでに2013年の業績がピークになっています。
アイスタイルのビジネスモデルは、化粧品のクチコミサイト運営で圧倒的に強いと思うのに、なぜか余計なことをして業績を低迷させる会社です。株主総会にも行きましたが、質疑応答もかみ合わず、大事なところははぐらかされた印象で、この会社はダメだな〜と感じました。
アイスタイル
株価も低迷していたのに毎年のように経営陣にストックオプションを発行していて、株価が下がれば下がるほど安い株価で自社株を買う権利を得られるので、わざと業績を悪化させているじゃないのか!?と感じるほどでした。なので100株以上買う気にならず最低単元しか保有していませんでしたが、今年になってからはずっと上昇基調でした。
オンリーワンの位置を占めているんですから業績が伸びて当たり前で、3年近くも株価が低迷する方が不思議です。決算発表を受けて急騰していたので、さすがに割高すぎると判断し、今日売却しました。

それにしても売るのは下手くそです。前場は高かったのでストップ高まで行くか!と期待し指値していたがそこまでは行かず、売値を少しずつ下げるものの株価も逃げるように下がっていって(笑)結局今日の安値近辺での売りになってしまいました^_^;
売る!と決めたらスパッと売ることが大事ですね。少しでも高く売ろうなんて考えが墓穴を掘りました。
このシリーズはもう少し続けていこうと思っています。
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2015年11月05日

儲かる会社、つぶれる会社の法則

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本を読みました。
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
      
寝る前に少し読もう!と夜中の1時過ぎから読み始めましたが、気付いたら一気に最後まで読んでしまい、気付いたら3時半を回っていました^_^;
読み進めるごとにあの会社はぴったり当てはまるな〜とか、この法則はちょっと違うんじゃないかな〜など、今まで投資したり投資を検討した会社が浮かんできて面白かったです。30分ほど読んで寝るつもりだったのに最後まで読んでしまい、さらに頭が冴えて眠れないという予想外の展開になってしまいました(笑)
2時間ほどで読み切れたように面白くて読みやすい本ですし、投資の役に立つ内容が満載なので、初心者からベテラン投資家まで幅広い層にお薦めの本です。
この本はスリッパの法則の進化版・最新版という位置付けですが、スリッパの法則は私も持っていて折に触れて読み返しています。
藤野さんはスリッパの法則の頃は、伝説のファンドマネージャーと呼ばれていたみたいですが、2013年にはカリスマファンドマネジャーに変わったんですね!

長期では企業業績と株価の動きがほぼ一致するというのはその通りで、だからこそ私は割安成長株に中長期スタンスで投資しています。
1年くらいの値動きは材料や人気度合いなどに左右され、3〜5年くらいで考えると業績と株価は比例するとざっくり考えていましたが、過去のデータを分析すると、半年から1年程度で業績が株価に与える影響が増し、3年ほどのスパンで考えると利益と株価の動きはほぼ一致するそうです。だいたい私の感覚とも合っていました。
この本では営業利益推移と比較していますが、特別損益で純利益がぶれる会社も多いので迷うところです。特別損益があまり発生しない安定した会社を選べば問題ないんですが(笑)

本を読んで感じたことを、気になった法則と絡めながら、シリーズ化して書いてみたいと思います。

法則4 夢を熱く語れる社長の会社は、投資に値する
この法則は、法則3 社長の知名度と株価はある程度連動している法則9 急成長企業のカリスマ社長の強気発言はそのまま鵜呑みにしない、とも関連付けて考える必要があります。
私も含めて個人投資家でさえ掘り出し物の会社が見つかった時には、その会社の将来性について考えたり、投資仲間と語り合うとワクワクしてきて、経営者でもないのにその会社の将来性について熱く語ってしまうわけですから、経営者が自社について熱く語れないのは困ります(笑)
社長が会社説明会やインタビューなどで夢を熱く語り、それがブログやメディアなどを通じて多くの人に知られることで、会社を応援する人が増えたり、その夢や想いに共感して入社してくる人が増えて、会社の成長が加速していくと思います。
葬儀会社のティアなどはまさにこのタイプの会社です。名古屋の小さな葬儀会社からスタートし、2006年の名証セントレックス市場上場後もなかなか知名度が上がりませんでしたが、冨安社長の熱意が地道な講演活動やメディア、著書などを通じて徐々に広まり、業績も安定成長を続けて、今では東証1部上場企業となりました。東証1部上場も通過点であり、全国展開を目指して着実に関東圏での展開を進めています。

逆のパターンで痛い目にあったのが、同じく名証セントレックス市場上場で今では上場廃止になってしまったNowLoading(上場廃止時の社名は太陽商会)です。
2005年6月に上場し、7月に開催された名証IRエキスポに参加していて、中川哲也社長は将来展望などを熱く語っていました。セールスプロデュース事業を展開する会社なので、会場内でも他社のブースにトップセールスをするなど精力的に動き回っていました。
ベンチャーチャンネルというHPにインタビュー音声が残っているようです。
 株式会社NowLoading 中川哲也社長 インタビュー音声

名証IRエキスポで初めて知り、これは面白い会社だ!と思いすぐに投資しましたが、数年で投資額は1/10以下になってしまいました。語っていたことはほとんど実現できず、業績も悪化の一途を辿り、ついには粉飾決算に手を染めて上場廃止です。なので法則9と合わせて、有言実行なのかある程度時間をかけて慎重に判断する必要があります
ティアは1年後の2006年6月に名証セントレックス市場上場なんですが、同じく名証IRエキスポに参加していたので、冨安社長の講演も聞きましたが、今回は騙されないぞ〜!同じ失敗はしないぞ!と1年間は投資を見送り、きちんと実績もあげられたのか慎重に調査したのは有名な話です(笑)
NowLoadingの経験から私は新たな法則を生み出しました。それは、
リクルートやベンチャー・リンク出身の社長の話は、半値八掛け五割引で聞け です(笑)
こういった会社の出身社長はたくさんいますが、その多くはとても有能で、美しい夢のあるプレゼン資料を作り、情熱を持って聴衆に語りかけます。すぐにでも投資しなければ!と感じますが、その夢や計画がどの程度実現できるかは、誰にも(たぶん社長自身にも^_^;)分かりません。
私は中小型の割安成長株に投資することが多いので、それ以降は社長の経歴もきちんと確認するようになりました。

リクルート出身の社長がすべて悪いわけではないですが、プレゼンが上手い社長ほど慎重に判断する必要があります。話を聞くだけですでにバイアスがかかってしまっている可能性が高いので、良い点にしか目が行っていないかもしれないので、時間を置いて冷静に判断することが大事です。
儲かる会社、つぶれる会社の法則からは多くの触発を受けたので、シリーズ化して私が感じたことを書いてみたいと思っています。続編もお楽しみに!
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2015年11月04日

投資で一番大切な20の教え

投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識 ハワード・マークス を読みました。
      
株式市場が過熱した時や、暴落して恐怖に震えている時など、折に触れて読み返したい本ですね!
この本も以前に読んだ記憶がありますが、その時はそれほど印象に残りませんでした。著者のハワード・マークス氏が債券運用中心で株式投資ではないことや、私の投資手法や考えと異なる部分もあったので、強い感銘を残さなかったのかもしれません。
v-com2さんがブログで推薦していたので再度読み返してみようと思い、図書館で予約待ちしてやっと読むことができました。
長年に渡って投資を続けていくために大切なことがたくさん書いてあるので、忘れない様に現時点での私の考えも付け加えながら、感想をまとめてみたいと思います。

この本は、ハワード・マークス氏が長年にわたり顧客に送り続けてきたレターを元に、成功するための投資哲学を20項目にまとめたものです。株式投資本で言えば、バフェットからの手紙のような位置付けです。
1.二次的思考をめぐらす
2.市場の効率性(とその限界)を理解する
3.バリュー投資を行う
4.価格と価値の関係性に目を向ける
5.リスクを理解する
6.リスクを認識する
7.リスクをコントロールする
8.サイクルに注意を向ける
9.振り子を意識する
10.心理的要因の悪影響をかわす
11.逆張りをする
12.掘り出し物を見つける
13.我慢強くチャンスを待つ
14.無知を知る
15.今どこにいるのかを感じとる
16.運の影響力を認識する
17.ディフェンシブに投資する
18.落とし穴を避ける
19.付加価値を生み出す
20.すべての極意をまとめて実践する


1.二次的思考をめぐらす
インデックス投資などで得られるマーケットリターンではなく、市場に勝つことが成功する投資の定義だが、そのためには幸運と優れた洞察力のどちらかが必要になる。
運任せではなく洞察力を高めるためには二次的な思考が欠かせない。
一次的思考は単純で底が浅く誰にでもできる考え方で、「この企業は減益になると思うから売りだ」というのが一次的思考、「この企業の減益幅はコンセンサス(多くの人の予想値)より小さいと思う。予想よりも良い業績が発表されそうだから買いだ」というのが二次的思考

一次的思考は大多数の人が考えることなので、一次的思考に留まっていては投資で成功することは困難です。あるニュースに対して大多数の人はどう判断するだろうか?その判断は本当に正しいのだろうか?と考えを深めていくことが大事だと思います。多数派の判断がほぼ正しいと考えられるなら、そこには投資チャンスはあまりないので見送り、多数派の判断が間違っていると考えられる場合には投資チャンスの可能性があるので、より多面的に分析・思考を深めることで、機会をものにできることになります。
二次的思考の結果は多数派の意見と異なるので、居心地も悪いでしょうし、信念を貫くには強い意志も必要ですが、常日頃から「本当にそうだろうか?」と疑問を持つことが大事だと思います。
常に疑問を持ち、自分の考えを深めていくことが二次的思考のトレーニングになり、投資の成功にもつながっていくと思います。

2.市場の効率性(とその限界)を理解する
効率的市場仮説によれば、インサイダー情報でさえも迅速に価格に反映されるので、市場に勝つことはできないことになる。市場が情報を迅速に価格に反映するというのはその通りだと思うが、織り込んだ結果の価格が、あるいはその見方自体が常に正しいとは限らない。効率的市場の価格がすでにコンセンサスを織り込んでいるのだとすれば、コンセンサスと同じ見方をする者は平均的なリターンしか得られない公算が大きい。市場に勝つには、コンセンサスとは異なる独自の見方(二次的思考)をしなければならない。
価格の誤りは日常的に起こるものではないので、市場に勝つことは難しいというのはその通りだと思うし、実際に理論に近い効率的な資産も存在し、以下のような特徴があります。
(1)広く認識されており、多くの者がその動向を追っている
(2)社会的に認められており、物議をかもしたり、タブー視されていない
(3)投資することのメリットが、表面的にであっても明確で分かりやすい
(4)クラス全体と構成要素に関する情報が広く公平に流れている

株式市場で言えば、多くのアナリストがフォローしている大型株は適正な株価が付いている可能性が高くなります。一方で機関投資家の投資対象にならないような小型株や不祥事を起こした会社などは、適正ではない株価に放置されている可能性があります。我々個人投資家は、そういった非効率が多く残っていそうな場所を活動場所とすることで、お値打ちな掘り出し物を見つけて市場平均に勝つチャンスが高まると思います。
一方でそういった非効率な市場では個々人のスキルの差も大きく影響するので、掘り出し物に見えるゴミを掴まされる可能性もあります。掘り出し物が放置されているのはなぜか?十分に吟味する必要がありますし、優れた洞察力を磨くことも大事になります。
私が投資しているティアの場合、葬儀ビジネスを展開している小型株だったので、上記の(1)と(2)に該当し割安に放置されていました。買い始めた頃は周りに薦めても、どうして葬儀会社なんかに投資しないといけないんだ!縁起でもない!と言われて、取り合ってもらえませんでした。
そういったコンセンサス(多数派意見)に流されず、自分を信じ続けることも大切です。

3.バリュー投資を行う
投資で確実に成功するには、まず最初に本質的価値を正確に推計することが不可欠だ。さもなければ、投資家として成功し続けるという夢は、夢のままで終わってしまう。
株式投資のアプローチとしては、その株式の本質的価値を推計し、そこから株価が乖離した時に売買する方法と、株価動向の見通しのみに基づいて投資の判断を下す2通りがある。ランダムウォーク仮説が登場してから、テクニカル分析は衰退したと書いてありますが、短期的には株価はテクニカル要因でも動くので、まだ有用性はあると思いますし、長期投資でもテクニカル要因での変動を利用できると思います。下記の記事にも書いてみました。
 テクニカル投資は有効?
企業の本質的価値を重視するファンダメンタルズ投資も、現在の本質的価値に対する割安さを重視するバリュー投資と、将来の本質的価値の成長を重視するグロース投資に分かれて、著者はバリュー投資を推奨しています。
著者の考えに近いのは、日本ではかぶ1000さんだと思います。
私はグロース投資の比重が高いですが、割安さも重視するというスタンスです。
どちらにしても、本質的価値を見抜くスキルを高めていくことが大事ですし、株価がすぐに本質的価値に戻るわけではないので、忍耐強くその考えを持ち続けることも大事になります。
現時点の本質的価値を見極めるより将来の価値を見極める方が難易度が高いので、グロース投資の方が見込み違いになる可能性が高まり、勝率は低くなります。その分見込み通りに成長した場合、バリュー投資と比べてリターンは大きくなりますし、満足度も高くなります。
私は割安成長株投資を極めていきたいと思っていますが、かぶ1000さんのようなバリュー投資の視点も取り入れていきたいと思っています。

4.価格と価値の関係性に目を向ける
投資は「良いものを買う」ことではなく、「ものをうまく買う」ことで成功する、というのはその通りです。
ほとんどの資産は本質的価値を大幅に下回る価格で買えば良い投資になるので、価値と価格が大事になります。お値打ちな価格で買うことが一番重要です。
資産を本質的価値を下回る価格で買うのが最も信頼性が高い、と言うのもその通りだと思いますが、私は将来多くの人が良い会社だと評価してくれそうな会社(本質的価値が高まる会社)を、まだ小型株のうちにお値打ち価格で買うというのが大好きです。私の予測通りに成長しない会社もありますが、予想通りに成長する会社が数社あれば、十分大きなリターンが得られると考えています。
見極めの精度を高めるとともに、期待通りの成長は難しそうだと判断したら損切りすることを徹底できれば、もっと投資効率が上がると思いますが(笑)

まずはさわりの部分をご紹介しましたが、投資で長期的に成功するために必要な考え方がまとめられた本なので、折に触れて読み返すことをお薦めします。
私の現時点での考えを織り込みながら、続編もまとめてみたいと思っています。後編できました!
 投資で一番大切な20の教え 後編
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2015年11月03日

本当に億儲けた130人の投資家

本当に億儲けた130人の投資家がやっている究極の思考術をざっと読んできました。
130人の1億円以上儲けた個人投資家へのアンケート調査結果と、そのうちの14人の個人投資家へのインタビュー記事で構成されています。
   
130人のうち1/3は親からの相続と預貯金で資産を築いたそうで、これは自力で儲けたと言えるのか疑問ですね。預貯金のみで1億円貯めたということは、医師や弁護士などの高収入が必要であり、アンケート結果もあまり役に立たない気がします。
相続や預貯金で資産を築いた1/3と残り2/3のアンケート結果の違いなどの分析があれば、もっと興味深かったかもしれません。さらにその2/3も投資家タイプとトレーダータイプに分けられると思うので、そういった属性別のアンケート結果もあれば、より使える気がします。
投資家とトレーダーでは求められる資質も異なるので、全体とは別に属性タイプ別のアンケート結果があった方が、比較分析できてより興味深い本になったと思います。

配偶者についてのアンケートも載っていて、相手に求めることで金銭感覚が近いことを重視しているのも、確かにそうなんだろうな〜と思います。家庭が安定していることも成功につながりやすいというのもその通りなんでしょうね。
金銭感覚が近ければ、それ以外の部分では違いがある方が好ましいという結果も面白かったです。
お互いの興味関心が違っていたり、性格の違いが大きい方が家庭が安定しそうですね。
特に専業投資家だと家にいることも多いですし(笑)

インタビュー記事が掲載されている14人の中に、投資家タイプ中心に何人も知っている人が登場しているのもなんか嬉しいですね!
知り合いなのは今亀庵さん、かぶ1000さん、DAIBOUCHOUさん、御発注さんなどでwww9945さんもお見かけしたことがありますが、皆さんあまり似顔絵は似ていないような気が。トレーダーさんは似ている気がするのに、投資家タイプが似ていないのは、似すぎない様に注文があったのかもしれません(笑)
その中でも、かぶ1000さんのスーツ姿は衝撃的 でした!
ミラノ仕込みのスーツ姿でビシッと決めたい!というリクエストがあったんでしょうか?
それぞれの投資に対する考え方や銘柄選定基準などが分かり、役に立つインタビュー記事だと思います。
インタビューに登場しているのはバリュー系の中長期投資派が多いように感じました。
バリュー投資と言っても資産バリューなのはかぶ1000さんくらいで、残りは利益面から見た割安度を重視している人が多くて、割安成長株に投資している人が多い印象でした。
私も割安成長株に集中投資していますし、節約も大好きなので共感できる部分が多かったです。
中長期スタンスで資産を増やすなら、割安成長株に投資するのがベターなんじゃないかと思っています。

ダル♪さんの記事の中に、パーキンソンの法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する が紹介されていました。
こんな法則があるとはまったく知りませんでしたが、私の周りの成功している個人投資家を思い浮かべてみると、パーキンソンの法則はあまり当てはまらないようです。

支出の額は増えているが、それ以上に収入の額が増え続けているという豪快な人が約1名(笑)
支出の額は変わらないが、収入の額が増え続けている、というタイプが多数派を占めていて、一部には
支出の額は減っているが、収入の額が増え続けている、という人もいると思います。
収入が増えてより多くの株主優待銘柄を保有できるようになると、優待使用で食費やレジャー費、交際費などを減らすことができるので、資産を増やしながら実質的な支出の額を減らすことも可能だと思います。
この分野を極めているのが御発注さんなんでしょうね。

色々人が登場していてなかなか面白いインタビュー記事だったので、皆さんも一読することをお薦めします。
御発注さんにも名古屋のゲーム会で講演をしてほしいと思っているんですが、自腹での参加となるので御発注さんに来ていただくのはタフな交渉になりそうですよね〜
交通費を払ってでも名古屋へ講演に行きたい!と感じてもらえるような何かを見つけないとねぇ^_^;
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ペッパーフードサービスは大丈夫か?

いきなり!ステーキを大量出店中のペッパーフードサービスですが、10月30日に発表した第3四半期決算が予想外に悪い数字で、今日は売られています
ペッパーフードサービス
12月には株主優待の権利があるので株価は持ち直すのかもしれませんが、以前からペッパーフードは「この会社ホントに大丈夫かな〜」と感じさせる会社ですよね^_^;

3Q決算を見ると、前年同期と比べて売上は90%増と倍増ペースで、流石いきなり!ステーキ効果が出ているな〜という感じですが、営業利益は3%減とほぼ横ばいで、投資家の期待を大きく裏切りました
いきなり!ステーキ大量出店に伴う先行投資負担が重いのか、円安で輸入牛肉を中心とした原価アップが影響しているのか、いきなり!ステーキを大量出店しすぎて自社競合が発生しているのか、要因はよく分かりませんが、こんなに利益が伸びないのは不思議です。
ペッパーフードサービス
四半期毎の業績推移を見ると、2014年までは売上以上に営業利益が伸びていて、利益率も少しずつ向上していました。
それが2015年に入ると一変して、四半期で1億円ほどの営業利益しか上げられなくなりました。
出店を加速しているのかと思いきや、2014年と比べて出店ペースが上がっているわけでもないようです。
通期計画は据置いていますが、3Q時点の進捗率は売上74%、営業利益44%、経常利益45%、純利益39%であり、売上は順調に推移しているものの利益はこのままでは未達の可能性が高そうです。
大量出店経費が利益を圧迫しているのが原因なら4Qは出店を凍結すれば良いわけですが、11月も6店舗出店するなど鼻息は荒いようです。
売上の進捗が高いので、出店を止めても売上は達成できるでしょうし、利益も回復して通期計画を達成できるかもしれません。しかしそんな気は毛頭ないようで、これからもガンガン出店していくようです。
利益は後回しで大量出店していった外食ブランドというと東京チカラめしが思い出されるわけですが、年を追うごとにイメージがダブってくるようになりました。
いきなり!大量閉店!とかならなければいいんですが

2014年以降のレストラン部門(いきなり!ステーキが含まれています)の既存店売上と全店売上、店舗数推移を比較してみます。左軸は既存店売上前年同月比%と店舗数、右軸は全店売上前年同月比%
ペッパーフードサービス
店舗数推移を見ると、2014年11月頃からいきなり!ステーキの出店ペースが加速していますが、ならせばそれほど大きな変動はありません。
2014年12月頃までは既存店売上も少しづつ伸びている感じですが、2015年以降は明らかに減速していて、3月以降は90%を下回っています。新規出店を続けているので全店売上は伸びていますが、既存店はブームが去って厳しい状態になっています。オープン当時のブームが去り、近くにいきなり!ステーキの店舗も増えて、1店舗当たりの売上が低下しているのではないかと思います。
全店売上の伸び率も、2014年11月をピークに下落傾向が鮮明になっています。
既存店が苦戦しているうえに、新店をオープンしても2014年ほどオープン時に売上が稼げなくなっているのではないかと思います。
新規出店ペースは変わっていないので、全店売上はもう少し伸びても良いと思うんですが、分母が徐々に大きくなってくるので伸び率が低めになるのかもしれません。
ただやはり一番気になるのは既存店売上が落ちていることです。
既存店が厳しいから新規出店で稼ぐ!というのは破綻につながるビジネスモデルなので心配です。
既存店がこんなに落ちているなら、新規出店は一時凍結してでも既存店の立て直しに取り組む必要があると思うんですが、経営陣にそんな考えはないようです。
東京チカラめしも自社競合を無視して新規出店を継続し、結局は1店舗当たりの売上が落ちて閉店をすることになってしまいました。いつか来た道をいきなり!ステーキも進んでいる感じがします。

東京チカラめしは焼き牛丼がメインでしたが、当初は肉を焼くのに時間がかかり、オペレーションに問題を抱えていました。調理機器を改善するなどしてオペレーションの改善を図りましたが、次は米などの原価が想定以上に上がって利益が出なくなっていきました。
いきなり!ステーキはステーキ専門店であり、店舗でステーキ肉の塊から顧客の要望するグラム数にカットして、その場で焼いて提供します。東京チカラめしよりは職人技が必要な感じがします。
いきなり!ステーキ1号店のオープン時には、一瀬邦夫社長自らキッチンに立って肉をカットしていましたが、お客さんの目の前でグラム通りにカットするのは少し難しそうな気がします。
大量出店を支える人材をどのように育成しているのかよく分かりませんが、既存店から新規オープンしたお店にできる人を次々と送り込んでいくことで、既存店の人材の質が低下して、それが既存店売上の低迷につながっている面もあるのではないかと危惧しています。
今期の業績は達成できるのか?今後いきなり!ステーキがどう推移していくのか、とても興味深いですね。

ペッパーフードサービスに興味を感じたのはいきなり!ステーキの影響もありますが、2014年8月にマイルストーン・キャピタル・マネジメントに新株予約権を割当て資金調達すると発表したからです。下記の記事にまとめています。
 マイルストーン・キャピタル・マネジメント5
マイルストーンが新株予約権を使ったノーリスク増資を引受けた会社は、会社側も協力して好材料を連発し株価が盛り上がることが多いので、ペッパーも優待改善などを発表して株価を上げてくると予想していました。株価が上がってマイルストーンの行使が進めば、マイルストーンも儲かるしペッパーも返済する必要がない資金を手に入れられるので、両社の利益は一致しています。
ペッパーフードの場合はよほどいきなり!ステーキに自信があったのか、特に株価対策の様なものはしなかったようです。
ペッパーフードサービス
8月29日から新株予約権が行使可能になりましたが、行使日に向けて少し盛り上がったものの、その後は株価・出来高ともに低迷し、行使価格より下での推移が続きました。こんな株価ではマイルストーンの行使が進むはずもなく、新株予約権の対象株数31.4万株のうち2015年6月11日時点で21.1万株が行使されずに残っていました。
そこで業を煮やしたペッパーは、6月11日に禁断のアメとムチを用意しました(笑)
禁断のアメは、6月末での3分割発表と株主優待制度のグレードアップです。
ムチは、マイルストーンに対して7月9日までに新株予約権を行使しないと発行価格で買い取るぞ!というものです。マイルストーンにとっては発行価格で買い取ってもらうわけですから損するわけでもないので、ムチではないか(笑)
このプレスリリースでは、
当社は、「いきなり!ステーキ」及び「牛たん仙台なとり」の各業態における新規出店費用に伴う資金調達として本新株予約権を発行いたしましたが、その後、当社株価が本新株予約権の行使価額を下回る水準となっておりました。そこで、当初の想定である資金需要が必ずしも期待できない状況について、当社は未行使となっている本新株予約権に代わる資金調達を銀行借入によって行ってきました。また、新規開店及び既存店の店舗売上も好調に推移したこと、金融機関からの継続的な資金調達も行える見込みとなっていることから、必ずしも本新株予約権の行使による払込みを必要としないと判断した
新株予約権発行時のプレスリリースでは銀行借入は困難なのでマイルストーンに頼るしかない!と書いていたのに、銀行借り入れしてるじゃないですか!
それなら最初からこんなもん発行するなよ!と言いたいですね
6月の既存店売上は80%を割っているのに好調に推移って本当なんですか???
ペッパーからの禁断のアメをもらい株価が上がったところでマイルストーンはすべて売り抜けて、めでたしめでたしとなりました(その時買った株主以外はですが
マイルストーンが去った後にはぺんぺん草も生えない、と言われているので、この点からも今後のペッパーフードサービスの業績が心配ですね。

たらればですが、去年の11月くらいに株主優待グレードアップを発表していたらもっと早く資金調達できましたよね!あまりにもマイルストーン様向けの株価対策が見え見えなので1年待ったのかな?
まあ昨年の11月頃に全額資金調達できていたら、今以上にいきなり!ステーキの出店を加速していたと思うので、それはそれで危なかったかも(笑)
既存店売上の落ち込みがもっと悪くなっている可能性が高そうだし
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2015年11月02日

キャッシュフローゲーム会

今日は、毎月開催している名古屋キャッシュフローゲーム会の会場予約に行ってきました。
11月に入って急に寒くなり、今日は氷雨という感じの天気だったので、自転車は諦めて地下鉄で会場に向かいました。帰りは運動も兼ねて30分ほど歩いて帰宅しました。
今月のゲーム会は今週末の11月7日(土)に開催します。
 名古屋キャッシュフローゲーム会11月7日(土)

毎月月初に2ヵ月先の予約会が開かれるので、今回は2016年1月分の部屋を抽選で予約しますが、1月の第1土曜日は1月2日で休館なので、9日(土)の予約を狙っていました。
中村生涯学習センターの予約方法は、受付順にくじを引いて、その番号順に希望する日時・部屋を予約していきます。1日が午前、午後、夜間と3つの時間帯に分けられています。
ゲーム会は第1土曜日か第2土曜日の午後・夜間で開催していますが、rikaさんのお陰で参加者が増えたので、最近はずっと一番広い視聴覚室を予約しています。
視聴覚室は利用料金が高いので以前は予約を取りやすかったんですが、最近は競合することが増えてきて、くじ運が悪いと希望する日に取れないこともあります。今回は真ん中くらいの24番目だったので、大丈夫かな〜と思っていましたが、9日は取れませんでした^_^;
2016年最初のキャッシュフローゲーム会は1月16日(土)に開催することになりました!

リーマンショックの傷がまだ癒えていない2009年7月から装いも新たに名古屋キャッシュフローゲーム会をスタートしましたが、参加者15人前後のボックス圏の動きが長く続きました。
rikaさんに参加いただくようになり、ボックスの上限30人を突破し新高値を更新してからは、ダイヤモンドZAiでも紹介されるなどして順調に申込みが増えています。
キャッシュフローゲーム
最近長大陰線が多いのは、募集開始するとすぐに申込みが殺到するので早めに申し込みしておかないと!という感じで、申込む時期が開催日の1ヵ月前くらいになっています。15人前後だった頃は、慌てて申込まなくても^_^;という感じで、開催日の1週間前頃から申込みが増えていました。予定が固まってから申し込んでいるのでキャンセルも少ないですが、今は1ヵ月前に申込むので仕事が入ったり用事ができたりしてキャンセルする人が増え、上記のような長大陰線になっています(笑)

私たちのキャッシュフローゲーム会は、午後はキャッシュフローゲーム会、夕方からは株式投資の勉強会というスタイルですが、参加者が増えたことで勉強会の内容も充実しバラエティに富んできました。
以前はほぼ私1人で講師役を務めていましたが、今では周りの投資仲間の皆さんに講師を務めて頂いたり、著名な個人投資家の方をお迎えして講演会を開催したりしています。
今年は、5月に夕凪さん、7月にDAIBOUCHOUさん、10月にはv-com2さんに来ていただいて講演会を開催しました。講演代はおろか交通費や宿泊費も出ないという無茶なお願いにも関わらず、快く講師役を引受けていただいている皆さんに本当に感謝しています。
 夕凪さん ダントツ投資研究所
 DAIBOUCHOUさんツイッター
 v-com2さん 21世紀投資


上場企業の経営者やIR担当の方をお迎えして会社説明会も開催するようになり、VTホールディングスさんが2回、ジーフットさんも2回、モリトさん、サンセイランディックさんに来ていただきました
個人投資家が主催する勉強会に、上場企業のトップ自ら参加いただいて本当に感謝しています。
今後も、ビジネスモデルに特徴があって中長期的な成長が期待できるのに、株式市場で十分に評価されていない会社に来ていただいて、中長期的な株主を増やすお手伝いをしたいと思っていますし、機関投資家の目線から見たセミナーなども開催したいな〜と思っています。
これからも投資について気軽に語り合ったり学べる場所として、大切に育てていきたいと思っています。
今後の開催予定は12月12日(土)、2016年1月16日(土)ですので、遊びに来てくださいね!
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2015年10月の資産増減

激動の8月、9月を何とか生き延び(笑)、アノマリーでは厳しい結果も予想された10月をなんとかプラスで終えることができました。
2015年10月末の資産額は前月と比べて4%ほどのプラスとなりました。

2015年は1月、2月と2ヵ月連続でマイナススタートとなり、2014年に続いて厳しい年になりそうだな〜と思いましたが、その後は順調に資産が増加し、4月以降は連続で過去最高を更新していました。
7月初めのチャイナショックにはびっくりしましたが、株価急落後の戻りも早く、7月末時点では4ヵ月連続で過去最高更新となりました。7月はマイナスも覚悟していただけに、予想外のプラスには驚きました。
しかしここが資産のピークで、8月・9月は連続して5%前後のマイナスに沈み、資産額は6月末頃まで後退してしまいました。
10月はなんとかプラスで終えることができたので、8月末の資産近くまで回復してきました。

私は長期投資でほとんど銘柄の入替もしませんし、株価が少々上下しても売買するわけでもないので、あまり月々の資産額の変動は気にしていません。
長期投資でかつ集中投資なので、資産額は投資先企業の株価次第になります。すぐに売る気もないので資産額を気にしてもしょうがないですが、それでも増えた方が嬉しいですよね。
7月までは若干銘柄の入れ替えをしていたので売買もありましたが、8月以降は売買もしていません。
正確には、いつもフルポジションなので株価が下落しても買い余力がありません
8月、9月に買い出動していたらもう少し回復ペースも早まったんでしょうね。でも暴落に備えてキャッシュを残しておくのはもったいないというのが基本的な考え方です。
周りの投資家仲間は、流動性の高い大型株をキャッシュ代わりに使っていて、暴落時には流動性が高くてそれほど下がらない大型株を売って、大きく下落した小型株に入れ替えています。これは上手な運用方法だな〜といつも感心しているので、見習いたいと思うんですが、どうも大型株には食指が動きません(笑)

現状の主力株は、アルファベット順(笑)にジーフット、ティア、VTホールディングスの3社です。
ここ5〜6年はティアとVTホールディングスがメインでしたが、夏以降ジーフットも追い上げてきました。
優待銘柄など100銘柄以上持っていますが、資産額はこの上位3社の業績&株価次第です。
7月末の株価を基準として7月以降の株価推移をみると下記の通りです。
 ジーフット 8月末 ▲9.5%、9月 ▲11.3%、10月 +4.1%
 ティア 8月末 ▲4.5%、9月 ▲13.5%、10月 ▲15.1%
 VTホールディングス 8月末 ▲4.0%、9月 ▲6.4%、10月 ▲2.3%
 TOPIX 8月末 ▲7.4%、9月 ▲15.0%、10月 ▲6.1%


10月に東証1部上場が発表されたジーフットががんばってくれていますし、9月と比較するとVTホールディングスも幾分回復しています。VTホールディングスはボラティリティが高い銘柄というイメージでしたが、最近は安定した値動きが続いています。機関投資家の保有割合が増えた影響でしょうか?
一方でティアは9月以降厳しい展開が続いています。
先ほど葬儀業界の分析記事をアップしましたが、ティアの業績は好調に推移している予想しているので、今月の決算発表とともに株価も持ち直してほしいものです。
 葬儀業界分析〜こころネット下方修正
ティアはいつも保守的な予想数字を発表するので、来期予想に過度な期待は禁物ですが(笑)

今月は11月10日に東証1部に上場するジーフットの値動きにも注目ですね。
 ジーフット東証1部上場決定!
11月9日の引け後にはティアとVTホールディングスの決算発表もあるので、11月10日は朝からワクワクドキドキです!
3社の株価がどう反応するのか!?私にとってはメジャーSQ並みの注目の1日ですね(笑)
VTホールディングスは10月30日に業績の上方修正を発表済みで、ブログにも記事をアップしています。
 VTホールディングス上方修正

今年も残すところ2ヵ月となりましたが、例年11月下旬くらいから春頃まで株価は堅調に推移しています。
11月、12月と資産が順調に増えて、過去最高を更新して2016年を迎えたいものですね。
投資先企業の業績が好調に推移して、大型のM&Aなども決まることを期待しています!
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2015年11月01日

葬儀業界分析〜こころネット下方修正

10月30日にこころネット(6060)が2Qと通期業績を下方修正しました!
同じ葬儀業界のティア(2485)が主力投資先なので、葬儀業界の上場企業を分析してみます。
葬祭ビジネスを行っている会社は5社上場していますが、ビジネスモデルは各社様々で、互助会組織でブライダルも手掛けている会社が3社、葬儀専業が2社となっています。
こころネットは葬儀、婚礼に加えて墓石の販売、生花販売なども行っています。
今回下方修正した要因は、ブライダル事業で競合他社に負けたこと、婚礼も小規模化が進んでいること、墓石建立需要の停滞が予想以上だったことを挙げています。
特に利益面では下期の下方修正幅が大きくなっているので、事業環境はより厳しくなっているようです。
まずは最近4年間の四半期ごとの売上推移を見てみます。
葬儀業界
こころネットは2012年4月25日にジャスダックに上場しましたが、翌年の2013年は売上が伸びたものの2014年は減収、そして今期も減収見込みになってしまいました。上場後M&Aも行っており、2013年4月1日には郡山グランドホテル、2015年7月1日には牛久葬儀社がグループに加わっています。小粒とはいえM&Aをしているんですから普通なら売上は伸びていくはずなんですが^_^;
葬儀部門は冬が繁忙期なので、4Qの売上がもう少し伸びても良さそうですが、雪の影響で墓石販売が落ち込んだり、婚礼も冬場は厳しいので4Q売上が少ないようです。3Qにがんばらないと厳しいですね。
葬儀業界
営業利益の推移を見ると、上場以降減益が続いています
四半期毎の変動も大きくて、1Qのブライダルと墓石販売、3Qの葬儀で利益を稼いでいるんじゃないかと思います。今期は1Qで思う様に稼げなかったのが痛いですね。上場以降ずっと営業減益では、上場ゴールの会社と言われても反論できません。
こころネットは葬儀関連上場企業の中でも割安だ!ということで一部では人気があるようですが、私はビジネスモデルに欠点を抱えていると思うので、一貫して投資対象外と考えています。
葬儀業界に投資するならティアで良いでしょうという判断です(笑)

葬儀業界上場企業5社の売上をセグメント別に見てみます。2014年4月〜2015年3月の1年間の数値
葬儀業界
燦ホールディングは仏壇販売なども行っていますが、セグメント別に開示されていないので葬儀専業としています。
ティアと燦HDが葬儀専業で、残り3社は互助会組織の葬儀会社です。婚礼、葬儀、介護と事業の幅を広げています。こころネットは墓石の販売や生花販売も行っています。
燦ホールディングが他社の倍近い売上ですが、墓石を除けば4社は100億円前後で横並びです。
平安レイサービスは葬儀の割合が高いですが、残り2社はブライダルもそこそこ比重が高くなっています。
互助会系のブライダルは各社とも苦戦していて、業績の足を引っ張っています。ノバレーゼやIKK、エスクリなどブライダル専業会社が出店を加速していて、兼業の互助会では競争にならない感じです。
イトーヨーカ堂などのGMSがユニクロなどの専門店(カテゴリーキラー)に負けたように、誕生から墓場まですべてを扱う互助会は、ブライダルや葬儀の専業会社と競争していくのは厳しいと思います。
ティアは葬儀売上だけで見ると、上場企業の中で2位まで上がってきたんですね。
燦HDの背中はまだ遠いですが、着実に全国展開を進めてトップを目指してほしいです!

続いて営業利益の比較です。セグメント利益から本社費を売上按分して、営業利益ベースにしています。
葬儀業界
5社とも利益の稼ぎ頭は葬祭事業ということがよく分かります。
平安レイやサンライフの利益率の高さは素晴らしいですが、両社とも関東で事業展開しているので葬儀単価が高いなどの利点があるのだと思います。料理なども含めて内製化を徹底していることも利益率が高い要因です。この点でティアには今後利益率を高めていく余地があると思っています。
売上と比較するとこころネットの利益率の低さが際立ちます。他社と比べても葬儀部門の利益率が低くなっています。ここにビジネスモデルの欠点があるんですよね。
今月前半に5社とも決算が揃うので、また比較分析してみたいと思います。

名古屋市の死亡者数推移を見ると、7−9月合計で前年同期比5.3%増えています。
葬儀業界
ティアの業績は3Qまで順調に推移していますが、上方修正はしていないので4Qは前年同期を下回ることになっています。4Qに大きな先行投資があるようにも思えないので、計画を上回って着地するんじゃないかと期待しています。
決算発表は11月9日の予定ですが、その前に上方修正などあると良いですね!
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posted by アイル at 22:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テクニカル投資は有効?

シニア向けのテクニカル投資法MM法を開発した増田正美さんの著書2冊を読みました。
1日10分間科学的「株」投資法
定年後の株、小さく儲け続ける必勝法―進化するMM法を公開

アイルさんがテクニカル投資に転向??? というわけではありません(笑)
       
1日10分間科学的「株」投資法は、40歳からの1日10分間科学的「株」投資法 を加筆、改筆した本なので、ほぼ同じ内容だと思います。
今月のキャッシュフローゲーム会ではyorozuno師匠が短期トレードについて講義してくれます が、その予習として増田正美さんの本を読んだ方が良いということで、図書館で借りてきました。
主催者として予習しておくことは大事ですよね!

とはいえ、いきなりファンダメンタルズ投資や中長期投資ではプロ投資家に勝つことは無理で、証券会社に騙されて損するのがおち、と私の投資法を全否定されて落ち込みます(笑)
並行して読んでいる「投資で一番大切な20の教え」では、テクニカル分析はランダムウォーク仮説によりまったく役に立たないことが明白になったという考えなので、立場や経験などにより投資手法は星の数ほどありますよね。自分なりの投資法を身に着けることが本当に大事だと思います。

シニア向けに書かれているので、今のシニア層は戦後馬車馬のようにがむしゃらに働いて日本経済を支えてきたのに、年金を減額されたり、健康保険の自己負担割合を引き上げられたり酷い扱いだ、自己防衛のためにも株式トレードで余裕資金を確保する必要がある。現状の年金では食べていくことくらいはできるが、余裕のある暮らしはできない、長年頑張ってきたんだからスポーツカーを買うくらいの余裕があっても当然だ!みたいな話が続き、シニア層以外からは反感を買いそうです
シニア層に不十分だと文句を言っている年金を支払うために、現役世代は多額の年金保険料や社会保険料を搾取され、十分に貯金もできないんですからねぇ
まあシニア向けには最高のマーケティングだと思いますが(笑)

2冊とも内容はほぼ同じなので、どれか1冊読めば十分だと思います。
定年後の株、小さく儲け続ける必勝法―進化するMM法を公開 の方が投資手法が詳しく書いてあるので参考になると思います。

テクニカル指標を組み合わせたMM法は、ボリンジャーバンド、RSI、DMI、MACDの4つのテクニカル分析を組み合わせたものですが、メインとなるのはボリンジャーバンドとローソク足のようです。
成功する確率が高い時だけトレードして、ストップロス(損切り)を徹底する、損は避けられないのでかすり傷程度にとどめて1勝4敗で利を伸ばすなど、この考え方を守れば利益は出せると思います。
難しいのは成功する確率が高い時だけトレードするでしょうね。値動きを見ているとついつい中途半端なところでポジションを取ってしまいそうです。
MM法の考え方についてもまとめられています。基本的に東証1部上場企業が投資対象になり、数十銘柄くらいに絞って株価の動きのクセなども理解するようにした方が良いそうです。
MM法の買い時の判断
ボリンジャーバンドでマイナス2シグマより下に終値が位置する
RSIが25以下
DMIのうち1日で算出したADX(DXになる)が75以上 底値圏での急落を意味する
MACDが低い位置で長短カーブがゴールデンクロスする直前の乖離最大点付近
上記4点を満たしたうえで、ローソク足がボトム足(直近の最安値)を付けること
ボトム足候補の翌日以降、ボトム足の高値を上抜いたことでボトム足確定と判断する
買い値はボトム足の高値、ストップロスはボトム足の安値に設定する


売り時の判断は逆になります。
ボリンジャーバンドで2シグマより上に終値が位置する
RSIが75以上
DMIのうち1日で算出したADX(DXになる)が75以上 高値圏での急騰を意味する
MACDが高い位置で長短カーブがデッドクロスする直前の乖離最大点付近
上記4点を満たしたうえで、ローソク足がトップ足(直近の最高値)を付けること
トップ足候補の翌日以降、トップ足の安値を下抜いたことでトップ足確定と判断する
売り値はトップ足の安値、ストップロスはトップ足の高値に設定する


これらの条件をすべて満たすケースは少ないので、DMIについては少し基準を緩めることもあるようです。
これは一つの例なので、こうした組み合わせをベースにそれぞれに合ったテクニカル手法を研究することが大事だそうです。
テクニカル指標を使ってスクリーニングすることもできるので、ボリンジャーバンドやRSIで条件に合う銘柄をリストアップし、その中からトレード対象を厳選していきます。
ボリンジャーバンドの幅が広い方が値幅が大きくなるので、トレード対象としては有利になります。
ボリンジャーバンドの幅は広がったり狭まったりしますが、銘柄ごとに特徴があったりもするので、この点からもトレード対象はある程度絞り込んだ方がやりやすそうです。
日本農薬
SBI証券のスクリーニングでRSI25以下で検索してみました。SBIのスクリーニングはテクニカル指標が少ないので、MM法では使いにくそうです。
PERも低い日本農薬で見てみると、もう少し下に突き抜けると買い対象になりそうな感じですね。
にわかテクニカル派なので参考になりませんが(笑)

株価の動きはランダムウォーク仮説がかなり当てはまると思いますが、それでも確率の高そうなトレードに厳選し、ストップロスを厳格に守って利を伸ばしていけば、儲かる可能性は高そうに感じます。
いつもフルポジションで割安成長株に長期投資していると普段はやることがないですし、株価急落時にも打つ手がありません。
長期投資とは別にトレーディング手法も身に付けておくと、様々な局面で柔軟に対応できそうですね。
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posted by アイル at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資姿勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする