2010年05月09日

新 賢明なる投資家

バフェットの師であるベンジャミン・グレアムの名著
新 賢明なる投資家 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法
を読み直しています。
   
今回読んでいるのは上記の1973年に出版された第4版を翻訳したものですが、かなり前にも「賢明なる投資家」は一度読んでいます。ウォーレン・バフェットも最高傑作と推薦する一冊です。
まだ70ページほどしか読んでいませんが、貴重なアドバイスに満ちています。

相場とは持続不可能な楽観主義(株価を高騰させる要因)と根拠のない悲観主義(株価を暴落させる要因)との間を永遠に行ったり来たりする振り子である。
賢明な投資家とは、楽観主義者に売り、悲観主義者から買う現実主義者である

まさにその通りですね。悲観主義者が売りつくし、多くの人が見向きもしなくなった割安な時に買い、楽観主義者が増えてきて割高になってきたら売る、これがきちんとできるかどうかが大切です。頭では分かっていても、ついついまだ上がるんじゃないかるんるんと自分まで楽観主義者になってしまわないよう注意が必要です。
そのための方法として私が考えたのが、目標株価を2つに分けて設定する考え方です。

 目標株価上昇率 = 利益増加率 × PER上昇率

ビジネスが物理的成長を遂げるという明らかな見通しがあっても、それが必ずしも投資家の明らかな利益に結びつくものではない。どの産業が最も急成長するかという予測は簡単そうだが、他の多くの投資家がすでに同じ予測をしていたなら、そうした先見の明に真の価値など全くない。その時には株価はかなりの高水準に来ており、将来のリターンも低くなる以外にないのである。
高値で買えば買うほどリターンは低くなる

いくら素晴らしい成長が約束された会社であっても、すでに多くの人がそう感じているなら、株価に成長期待が織り込まれ割高な水準まで買われています。そんな状態で投資しても大きなリターンは望めません。逆に人気が落ちると株価も急落する恐れがあります。多くの人が気付く前に投資する必要があります。そのような会社は、人気のない銘柄の中に隠れています。


投資とは、詳細な分析に基づいたものであり、元本の安全性を守りつつ、かつ適正な収益を得るような行動を指す。そして、この条件を満たさない売買を投機的行動であるという
今回のミニセミナーでは、東祥という会社をご紹介しましたが、自分でよく調べもせずに飛びつき買いをするのは投機的行動です。まだ人気もなく慌てて買う必要性はまったくないので、じっくりと自分なりに調べることが大切です。ぜひ投機ではなく、東祥に投資して欲しいな〜と思っています。投資家を育てるのが私が考えるゲーム会の目的の1つであって、推奨銘柄を聞きたがる人を集めるのが目的ではありません。自立した個人投資家を増やしたいのであって、他者に依存する人を増やしたいわけではありません。
特に初心者の方は、最初は何も分からず他人の意見を参考にしたいと思うかもしれませんが、それだけでは成長していきません。
グレアムの言う賢明なる投資家とは、辛抱強く規律があり、学ぶ意欲がある投資家で、感情を抑えたり自分で考えたりする能力も備わっていなければならない。このような知性は頭脳というよりは性格特性である。ここでいう知性はIQ(知能指数)や試験の点数とは一切関係がない。
と書かれています。
このページをご覧いただいている皆さんも、ぜひ賢明なる投資家を目指していきましょうひらめき
posted by アイル at 23:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 投資関連書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
賢明なる投資家キター。
バイブルのうちの一冊ですがかれこれ3年以上読んでいないのでもう一度読もうか悩みます。
なにしろ通勤時間のみでよんだところ2週間くらいかかったものですから(汗。
その上内容が難しく最初2回読んだのですが
内容のどの程度を理解できたのか怪しかったものです。
これらの本の難解さに比べると金持ち父さんの
読みやすさはすさまじいですね。さすがコミュニケーターとしての能力に自信があるだけあります。
Posted by 珍 at 2010年05月10日 19:42
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