2018年08月27日

Casaブログ座談会

8月25日にCasaの宮地社長をお迎えして、第2回東京勉強会を開催しました。
多くの個人投資家の皆さんに参加いただき、宮地社長の熱のこもったプレゼンもあり、良い勉強会になったのではないかと思います。
第1回の勉強会は2社に登場頂きましたが、質問が途切れず時間が足りなかったので、今回は1社に絞って深堀勉強会と銘打って開催しました。
とはいえ4時間近くも1社の質疑応答というのは難しいだろうと思い、説明を聞いてどう感じたかなど個人投資家で議論する座談会も予定していました。しかしながら今回も質問が途切れず、結局座談会の時間が無くなってしまいました^_^;
現在参加いただいた方にアンケートをお願いしていますが、座談会を楽しみにしていた!という声も多くいただいているので、ブログ上で座談会をすることにしました。

賃貸契約を結ぶ際は連帯保証人が必要になることが多いですが、社会情勢の変化により家賃保証会社を利用する割合が高まっています。
今後民法改正で連帯保証人の要件が厳しくなることから、さらに家賃保証会社の利用が増えていきますし、信用力の高い大手企業のシェアが高まっていくのではないか?と想定しています。
(画像クリックで拡大 以下同様)
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家賃保証会社は4社上場していますが、売上ではCasaがトップクラスです。
信販系など非上場の大手が5社ほどあり、これらの会社は売上計上方法が異なることも影響して、Casaより若干売上規模が大きい会社のようです。
同業他社と言っても、4社の規模や戦略は異なっているようです。
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株価推移を見ると、Casaとジェイリースは比較的安定推移で、イントランスはボラが大きくて往って来い、あんしん保証はいろいろ問題発覚もあったりして下げ続けてきた感じです。
各社の決算説明資料などを読み込んでまとめてみましたが、少数精鋭で利益率も非常に高いイントランス、まだ規模が小さいあんしん保証、地域密着で地盤の九州から全国展開を目指すジェイリースという感じです。地域密着で拠点数を増やしていることから、ジェイリースは社員も多く利益率も低めになっています。
Casaは元々破綻したリプラスの家賃保証事業を継承して誕生した会社であり、ファンドへの事業売却やMBOを2回行っていることから、2019年Q1末で40億円ほどののれんがあり、この償却も表面上の利益を下押ししています。
それでも15%ほどの経常利益率となっており、イントランスには差を付けられているものの、その他2社には倍近い差を付けています。
のれんの影響を除けば18%近い利益率になると思います。
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Casaは大手の管理会社向けの売上(Casaダイレクト)が6割を占めていますが、今後は管理会社を使わない自主管理大家さんや小規模な管理会社にも力を入れていく予定です。
この分野向けには家主ダイレクトという商品を投入し、顧客の開拓を進めています。
これらの先行投資も最近の利益率低下に影響しています。

Casaの過去の業績推移を見ると、売上は順調に推移していますが、ここ2年ほど利益率は低下し、利益も横ばいが続いています。
上述の先行投資も一因ですが、家賃滞納発生後の回収方法を見直したことが業績に大きな影響を与えました。
回収率が低下したことで貸倒費用などが増加し、利益の足を引っ張りましたが、宮地社長の理念の浸透が進み、来年初め頃に一時的な回収率悪化に伴う影響はなくなる見込みです。
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それ以前は24%近い利益率を上げていたので、悪影響が無くなれば20%以上の利益率に回復してくるのではないかと期待しています。
家主ダイレクトで他社が手付かずの自主管理大家市場を開拓していくこと、大手管理会社向けCasaダイレクトもプライシングを見直してシェアを取っていくことで売上も増加し、不良債権の影響が小さくなることで利益率も高まることから、来期以降はまた成長路線に戻るのではないかと期待しています。

以上が私が感じた印象ですが、株式市場の評価はPERで見ると競合他社が20〜30倍に評価されているのに対し、Casaは15倍程度で今後の成長性がまだ株価に織り込まれていないのではないか?という感じがします。
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posted by アイル at 16:24| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする