トライアルセット生活

2016年11月23日

グループリース2016年3Q決算分析2

グループリースの2016年第3四半期決算分析記事第二弾です!
前回の記事はこちら→ グループリース2016年3Q決算分析

前回はグループリースの紹介も兼ねてという感じでしたが、今回は売上高推移を分析してみます。
その前に過去5年間のグループリースの株価推移と業績の推移を比較してみます。
グループリースは上場来高値を更新していますが、ここ2年ほど業績も絶好調が続いているので、今後の成長期待も織り込み株価も高く評価されているんでしょうね!
2015年までは実績値ですが、2016年業績はあくまでアイル予想(笑)なのでご注意ください。
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GLの株価推移で比較してみても、利益と株価は長期的にはきれいに連動していることが分かります。
GLの業績は2014年4Qから顕著に伸び始めましたが、GL株価はその結果が明らかになってきた2015年2月くらいから上昇トレンドに転換しています。それでも新高値ブレイクには至らず跳ね返されたようですが、新高値ブレイクしてからはきれいに上昇していますね!
今後とも株価に負けない様に、成長を続けていってほしいと思っています。

さて本題のグループリースの売上分析ですが、国別に積み上げてみると下記の通りです。
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4Q以降に備えてミャンマーの枠も用意しておきましたっ!(笑)
前回の記事にも書きましたが、祖業であるタイでのオートバイリースの売上は低下傾向が続いていますが、カンボジアなどの新規進出先の売上が順調に積み上がり、連結売上高は好調に推移しています。
グループリースはタイでバイクの割賦販売を行ってきた会社ですが、タイでは政変や大洪水などにより景気が低迷し、貸倒れが増加しました。
割賦販売事業は貸倒率が一定であれば、融資残高が増えるに連れて売上も積み上がっていきますストックビジネス的な側面もありますが、リース期間が30ヵ月程度なので満期を迎えるとその分の売上はなくなります
事業開始から2年半は基本的に融資残高が積み上がり売上も増加していきますが、2年半以降は順次満期を迎える契約が出てくるので、満期分以上に新規顧客を開拓するか、満期を迎えた優良顧客に新たな商品を買って頂かないと売上が減ってしまいます。
進出先の国々には潜在的な新規顧客はたくさんいるでしょうし、太陽光パネルや家電製品など新たな販売商品も多数あるので、当面は心配ないと思いますが(笑)
それより注意する必要があるのが貸倒率です!
タイでは景気低迷による貸倒れの増加で、2013年以降売上が低下してきました。
貸倒れが増加したことで、これ以上不良債権を増やさないために新規の融資基準も厳しくしたことも売上の低迷につながります。これらの要因で四半期ごとの売上推移を見ても減少傾向が続いてきましたが、貸倒率が改善してきた事から、売上減も2016年に底を打った感じです。
プミポン国王が崩御されたことで、経済活動の自粛が広がるのではないか?という懸念はありますが、貸倒れ率は改善していくと思うので、売上は横ばいから徐々に上向いていくのではないかと思っています。
国毎の売上推移を折線グラフにすると売上の伸びがよく分かります。
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2014年3Qにタイの売上が急増しているのは、タイで同業のタナバン社を買収したためです。
これを除けば緩やかな売上減少が続いてきたことが分かります。
一方でカンボジアなどその他の国々の売上は伸びています。

タイ以外ではデジタルファイナンスというビジネスモデルでマイクロファイナンスを展開しています。
グループリースの今後の成長をけん引するタイ以外の国々の四半期毎の売上推移は下記の通りです。
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カンボジアの売上が綺麗に伸びていますが、シンガポールもカンボジアに引けを取らない伸びを示していますね。今までシンガポールの売上は気にしていなかったんですが盲点でした。
シンガポールでリース販売をしているわけではないので、シンガポールでの売上は事業者向けの融資事業じゃないかと思っています。カンボジアでホンダのバイクやクボタの耕うん機などをリース販売していますが、それらの商品を取り扱うディーラー向けに融資事業も行っています。また、GLが築き上げたデジタルファイナンスというインフラを活用して、カンボジアで商品を販売したい業者向けのコンサルティングなども行っており、これらの売上がシンガポールの子会社で計上されているんだろうと思っています。
カンボジアの3Q売上の伸びが鈍化していますが、これは30ヵ月前に契約した案件が満期を迎えているからだと思います。4Q以降はトゥルーマネーとの提携で新規顧客の紹介も増えてくるので、一時的な鈍化で再度成長が加速してくると思います。
GL3Q決算についての解説リリースで、利益の国別内訳について下記の記載があります。
カンボジア事業(オートバイリース、農機具リース、SMEローンを合算)が最も大きく130百万タイバーツ
タイGLのオートバイリース事業で約100百万タイバーツ
タイ子会社Thanabun Co.,Ltd.とラオス事業(GLL)からそれぞれ約15百万タイバーツ


カンボジア事業に含まれるSMEローンというのが、国別のセグメント売上ではシンガポールに計上されていると理解しています。カンボジアでは一般顧客向けのマイクロファイナンスに加えて、事業者向けの融資・コンサルティング事業も順調に伸びていることが分かります。
ラオスでは進出から1年が経過し、カンボジアでの売上成長の様に今後売上が加速するフェーズに入ってくると思います。ラオスでもPOS拠点網が拡大し販売インフラが整ってくれば、少し遅れて事業者向けの融資・コンサルも増えてくるので、カンボジアの様にこの両面からラオスの業績も大きく伸びることを期待しています。

インドネシアはまだ事業を開始したばかりなので、まずは貸倒率の推移など慎重に見極めながら、融資残高を徐々に積み上げていくと思います。
Jトラストの決算説明動画では、クボタの農機具が足らなくなるくらい好調に推移しているそうです。
まだ事業開始して3ヵ月くらいなのに農機具が足らなくなるとは、クボタの生産能力はそんなに小さいのか!?と突っ込みたくなりますね(笑)
Jトラストの藤澤社長の説明では、販売台数が9月30台、10月40台、11月は50台ペースということですが、この程度の販売台数で生産が追い付かないようでは困りますね!
2018年以降は控えめな売上目標(笑)でも1,000億円から倍々で伸びていく予定なので、この程度の販売で在庫が足りなくなるようでは先が思いやられます^_^;
JトラストもGLFI向けの融資増加に備えて、日本国内でも地銀と提携してルピア建て預金を始めるなど資金確保に動いているわけですから、クボタにも頑張っていただかないとね!
まあタタとか欧米の農機具メーカーからの売り込みも来ているそうなので、商品調達に困ることはなさそうですが(笑)
いっその事、これを機会にタタとも業務提携して、数年後のインド進出の手助けをしてもらうというのもアリですよね!
最近のGLの提携戦略は素早いので、もうその方向で動いているのかもしれませんが(笑)

グループリースの2016年3Q決算の国別売上を見てみましたが、タイ以外は順調に成長しています。
4Q以降はミャンマーの売上とスリランカの持ち分利益も加わってきますし、カンボジアでのトゥルーマネーとの提携効果も徐々に出てきます。ラオスも成長期を迎えてくるので、ますます成長が加速して楽しみが増えますね。
それでも成長が本格的に加速するのは、インドネシア事業が収穫期に入る2018年以降だと思っています。
インドネシアが計画通りに伸びていけばまさにビックチェンジだと思います。
Jトラストと提携してインドネシア事業を始めたことで、Jトラストからも事業の進捗状況についての情報が入るようになり、事業の状況が把握しやすくなったのはありがたいです。
これからも的確な提携戦略を駆使して、ライトアセットで業績を伸ばしていってほしいですね。
数年後のグループリースの成長、そしてそれが反映されたウェッジの業績を期待しながら、中長期視点で応援していきたいと思っています。
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2016年11月22日

ウェッジHDと昭和HDがストップ高!

今日は主力投資先の1社であるウェッジホールディングスがストップ高で引けました!
ウェッジがストップ高で張り付いたので、出遅れている親会社の昭和ホールディングスも結局はストップ高で引けました。

株価って上がりだすとこんな値動きになるんですよね〜
ウェッジの株価がこんなに早く1,000円を超えるとは感慨深いです。
私は5年から10年スパンで割安成長株に長期投資をしているので、投資先が急騰することはあまりありません。注目されるまではヨコヨコの値動きが続き、好調な業績が徐々に株価に反映されてじわじわと上がっていくパターンが多く、M&Aなどの材料が出て急騰したり、原因不明の急騰などは苦手です^_^;
なのでストップ高とか短期間で急騰したりすると、どうしたらいいんだろう?と戸惑ってしまいます。まあ特に何もしないんですけどね(笑)
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ウェッジの5月以降の株価推移ですが、5月から6月にかけては含み損が増え続け、インドネシアのファイナンス免許は一体いつ下りるんだ〜などと焦っていたものです^_^;
8月下旬の日経IRフェアではJトラストの会社説明会に参加しましたが、グループリースの会社説明会に来ちゃったのかな?と間違えてしまうほどの藤澤社長のGLへの熱い想いを聞いて、胸アツになったのも今となっては良い思い出です。
GLとの協業による、インドネシア事業の2020年までの事業計画を見て期待感がさらに高まりました。
8月末から9月初めにかけて、トゥルーマネーとの提携やミャンマーへの進出が立て続けに発表されて、
これは数年後にはビックチェンジを実現しているな!と妄想が広がりました

これらの材料で年初来高値を更新し、やっと昨年末位の評価まで戻ってきたな〜と喜んでいましたが、その頃とそれほど状況は変化していないのに、現在の株価はほぼ2倍です。
今まではなかなか成長性が評価されてきませんでしたが、やっと本来の成長力が評価され始めたんだな〜と嬉しく思っています。
ただグループリースの成長が加速するのは2〜3年後だと考えています。インドネシアやミャンマーの事業がカンボジアの様になるには2年くらいは必要だと思いますし、慎重に事業拡大を進めていくと思います。
此下会長は壮大なビジョンを語っていますが、実際の事業展開はとても慎重だと思います。提携やM&Aは大胆に、融資審査・融資残高拡大は実績を見ながら慎重に!という感じです。
此下社長が慎重なのかもしれませんが(笑)
前回の決算説明会でも此下社長が、お金を貸すのは簡単で借りる時は喜んで借りるが、回収するのは大変なので、ノルマなどは設けずに慎重に融資残高を積み上げていくと説明しています。
この辺りもうまくバランスが取れていると思います。戦略立案と事業執行が適切に分担されている感じです。

株価が急騰するとヤフー掲示板も盛り上がって、コメントを読み切れないほどになりますが、GLの時価総額との差に注目している人が多いようです。
しかし私はウェッジの持っているGL株の含み益だけに期待して投資したわけではありません。
私の場合は、GL株は割高な水準で買いにくいが、ウェッジに投資することはGL株を7割引きくらいで買う様なイメージだったので、間接的ではあるが割安にGL株に投資するという考えでウェッジを買い増しすることにしました。
あくまでもGLの数年後からの高い成長に期待して投資していますし、できる限り割安に投資したかったので、GLではなくウェッジにしました。じゃあなぜ昭和HDじゃだめなんですか!?と言われると返答に窮しますが(笑)GLにより近い方が業績の変化率が大きくなるのでウェッジにしました。昭和HDはウェッジに遅れて動く傾向があるので、出遅れた時に少し買いました(笑)

GLの株価が割高な水準まで買われているのは、やはり高い成長性が評価されているからだと思います。
その結果ウェッジや昭和の時価総額と乖離が大きくなったわけですが、今は広がり過ぎた乖離が修正されている段階だと思います。
まあでも短期的な値動きはまったく分からないので、一喜一憂しながら見守りたいと思っています(笑)
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今日もストップ高なんて行かないと思っていましたし、寄り天でその後はまた調整するんだろうな〜などと思っていました。ホント株価の動きは分かりませんね。
短期的な値動きはトレーダーの皆さんにお任せして、一喜一憂するだけにしておきたいと思います。

ウェッジホールディングスの株主総会にも何度も出席していますし、今年の昭和ホールディングスの株主総会にも出席しました。9月に行われたウェッジホールディングス株式に係る偽計に対する課徴金納付命令の審判も傍聴してきました。
どちらもけっこう無理な主張をしているな〜というのが実感でした。
今年は『IR芸人』と言う言葉が流行語になるほど、東証の適時開示を使って株価の吊り上げを図る会社が多くありました
今まで実績もないし、シナジー効果も見込めそうにないのにフィンテック事業部を作りました!と発表したり、毎月売上100億円が見込める画期的なソシャゲーを投入します!などIR芸人があちこちで大活躍していました。こういった会社の方が問題があると思うんですけどねぇ^_^;

ウェッジは色々と悪い噂もあった会社ですが、決算発表後に社長自ら動画で決算内容を説明するなどIRにも力を入れていると評価しています。
手作り感のある決算説明動画をユーチューブにアップしていて、コストを掛けないところもポイントですね!
有形固定資産は必要最低限にして、軽いフットワークで事業展開しているグループリースの経営方針も高く評価しています。
今後企業規模が拡大しても、提携戦略を駆使して軽い有形固定資産とフットワークを維持しながら成長していってほしいと思っています。
この観点からすると、Jトラスト子会社のインドネシアの銀行に出資したのはちょっと意外でした^_^;
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2016年11月20日

グループリース2016年3Q決算分析

いよいよグループリース3Q決算分析の本編です!

グループリース(以下GLと略します)はタイのオートバイリースから始まり、現在では東南アジアでマイクロファイナンス事業を展開している会社で、タイ市場に上場しています。ウェッジホールディングスが親会社になり、2016年9月末時点で33.8%を保有しています。
GLの会長、社長を務めている此下兄弟がウェッジホールディングスの経営者と同じであり、支配力基準でGLはウェッジの連結子会社になっています。
ウェッジは9月決算ですが、子会社のGLは暦年ベースの12月決算となっています。
今回は最新の3Q決算を見てみます。

その前に年度ベースの業績推移は下記の通りです。(単位:千バーツ、右軸が売上、左軸が利益)
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2015年までは実績値で、2016年はアイル見込み値(笑)になっています。
3Qまでの実績に加えて、4Qは3Q並みの前年同期比で計算しました。純利益については会長のコメントで10億バーツという数字が出ていたので、その数値を使用しました。
4Qも好業績が続くと思いますが、営業利益と経常利益はちょっと盛りすぎたかもしれません^_^;

2014年まではタイでのオートバイリースが事業のほとんどを占めていたので、タイの政変に伴う経済混乱や大洪水の影響などを受けて、貸倒れが悪化したりして利益は増減を繰り返していました。このままだったら「タイの勢いのあるバイクリース会社」で終わっていたかもしれませんが、2012年にカンボジアに進出してデジタルファイナンスという新しいビジネスモデルの実験を開始してから、GLの飛躍は始まりました!
都心部を避けて競争相手がほとんど居ない地方中心に展開し、定期収入はあるけれど高嶺の花のホンダのバイクを分割払いで買えるなんて思いもしなかった人達に、マイクロファイナンスの仕組みを使って販売する事業を展開しています。支店の様なものは置かず、本社で一括して与信管理・回収などを行い、地方にはPOS(ポイント・オブ・セールス)と呼ぶ簡易な拠点を多数展開しています。
カンボジアではホンダのバイクをリース販売する独占契約を結んでいますが、ホンダバイク販売店の店舗の一部を間借りして、机と椅子、ネットにつながったパソコンを置き、社員2〜3人程度でバイクリースの相談を受けたり、与信管理に必要な情報を収集する拠点をPOSと呼んでいます。
参入当初はバイクから取り扱いを始めましたが、その後クボタの農機具(トラクターなど)、パナソニックの太陽光発電パネルと取扱商品を拡大しています。
日本にいるとバイクなんて趣味や遊びに使うんでしょ?と思いますが、交通手段の限られる東南アジアの田舎では、バイクがあることで収穫した農作物を高く売れる町まで運ぶことができたり、給料の高い工業団地まで通勤することができるなど、収入の増加や生活水準の向上につながる実用的な道具になっています。
この辺を語りだすとまた決算分析から外れていくので、このくらいにしたいと思います。

この新たなビジネスモデルを確立したことで、カンボジア事業は大きく成長しており、今では祖業のタイのバイクリース事業を超えるような利益をカンボジアで上げるまでになりました。このデジタルファイナンスモデルで2015年5月にラオスに進出し、2016年7月からはインドネシアで事業を開始しています。全国にPOSという固定費の低い拠点網を張り巡らすので、固定費負担が軽くて高い利益率を実現しています。
2010年以降の四半期ごとの業績推移は下記の通りです。クリックすると若干拡大します
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2014年前半を底にして4Qから成長が加速していることがよく分かります。
2014年3Qに売上が急増しているのは、タイで同業のタナバン社を買収したためです。
時を同じくしてカンボジアでの売上が大きく伸びるようになり、連結売上高とタイでの売上高の乖離が年々大きくなっていきます。
タイでの売上が減少傾向なのは、2013年以降タイ事業の貸倒率が高くなったので、与信管理を厳しくして融資を優良案件に絞った影響です。タイの売上は減少傾向で推移してきましたが、2016年以降は横ばいになってきており、優良案件に絞ったことから貸倒れも改善して、タイ事業の利益は改善してきています。
それに加えて利益率の高いカンボジアやラオスのデジタルファイナンス事業の寄与が年々大きくなり、上記のような業績推移になっています。
業績の伸びが美しすぎて信頼感に欠ける^_^;と言われてしまうくらいです(笑)

11月に発表された3Q決算では、経常利益以降の成長が止まったように見えるかもしれませんが、Jトラストが引き受けた転換社債130ミリオン$(約143億円)の金利負担が発生したり、ミャンマーとスリランカで大型のM&Aが決まったので、M&Aに伴う一時的な費用が発生したためと説明しています。転換社債で調達した資金はカンボジアなどでの融資拡大に使われますし、ミャンマーやスリランカでのM&Aは来期以降の業績に大きく貢献してくると期待しています。
前四半期と比べると伸びが止まったように見えますが、前年同期比では高い伸びが続いていますし、3Qの投資が今後の業績拡大に寄与すると考えているので、心配する必要はないと思っています。

GLの此下会長は時価総額10兆円ビジョンを語るなどイケイケな印象ですが、事業展開ではそのイメージとは正反対で状況を見極めながら慎重に事業を拡大しています。カンボジアは初めての海外進出であり、新たなビジネスモデルの実験ということもあって、2年ほどは貸倒率の推移などを慎重に見極めながらビジネスモデルの確立を図り、事業開始3年目から拡大期に入りました。
次に進出したラオスでは、カンボジアでビジネスモデルが確立できたので事業開始4ヵ月で黒字化しましたが、それでも最初の1年間は融資残高を低く抑えて、貸倒率の状況を把握しながら慎重にスタートしています。ラオスも2年目に入っているので、今後は徐々に成長期に入ってくると思います。
東南アジア最大の人口を誇り、島しょ部など地方も多いインドネシアはGLのビジネスモデルに適した国だと思いますが、7月にファイナンス免許を取得して最初の四半期で既に黒字を計上しています。しかし1年間は慎重に事業展開をすると思うので、成長期入りするのは2017年の後半からだと思います。
さらにミャンマーとスリランカへの進出が決まっているので、来期以降さらに高い成長が期待できます。

財務体質も石橋をたたいて渡るような慎重さで、株主資本比率も50%程度と高く、急成長中のリース会社とは思えない様な強固なバランスシートになっています。
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2016年の数値は3Q末の数値になりますが、固定負債が大幅に増加しているのは、業績の説明時に登場した143億円の転換社債が社債として固定負債に計上されるためです。5,000百万バーツ弱に相当するので、上記グラフの2.5目盛り分ほどが転換社債の影響です。
現状のGLの株価は50バーツまで上がっており、転換価格の40バーツを上回っているので、約4年後の行使期限までにはGL株に転換されると思います。そうなれば株主資本比率も跳ね上がります。

業績は過去最高益を連続更新する成長が続いており、今後はさらに高い伸びが期待できる会社です。
財務体質を見ても一般的なファイナンス会社と比べて強固な体質になっています。
そして東南アジアなどの発展途上国に適したビジネスモデルを確立しているのがグループリースという会社です。
スリランカに上場しているマイクロファイナンス会社CCFに3割弱出資したことで、グループファイナンスという新たなマイクロファイナンスのノウハウも獲得する見込みであり、同業他社や高いシナジー効果が見込める会社と提携して、極力ライトアセットを追求しながら軽快なフットワークで成長を続けています。
このような会社はあまり見付からないので、リスク要因はあるものの親会社のウェッジを新高値ブレイク投資法(笑)も取り入れながら買い増してきました。
悪い噂が多かったり、課徴金納付命令が出て審判で争っているなど不透明な部分もあるので、自分で調べて投資判断ができる人限定の銘柄だと思いますが、そういったリスク要因があったから成長性に比べて割安に放置されていたとも言えます。
今後業績や株価がどのように推移するかは分かりませんが、これからもじっくりと見守っていきたいと思っています。
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2016年11月19日

ウェッジホールディングス株価急騰!

皆さまご無沙汰しております。2016年3本目のブログ記事になります(笑)
先日みきまるさんに初めてお会いしましたが、最近はブロガーさんがブログを休止してツイッターなどに流れてしまっていてとても残念だ。ツイッターだと反応がすぐに返ってくるし書きやすいことも理解できるが、140文字では書き切れないこともたくさんあるので、ブログを再開する投資家が増えると良いですよね〜と言っていました。
確かにその通りだ!と強く思いつつも、ツイッターは感じた事、その時に考えたことをさっと呟けるし、ブログ記事を仕上げるのは大変なんですよね。読むには数分しかかかりませんが、1本の記事を仕上げるには数時間、場合によっては数日かかることもあります。一度休止してしまうとなかなか復活する気になれないんですよね〜^_^;
とはいえ無言のプレッシャーも受けているので(笑)久し振りにブログを更新してみようと思います。
今回取り上げるのは最近株価に勢いが出てきたウェッジホールディングスです。
正確には子会社のタイ上場企業グループリースの決算についてまとめてみます。

ウェッジホールディングスには2011年夏から投資していますが、まずは最低単元だけ投資して株主総会に可能な限り参加していました。
2011年12月の株主総会に参加して、とても面白いビジネスをしている会社で活気もあるな〜と感じましたが、親会社の昭和ホールディングスも含めて資本関係が不透明だったり、東南アジアの事業が中心で私自身が理解するのが難しかったり、色々な悪い噂などもネット上に溢れていたので、株主総会に参加しながらずっと定点観測を続けてきたという感じです。
2011年8月以降のウェッジの株価推移は下記の通りです。
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主要な事業展開エリアであるタイでは大洪水があったり、政変に伴うデモが続くなど経済混乱が定期的に発生したこともあり、株価・業績とも伸びきれない感じでした。
ただここ2年ほどは業績改善が顕著であり、昨年の2月や11月にはグループリース(以下GL)の業績が好調なことから株価も急騰していました。ただチャイナショックや増資ショックなどにより株価上昇が長続きせず、上値切り下げみたいなチャートになっていました。
そんななか昨年末に開催されたウェッジの株主総会で、会社予想を大幅に下回る業績見通しを載せている四季報についての株主からの質問に対し、此下社長がスライドまで用意して『今期の業績は見ていてくださいっ!』と自信満々に語っていたこと、2016年早々にはインドネシア進出が予定されていたこと、などからこれは投資するチャンスだ!と強く感じ、株主総会後から買い増しを始めました!
その後の株価推移は下記の通りです(笑)
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私が買い増しを始めてから見事に下がってます^_^;
買っても買っても下がる日々に、年初から暗い気持ちになりました(笑)
そんな中、株主総会から2ヵ月も経たない2月12日に大幅な業績下方修正が発表されました(泣)
急激な円高や会計基準の変更などの特殊要因が原因とはいえ、2ヵ月も経たないのにあの強気はどこに行ったんだろう?と思ったものです。株価も見事に下離れて200円台にまで下落してしまいました。
GLの業績は堅調に推移していたものの、インドネシアでのファイナンス免許がなかなか取得できなかったり、世界経済の不透明感が強まったこともあってその後も一進一退が続き、6月24日のブリグジット時には100円台に突入してしまうんじゃないか!?という急落にビビりました。
しかし7月11日に待望のインドネシアでのファイナンス免許取得のリリースが出て、GLの株価も順調に推移したことからウェッジの株価も上昇基調となり、ホッとしました(笑)
8月下旬からは、トゥルーマネーとの提携などM&Aや提携のリリースが相次ぎ、ミャンマーやスリランカにまで一気に進出することが決まり、足元の株価急騰につながっています。
この1年だけでも紆余曲折がありましたし、買い増しをするのが早すぎたな〜という反省もありますが、デジタルファイナンスというビジネスモデルの可能性や、最近の的確な提携戦略を考えると、数年後のGLはビックチェンジを実現しているという期待が高まります。
これからもウェッジの株主として、GLやウェッジの成長を見守っていきたいと思います

GLの決算についてまとめる予定でしたが、この1年の様々な想いが沸き上がってきて、決算分析まで辿り付けませんでした(笑)
グループリースの決算については、ブログ再開第二弾でまとめてみます。
近々アップの予定ですが、来年になってしまったらすみません(笑)
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四半期毎の業績推移は上記の通りです!
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posted by アイル at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする