2015年11月18日

儲かる会社、つぶれる会社の法則完結編

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
の感想文の今回こそ完結編!になると思います(笑)
   

法則45 元気な女性経営者が率いるベンチャーこそ狙い目
この法則は私の投資経験からするとちょっと微妙です、の続編です。
女性が創業者のトレンダーズ、ザッパラスは株価が低迷し、株主の期待を裏切る結果となっています。
今回は本の中でも言及されていたアイスタイルを取り上げてみます。
アイスタイルは @コスメという化粧品のクチコミサイト を運営しています。
競合他社の追随を許さないクチコミサイトなので、普通に経営すれば成長は続くはずなんですが、東南アジアに進出してみたり、自尊心を満たすためなのか豪華なオフィスビルに移転してみたり、わざと業績を悪化させているんじゃないかと不信感を感じるくらいです。
アイスタイル
その間にも毎年のようにストックオプションを発行していて、行使価格を下げるためにわざと業績を悪化させているんじゃないか?と勘繰りたくなるくらいでした。読書感想文2の法則16に続いてまた愚痴ってしまいました(笑)
株主の期待を裏切る業績発表が続き、上場以降株価も低迷が続いていました。
アイスタイル
2分割前の株価は1,000円から500円割れまで下げて、2年間ほど低迷していましたが、2015年に入ってからはグングン上がりだし、やっと本来の実力を発揮し始めた感じです。安値でしっかりとストックオプションを発行できた経営陣はウハウハでしょうね。本来ならもっと早くこの位の株価になるはずだったんですが、経営戦略の迷走で2年遅れになってしまいました。
アイスタイル
私も長らく含み損状態で塩漬けにしていましたが、11月4日に絶好調の1Q決算を発表して株価も飛び跳ねたので、我慢できずに売ってしまいました。ストップ高まで行くかと思ってストップ高で売り注文を出していたんですが、そこまでは行かずにじりじり下がりだしました!やっぱり跳ねるのは1日だけなのか〜と売り指値を下げたんですが、指値を下げてもそれ以上に株価が下がっていくので、どうにでもなれ〜と売ったら、大引けでは上がっていました。
そして翌日からは毎日のように上がっていき、昨日はストップ高まで付けるとは
売ってから700円近くも上がってるし^_^;ホント売りの判断は難しいですね〜
株の公式やMM法で、売りのタイミングをもっと勉強しないと!

法則46「白いウソ」をつくことは起業家の重要な資質である
「白いウソ」という言葉は初めて聞きました。藤野さんは、ベンチャー企業家は白いウソつきであるべきだと考えているそうです。「この事業が世界を変える」など周りの人を巻き込み、幸せにする大きなビジョンなどが白いウソのようです。会社が将来成長した姿を明確にイメージできて、それを実現できるという強い自信の表れが白いウソという形になるようです。
もちろん経営者は大きなビジョンを信じて断言することも大事ですが、中には「白いウソ」をついているうちに現実を無視してウソに固執してしまったり、ウソが増殖していって夢物語ばかり語りだす起業家もいるので、注意が必要です。「白いウソ」をついているカッコイイ自分に酔ってしまうような人ですね。
読書感想文1の法則4 夢を熱く語れる社長の会社は、投資に値する でも書いていますが、「白いウソ」なのか、非現実的な妄想なのか見分けないといけません。社長本人でさえ分からなくなっている場合もありそうなので、見極めは難しいんですけどね。実績で判断していくしかありませんが、次の法則でダメ出しされてしまうんですよねぇ^_^;

法則47 ベンチャー企業を評価する際、目標数字の達成はあまり関係ない
数字を粉飾したり、できもしないことをあたかもできるように言うのはダメだが、ベンチャー企業は業績予想を上回ることの方が少ないので、達成できたかどうかは問題ではないとの考えだそうです。
まだ事業基盤や顧客基盤がしっかりしていない状況では正確な目標を立てること自体が難しいからなのでしょうが、上場企業である以上目標は達成してほしいですし、学習してほしいですね。毎年、毎年高い目標を掲げては下方修正を繰り返している会社は信頼されませんからね。
未上場のベンチャー企業なら目標未達でも成長を続けていれば問題ないのかもしれませんが。

法則48 上場して行動が変わるベンチャーは「卵を産んで力尽きる鮭」になる
これは大事な法則ですね!上場した途端に力尽きる会社はけっこうありますからね
上場前には成長性の審査などもあるので、業績を伸ばそうと無理をすることもよくあります。社員が少ないなかで上場準備などに戦力を割かれるわけですから、上場した途端にその反動が出て業績が落ち込む可能性は高そうです。
さらに上場企業の社長と持ち上げられて満足してしまったり、社員も上場企業だ〜と気分が大きくなって無駄な経費を浪費したりすることも業績に悪影響を与えそうです。小さなベンチャー企業はかなり無理して上場してくることも多いので、力尽きていないか見極めることも大事そうですね。

法則49 上場の翌年は経営が悪化する2年目のジンクスがある
法則48で書いた理由で、上場の翌年は業績が悪くなるそうです。2年目のジンクスは、起きないように努力しなければ必ず起きます!とまで言い切っています。確かにアイスタイルもその通りでしたね。
起きる理由は、社長が上場準備に時間を取られて1〜2年後に向けた手を打てないからだそうですが、アイスタイルの場合は無理して1〜2年後に向けて打った戦略が失敗だったという要因だと思いますが(笑)
これは次の 法則50 東証2部上場企業は「東証1部に上がる1年前」が業績のピーク という現象も生み出します。東証1部はゴールという部分もあるので、燃え尽きたり満足感に浸ってしまうんでしょうね。
とはいえほとんどの経営者は、東証1部上場はゴールではなくスタートです!これからも株主の皆さまのご支援よろしくお願いします!と言うので、しっかり見極めることが大切ですね。
このルールはジャスダックから東証1部に上場する会社にも当てはまりそうです。

法則52 成功するベンチャーは仲間の結束力が強い
やっと最後の法則まで辿り付きましたが、この中に玉塚元一さんの言葉が載っているので、自分への戒めも含めて、この言葉で感想文を締めくくりたいと思います。
問題が起きた時、トラブルの相手、問題が起きた原因、自分自身や部下と正面から向き合うことが重要であり、向き合った瞬間に解決への道が開ける。問題が解決しないのは、誰かがそれを避けて向き合っていないから。過去には失敗したこともあるけれど、問題と向き合わなかったことは一度もない
儲かる会社、つぶれる会社の法則に触発されて、主な法則についての感想や関連して思い出した銘柄などについて書き始めたシリーズですが、やっと完結編を迎えることができました。
皆さんもこの本を読めば、今までの投資経験がたくさん思い出されるでしょうし、これからの投資判断に大きなプラスになると思います。このシリーズはあくまで私の感想なので、ぜひ皆さんもこの本を折に触れて読み返しながら、自分なりの法則を書き加えつつ株式投資を楽しんでほしいと思います。
 ブログランキング参加中 → にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ お役に立ったら応援お願いします!
皆さまの応援のおかげで、圏外から6位前後まで上がってきました
これからもクリック応援よろしくお願いします!
posted by アイル at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする