トライアルセット生活

2017年01月17日

グループリースの不良債権推移

先日の土曜日は、毎月主催しているキャッシュフローゲーム会と新年会を開催し、昨日は終日カブオケ会と忙しい2日間でした。
名古屋も金曜の夜から雪混じりの天候となり、ゲーム会や新年会に皆さん来てくれるかな〜と心配しましたが、午後のゲーム会は5人欠席の54人、夕方からの新年会は申し込んでいただいた方全員参加の74人となり、心配は杞憂に終わりました。
足元の悪いなか遠方からの参加者も含めて、多くの方にお集まりいただき本当にありがとうございました。

ゲーム会や新年会の準備で忙しいなかでしたが、1月8日からはすぽさんブログでウェッジの議論が始まり、すぽさんブログはレベルの高い議論が続くので、中途半端な事を書くと全員からバッシングされるんじゃないか!?という恐怖もあり(笑)気合を入れて議論を開始しました。
周りの投資仲間からは、いきなり飛ばしすぎだ!最初からこれでは誰も付いてこれなくなる!と注意されましたw
その結果、1月第二週は夜遅くまですぽさんブログに書込み、睡眠、10時過ぎに起きて議論の状況をチェック、ランチに行ってしばしポケモン、帰ってから昨夜の書込みに対する返事を考えて書き込み、ゲーム会や新年会の準備、夕食、コメントを確認して夜遅くまですぽさんブログに書込み...というようなハードな毎日になりました。
議論を通して新たな視点が浮かんだり、気付きも多く得ることができましたが、さすがに疲れましたね^_^;
でも新年会では、ウェッジの議論見てますよ〜と何人からも声を掛けられました。
グループリースやウェッジについて理解を深めるきっかけになってくれたら嬉しいですね。

今回は議論の後半で出てきた不良債権について、グループリースの損益計算書から読み解いてみたいと思います。

GLは2014年まではタイのオートバイリース販売が主な事業でしたが、2015年からカンボジアでのマイクロファイナンス事業が拡大してきました。下記のグラフは年度ごとの販管費比率、貸倒引当金の売上比率、担保として回収してきたバイクの処分損の売上比率の推移を表しています。2016年は3Q決算までしか発表していないので、3Qまでの率を使用しています。
不良債権
2014年まではタイでの事業が大部分なので、タイの経済情勢の影響を大きく受けて、貸倒れも増減を繰り返しています。景気が悪くなって返済できない人が増えると、担保のバイクを引き取ってきてバイクオークションで売却しますが、景気が悪いので落札価格も低くなって残債すべてを回収することができず、処分損が膨らみます。
業績トレンドとしては伸びていたものの、年度ごとの業績の振れは大きい状況でした。
2015年からはカンボジアでのマイクロファイナンスの事業規模が年々大きくなり、結果として全体の貸倒れコストも低下しています。タイ以外の国々に進出することで事業規模が大きくなり、販管費率は徐々に上昇しているのと比べると、不良債権関連のコスト低減がより顕著な事がよく分かります。

営業利益と販管費、不良債権関連コストの実額を比較すると下記の通りです。
不良債権
此下社長が、不良債権が最大のコスト!と強調していることがよく分かりますね
不良債権関連費用を合わせれば、人件費などを含む販管費の倍近いコストが掛かっています。
金額は2015年までのデータしかありませんが、不良債権関連コストは2014年がピークで2015年は下がっています。
カンボジアの不良債権比率が1%程度と非常に低いので、まだタイでは比較的不良債権比率が高いものの、全体の不良債権関連コストの売上比率を引き下げています。
実額で言えば、タイも2013年〜2014年にかけての不良債権のピークから改善が続いているので、タイの改善効果がストレートに表れているという事だと思います。

年度のデータだと推移がよく分からない部分もあるので、四半期ごとにグラフ化してみると下記の通りです。
不良債権
以前掲載した業績推移グラフと比較すると分かりやすいと思います。
GL2.jpg
カンボジアに進出して新たなデジタルファイナンスモデルを確立しましたが、売上は拡大するのに販管費率はほぼ横ばいなので、営業利益は増加傾向になります。
さらにカンボジアの事業は非常に貸倒率が低いので、新たな不良債権コストの発生が最低限であり、タイの不良債権も山場を越えて減少傾向が続いていることから、利益が出やすい構造に変わってきていることがよく分かります。

タイ国内でのみ事業展開していた時は、業績は伸びているもののタイ景気の影響を大きく受けて年度ごとの業績のばらつきは大きな会社でした。先日の事業説明会でも語っていたように、タイだけでは成長に限界がある、周辺国にも進出する必要があると判断し、各国を回りながら新たなビジネスモデルを模索する中で、カンボジアの地方部に特化したバイクローンという新しいビジネスモデルを生み出しました。徹底的に現地のニーズに合った効率的なビジネスモデルを作り上げたことで、グループリースは新たな成長段階に入ったと思います。
四半期毎の業績推移グラフにもそれが明確に表れています。
これからはこのデジタルファイナンスモデルを周辺国、アフリカ、東ヨーロッパなどに水平展開していくことでさらに業績が伸びていくフェーズに入っていくと期待しています。

成功事例が知れ渡れば真似をする会社も現れますが、一方で提携話やM&Aの情報もより集まりやすくなると思います
M&Aした会社にデジタルファイナンスモデルを導入して、現地の有力企業との提携などでレバレッジをかけて業績を伸ばしていくというのは、かなり再現性の高い成功確率の高いビジネスだと思います。
不良債権が最大のコストなので、不良債権の推移には注意をする必要がありますが、今年はラオスもフルオペレーションに入りますし、後半からはインドネシア、ミャンマーが順次フルオペに入ってくると思います。
今後の業績の伸びに期待しながら、四半期決算の分析も続けていこうと思っています。
昨年の1Q決算時の下方修正には驚きましたが、今年はそんなサプライズは要りませんので(笑)順調な業績の伸びを期待しています。
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2017年01月09日

グループリース2017年に20ヵ国展開へ!

グループリースから2017年の目標はアジアから飛び出し20ヵ国で事業展開する!と発表がありました。
現在事業展開しているのはアジア地域7ヵ国なので一気に3倍近くの国で事業展開する事になります。
7ヵ国というのはタイ、カンボジア、ラオス、インドネシア、スリランカ、ミャンマーそしてシンガポールなんでしょうか?シンガポール国内では特に事業はしていないと思うんですが^_^;
カンボジア向けのSME融資(POSを設置しているホンダバイクやクボタのディーラーに対する事業資金融資)をシンガポールから行ったり、投資事業を行う子会社があるくらいだと思っています。
グループリースのホームページでは1月4日にプレスリリースとして英文で掲載されていますが、翌日の5日にウェッジのホームページにも日本語でアップされています。
 GL 2017年に20ケ国展開に

先月開催されたウェッジ株主総会後の事業説明会でも、今後の進出予定は?という質問に対して、
来年の総会時には皆さんが予想もしないような所に進出しているでしょう!と語っていましたが、20ヵ国まで一気に増やすという目標を打ち出してくるとは驚きました。
2016年のインドネシア進出は、自社でファイナンス免許を取得しての進出なので計画通りですが、ミャンマーとスリランカにまで進出したのは驚きでした。
経営陣も年始にはそこまでは想定していなかったようです。
インドネシアは人口も多いですし、宗教もイスラム教が中心で今までの進出国とはビジネス面でかなり異なる部分もあるので、2016年はカンボジアなど既存事業を伸ばしながら、新たな収益ドライバーであるインドネシア事業の育成に注力していくのだろうと思っていました。
しかしミャンマーやスリランカに進出するチャンスが舞い込んできたので、躊躇することなく投資を決断したという感じです。
11月のウェッジの決算説明会でも、増資で手元資金を厚くしているがそろそろ借入で賄っても良いのではないか?と聞いてみましたが、融資だと機動的に資金調達ができない、M&Aのチャンスが来た時に融資が下りるのを待っていては他社にチャンスを取られてしまう、という様なことを言っていました。
M&Aをする際にはきちんとした調査も必要ですが、即決できるだけの手元流動性も大事なんですね。

カンボジアでのデジタルファイナンスという新たなビジネスモデルが成功したことで収益性が高まり、ビックチェンジが来たな〜と思っていましたが、2016年の3ヵ国進出やトゥルーマネーとの提携でさらに成長スピードが一段上がったな〜と驚きました。
それが今年はさらに13ヵ国にも進出するとなると、2018年以降の業績がとても楽しみになりますね。毎年ビックチェンジを迎えている感じです!
1年で進出先を増やすには、ファイナンス免許の申請からしていたらとても間に合わないので、既にファイナンス事業を展開している会社のM&Aが中心になると思います。
スリランカのCCFもGLの社外取締役がオーナーの投資会社が出資していた持ち分を購入しており、同様のスキームでの進出もいくつかありそうです。
GLのビジネスモデルや成長性は高く評価されていて、時価総額も3千億円程度、PERも97倍(2017年予想PERは48倍程度)と高く評価されています。
一方で3割弱を出資したスリランカのCCFはPER10倍程度の評価です。新興国の株式市場は時価総額も小さくて市場全体の評価も低いので、成長企業でも割安な金額で投資できます。
割安な価格でM&A後に、GLのデジタルファイナンスモデルを導入することで、さらに成長性を高めることができ、両社にとってメリットがあると思います。

心配なのは一気に進出先を増やして人財面で大丈夫なのか?という点と、今年も増資の必要性が出てくるんだろうな〜という点です。
人財面ではCCFの様に、M&Aする会社が優秀な経営陣に率いられているのであれば問題ないですし、増資についてもGLの株価が高く評価されているので、希薄化割合が低くなるのは良いことだと思います。

2017年、2018年とも倍以上の利益成長は可能だろうと事業説明会でも述べていましたが、事業展開が20ヵ国にも広がれば倍程度の成長では収まらないと思います(笑)
分かりやすい投資家向けの目標として、2018年にGLの時価総額1兆円という目標を掲げていますが、そのためには500億円くらいの純利益が必要となる。現地通貨ベースにすると16,667百万バーツになるので、2015年の純利益実績値816百万バーツと比べると20倍にする必要がある、と事業説明会でも語っていました。
この計算の前提はPER20倍ということになりますが、今後前年比倍以上の利益成長を続ける会社であれば、現状の株価評価であるPER50倍で評価されても違和感はありません。翌年の予想PERは25倍になる予定ですから(笑)
時価総額1兆円時のPERを50倍と想定すると、2018年の純利益が6,667百万バーツになるので、2015年と比べると8倍にすれば良いことになります。とはいえ2017年の純利益予想が2,000百万バーツだとすると2018年には3.3倍に伸ばす必要があり、一般的にはかなり高い目標になります。
経営陣の頭の中では、2017年の2倍というのは最低目標で実際はもっと上振れすると見込んでいるのだろうと思いますし、2018年はインドネシアやミャンマーがフルオペに入っているので、両国ともかなりの収益ドライバーに育ってくると思います。
その上に今年新たに行うM&Aなどが上積みになるので、どのくらいの成長をするのかとても楽しみです。
こんなに事業展開スピードが速いと、経営陣でも業績予想を出せない!というのも納得ですね

普通だと5年以内に20ヵ国まで拡大する!などの目標になると思いますが、年始に今年は20ヵ国に展開する!と発表するということは、すでにM&Aの目星がついていたり、検討に入っている進出先が複数あるんだろうと思います。南アフリカに視察に行ったことはプレスリリースに書いてありますが、どこの国に進出するのか、どんな会社をM&Aするのかとても楽しみですね。
2016年の秋以降は大きなニュースが続きましたが、今年はさらに多くのニュースが発表されそうで、年始から妄想が広がって寝不足気味です(笑)
ウェッジの株主として、今年も楽しい夢をたくさん見させてもらおうと思っています。
既存の事業展開先の業績もしっかりと伸ばしつつ、新たなM&Aや提携で成長が加速することを期待しています
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2017年01月06日

ウェッジホールディングスの株主総会

2016年も多くの株主総会に参加しましたが、最後を飾ったのは今年もウェッジホールディングスでした。
ウェッジホールディングスの株主総会は12月27日(火)の13時から、今年は会場を変えて水天宮前の東京シティエアターミナルで開催されました。
初めて訪れる場所で、1階ホールの場所が分からずウロウロしてしまいました(笑)
ホールというより大会議室ですね。コンサートホールの様なものを想像していましたw
今年も早朝に名古屋を出発し、青春18きっぷで東京を目指しました!
朝4時起きで、5時台の電車で出発しましたが、東京に着くのが12時半頃なので昼ご飯を食べる時間もなく、総会開始の15分位前に会場に到着しました。
今年は久し振りに総会後に事業説明会も開催されるので東京泊にしましたが、昨年までは14時過ぎに総会が終わると、そのまままた青春18きっぷで名古屋へ戻っていたので、2,400円くらいで東京往復できるというお値打ち感はあるもののハードスケジュールでした(笑)

今年のウェッジ株主総会に参加した目的は、今後のリスク要因について経営陣に直接確認することです。
経営者の方に直接質問する機会はあまりないので、株主総会で直接話を聞くことも重視しています。
先日クボタの会社説明会の記事をアップしましたが、クボタで聞いた内容とグループリースの考えを擦り合わせるのが最大の目的です。
 クボタの会社説明会に参加!

例年ウェッジの総会では質問が多く出る印象ですが、配当を出せ!とか優待を新設しろ!的な内容が多くて、事業に対する本質的な質問は少ない感じです。今年は株価が上昇したこともあって、ヤフー掲示板では経営陣をギャフンと言わせるような質問をするぞーーー!みたいな感じで威勢が良かったので、質問もたくさん出るんだろうな〜と期待して様子を見ていましたが、誰も手を挙げる気配なし!
掲示板の威勢の良さほど当てにならないものは無いと実感しました(笑)

グループリースはカンボジアに進出して、新しいデジタルファイナンスというビジネスモデルを確立したことで成長性が高まりましたが、カンボジアではホンダバイクの割賦販売の独占契約を結んでいます。
カンボジアで成功した要因として、ホンダバイクの独占契約の影響が大きいのか、デジタルファイナンスの優位性に寄るものなのかは気になる点でした。

独占契約更新の可能性も含めてこの点について質問してみたところ、カンボジアはホンダバイクのシェアが95%という特殊なマーケットなので、ホンダと独占契約する意味がある。
独占契約を結ぶことでホンダバイクのディーラーショップの中でローン販売できるのはグループリースだけになる。逆にホンダ以外のバイクのファイナンスは行えないという契約になっている
カンボジアでもクボタ(農機具)やパナソニック(太陽光発電パネル)などとは独占契約を結んでいない。
ただクボタについても地方では実質的に独占状態になっている
ホンダのバイクを製造販売しているのは、現地企業のホンダニューチプセン?という会社で、ここと独占契約を結んでいる。日本のホンダからブランド使用権や部品購入、技術指導などを受けて、現地でホンダブランドのバイクを製造・販売している。
この会社はカンボジア、ラオス、ミャンマーでホンダのバイクを販売していて、ラオスやミャンマーでも独占契約を要望されているが、他社のバイクを扱えなくなるので、カンボジアの様な独占契約を結ぶかどうかは検討中。
カンボジアはバイク=ホンダという特殊な市場だが、ラオスやミャンマーではホンダのバイクが中心ではなくシェア争いが激しいので、ホンダ以外のバイクを扱えないデメリットが大きくなる可能性がある
ホンダニューチプセンとは独占契約に拘らず、もっと関係を深めていく考えのようです。
独占契約を結んでいるからカンボジアで成長できた!というより、デジタルファイナンスのビジネスモデルがカンボジアの現状にフィットして優れていたので、バイクに手が届かなかった層にもマーケットを広げて需要を拡大できた、という印象でした。

カンボジアでのトゥルーマネーとの提携も事業拡大に大きく貢献してくると期待しているので、現状について聞いてみました。
トゥルーマネーは契約者が毎月返済する際の送金手段として利用していたが、提携することで関係を強化した。カンボジアに5千店あるトゥルーマネーの代理店がGLF(GLのカンボジア子会社)のディーラーになる契約を結んだ。バイクを買いたいお客さんを、スマホのアプリを使って紹介してもらう。
アプリのダウンロードは4,500件くらいになっている。トゥルーマネーはタイの大手企業CPグループの子会社で、インドネシアなどにも進出している。
トゥルーマネーを通じた紹介件数や契約件数は開示していないが、テスト段階ですでに月に3桁以上の紹介が来ている。代理店の人を集めて営業研修なども行っており、12月に入ってからの立ち上がりは悪くないと思っている。

トゥルーマネーはインドネシアやミャンマーにも進出しているので、ぜひカンボジアでの提携を成功させて、インドネシアやミャンマーにも提携関係を広げていってほしいですね。
カンボジアでの取り組みに今後も注目していきたいと思っています。

クボタとの関係についても聞いてみました。
ホンダとは独占契約を結ぶなど関係が強固だが、クボタに話を聞いたところ、マーケットが小さいうちは現地のファイナンス会社に任せるが、規模が大きくなってきたら自社でファイナンス会社を作って販売金融も自社で行う方針と聞いた。グループリースが市場拡大に貢献しても、市場が大きくなったらクボタに美味しい所を持って行かれてしまうのではないか?と疑問点を投げかけてみました。

回答としては、クボタの方針について言及する立場にはない。
確かにタイではサイアムクボタリーシングという子会社を作って自社でファイナンスを行っている。サイアムクボタの人とも話をするが、回収など手間が掛かるのでファイナンスはやりたくないというのが本音のようだ。ただクボタが進出した当初は、トラクターなどの販売時にファイナンスを引き受けてくれる会社が無かったので、自社でファイナンス会社を作らなければならなかった。
カンボジアやインドネシアの田舎でファイナンス事業を行うことは本当に大変なので、クボタが自社でファイナンスを行うことはないと思う。

確かに貸すのは簡単でしょうが、毎月返済してもらうのは大変なので、現地にファイナンスを引き受けてくれる会社があるなら任せたいというのが本音なんだろうな〜と感じました。
本社の方針としてはできる限り自社に取り込め!という事なのかもしれませんが。
グループリースの場合、ファイナンスだけではなく需要も生み出してくれるので、ありがたい存在だと思います。東南アジアの現地レベルでは良い関係が築けているんじゃないかと感じました。
12月6日のグループリースの臨時株主総会でも、此下会長による今後5年間の成長戦略というプレゼンが行われ、日本語字幕付きの動画が公開されています。ポロさんが紹介してくれました!
 GL Presentation Next 5 Years 06 Dec 2016
この動画の中で、インドネシアのクボタの売上の80%はグループリースが生み出していると語っていますが、クボタで聞いた話では、インドネシアはまだクボタのトラクターが売れるような段階ではないので、トラクター用のエンジンや農業用のポンプなどを販売して、ディーラー網を構築していると説明していました。

インドネシアのクボタの売上の80%はグループリースが生み出しているというのは正確に言うと、
インドネシアのクボタ製トラクターの売上の80%はグループリースが生み出している
という事なんだろうと思います。価格も高いのでまだインドネシアではトラクターの普及段階ではない。それでもトラクターを買いたい人はたくさんいるので、グループリースが割賦販売に乗り出したことで潜在需要が顕在化し、クボタトラクターの売上が規模はまだ小さいものの急に生まれてきた
その結果トラクター売上げの80%をグループリースが占めたり、Jトラストの藤澤社長が言っていた現地ではトラクターの在庫が足りない!というような状況が生まれているんだろうと思います。トラクターの生産能力には余裕があるので、インドネシアでの需要が急激に伸びるならタイから輸出すればいいので、クボタからするとトラクターの在庫が足りないという状況は発生していない、ということになるんでしょうね。
いろいろと関係者に話を聞くことで、上記のような状況なんだろうな〜という考えに落ち着きました。

ウェッジの株主総会に参加することで、リスクと思われる要因について経営陣の考えを聞くことができて、納得できましたし、今後の成長に対する期待がさらに高まりました。事業説明会でも有益な話が聞けて、大満足な1日となりました。
総会後には投資仲間とミニオフ会を開催し、夜遅くまでウェッジやグループリースについて語り合い、さらに楽しい時間を過ごすことができました!
今後も成長を見守りながら応援していきたいと思っています。
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2017年01月01日

クボタの会社説明会に参加!

12月13日〜14日の2日間、東京で野村資産運用フェアが開催されました。
IRフェアには珍しく火水の平日開催ですが、先着5千人?くらいにカツサンドやどら焼きなどがプレゼントされた効果なのか、10時の入場開始前には大行列ができていました。
今回参加したのは、グループリースがカンボジアやインドネシアなどで農機を取り扱っているメーカーのクボタが会社説明会を開催し、ブースも出展しているためです。
開始早々クボタのブースに直行し、担当の方々を質問攻めにしてしまいました(笑)
クボタは時価総額2兆円を超える大企業ですが、こういったIRフェアに出展するのは初めてだそうです。
どうりで今まで話を聞いたことがないな〜と思いました。

グループリースはJトラストと共同出資で、7月末からクボタトラクターの割賦販売に参入しましたが、Jトラストの決算説明会で藤澤社長が、9月以降30台、40台、50台と契約台数が伸びており、クボタのトラクターが足りなくなっている!と発言していたことから、実際のところはどうなのか聞くために参加しました。事業開始して数ヵ月でもう商品が足りないようでは先が思いやられますので^_^;
クボタが出展してなかったらわざわざ東京まで行かなかった可能性が高いです(笑)

クボタブースに直行して、近くにいた人に東南アジアでの状況について聞いてみたところ、戸惑った表情を浮かべて、責任者っぽい人のところに案内されました。まあ私としてもその方がありがたかったんですが(笑)
グループリースの業績説明で、最近の利益の伸びが低い要因について、カンボジアなどで雨季に雨が降らなかったことを挙げているので、まずはこの点について聞いてみました。クボタやヤンマーなどが業績の下方修正をした要因にも挙げられています。

タイの北部やカンボジアなどで2015年の雨季(5月〜10月)に雨が少なくて、そのまま乾季に入ってしまった。そのためタイの冬の二期作目が作付けできなかったりして、農機の販売に影響が出たそうです。
2016年の雨季には例年通り雨が降っており、作付けは順調に進んでいるそうなので、今後は影響が無くなってくるようです。
農機具は収穫期が終わった後が一番売れるそうです。農作物を販売して手元にお金が増えるので、新しい農機具が買いたくなるんでしょうね。12月が一番農機具が売れる時期だそうです。

クボタは東南アジアへの進出が早かったのでブランドの知名度・浸透度が圧倒的で、ヤンマーや井関など相手にならないという感じで、自信満々でした。
東南アジア各国の売上は100億円前後ですが、売上の成長率は20%から100%と国によって違うものの、他のエリアと比べるとかなり高いそうです。
国によって発展度合いや人手不足の程度も異なるので、主力の販売商品も異なるそうです。
タイは工業化が進み農家の人手不足という問題もあって農機の需要も大きく、30万世帯の農家がトラクターの販売対象となっています。その次に耕運機などを利用している50万世帯が控えているそうです。タイが人手不足なので、周りのミャンマーやラオス、カンボジアなどもタイに出稼ぎに行く人が多く、人手不足になって農機の需要が旺盛なようです。
タイ、カンボジア、ラオスの3ヵ国でクボタのトラクターが年間4万台ほど売れているそうです。
東南アジアでの販売の中心になっているのは、40〜50馬力で150万円くらいのトラクターだそうです。

インドネシアの現状についても聞いてみましたが、人口も多いのでまだトラクターが普及する段階には達していないそうです。まずはポンプやエンジン、10数万円の耕運機などから展開し、ディーラー網の構築やクボタブランドの浸透を図っていく。政策的な支援策が出るなどトラクター普及の環境が整った段階で、構築したディーラー網やブランド力を活かしてトラクターを拡販していくそうです。
アジア各国では、農機の購入時に一部を補助したり、農機購入時の金利を補助するなど政策的に農機の普及促進策を打っている国もあるそうです。
インドネシアでも日本などから中古のトラクターが輸入されていて、クボタの知名度はかなり高いそうです。
生産体制はタイで現地生産して東南アジア各国に輸出していますが、生産能力には余裕がありトラクターが足りないと言う事はないそうです。藤澤さんの情報は正確ではないようです^_^;
インドネシアではまだトラクターが売れないと判断しているので、在庫数が少ないだけのようですね。タイの生産能力は繁忙期に合わせて設定しているので余裕があり、インドネシアで需要が多いならタイから持ってくることで対応できそうです。

販売方法としては9割が割賦販売で、タイではサイアムクボタリーシングというファイナンス子会社を持っていて、自社で割賦販売を行っています農家との付き合いは長くなるし、クボタの信用力で金利も低くすることができるので、基本的に自社で割賦販売をしていく方針のようです。
ただ国によって規制なども異なるので、売上が小さい間は現地のファイナンス会社に任せて、ある程度規模が大きくなってきたら自社でファイナンス会社を作って販売金融まで手掛けるそうです。
これを聞いた時は、美味しいところは持っていかれるんですね〜^_^;と焦りました。
IR活動は本社の総務部中心に行っているようですが、グループリースについて聞いてみてもほとんど知らない感じでした。詳しく話を聞いた人だけが、そういえば取引がありますね〜という程度でした。
まあ東南アジアの1取引先に過ぎないんでしょうから、本社の人が知らなくてもしょうがないんでしょうね。

ミャンマーについても聞いてみましたが、農機具販売の成長率がとても高くて今年も倍増ペースで成長しているそうです。タイへ働きにいく人が多いので人手不足になり、農家の機械化ニーズが高いそうです。
グループリースも今期からミャンマーで事業展開を始めますが、トラクターも有力な取扱商品になりそうですね。

東南アジア全般に中国製や韓国製のトラクターも販売されており、クボタと比べると3割ほど安いが、販売後のメンテナンスなどは無く売りっぱなしなので、メンテナンスなども含めたトータルコストで考えるとほとんど価格差は無いそうです。そのためできればクボタのトラクターを買いたいと考えている農家は多く、購入資金をがんばって貯めたり、政策的な補助が出ると一気に売り上げが伸びたりするようです。
クボタがまだトラクターの普及段階ではないと見ているインドネシアでもグループリースの販売活動が好調なのは、潜在的な購入意欲がかなり高いということなんでしょうね。GLFIに相談すればクボタのトラクターが買える!ということが知られていくにつれて、さらに購入申し込みは増えていきそうです。
あとは毎月きちんと返済してくれるかどうか?が重要になりますが、この辺りの感触が掴めてくれば、フルオペレーションに入る時期は早まるかもしれません。

今回のIRフェアに参加したことで、クボタから直接疑問点などについて聞くことができて、とても参考になりました。
今まではグループリース側から発信される情報が大部分を占めていましたが、昨年中頃からJトラストからもグループリースについての情報が発信されるようになり、情報量の厚みや幅が広がりました。
今回は実際に商品を生産・販売しているクボタからも話を聞くことができて、情報の幅が広がるとともに別の角度からも話を聞くことができました。
複数の視点から話を聞くことで情報の信頼性が高まりましたが、一方で食い違っている内容も出てきたりします。食い違っている部分は再度情報収集をしながら、どちらの話が正しそうなのか見極めていく必要があります。
この点で、ウェッジホールディングスの株主総会直前にクボタから話を聞けたことはとても勉強になりました。ウェッジの株主総会や事業説明会に参加したことで、疑問点に対する回答が得られたり、さらに事業に対する理解が深まり、ホールドする握力が高まりました。この辺りについては別途まとめてみたいと思っています。
グループリースの取扱商品が日本メーカーの商品ということはありがたいですね!
取り扱いトラクターがタタ製だったりしたら、日本語で得られる情報は格段に減ってしまいますので^_^;
東南アジアで日本製の商品に対する人気が高いのは本当にありがたいな〜と改めて実感しました。

これからも主力の投資先については、出来る限り幅広く情報収集して、その情報を元に自分自身の頭で考えて妄想を広げて行きたいと思っています。クボタも今後もIRフェアへの出展を継続してほしいと思いますし、ウェッジも会社説明会など開催してくれたらいいのにと思います。
毎月開催している勉強会にウェッジが登場してくれるような日が来ると嬉しいですね!
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