2010年08月08日

2010年8月7日ティア決算分析の概要

2010年8月7日に開催した中長期株式投資セミナーで、ティアの第3四半期決算について分析しました。
私のセミナーにご参加いただきありがとうございます。
途中で用事があり帰った方もいますので、使用したスライドの一部をこちらに掲載します。
セミナーの中でもご紹介しましたが、株式投資をするならマネーパートナーズでも口座を開設しておくと便利です。ぜひこちらのページから開設してみてくださいねるんるん
ご協力よろしくお願いします。
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ティア第3四半期決算
   クリックで拡大 グッド(上向き矢印) 以下すべて同様です。拡大してご覧ください。
今回の第3四半期決算のポイントです。
 閑散期なのに繁忙期並みの利益率!
 通期業績の上方修正ほぼ確実♪
 株主資本比率が上昇し、安定感が向上

通常葬儀業界では、4月から9月というのは閑散期にあたります。ティアの場合下期(3Q、4Q)が閑散期になります。上期の繁忙期に稼いで、下期の閑散期はティアの会の会員を増やしたり地道なPRに努めて、翌年度の繁忙期につなげるという流れになります。
ティアのような装置産業(葬儀会館を作ってお客さんに使用してもらい、使用料をいただくというビジネスモデル)の場合、葬儀会館の賃借料や人件費などの固定費が毎月発生します。繁忙期でも閑散期でも一定のコストが発生します。
そのため売上の少ない閑散期はコストの占める割合が高くなり、利益率が大きく落ち込みます。
上の表を見ていただければ分かるように、2008年、2009年とも1Q2Qは10%以上の営業利益率ですが、3Q4Qは半分程度の5%程度に落ち込んでいます。
それが2010年の3Qは10.9%exclamation×2と繁忙期並みの利益率をたたき出しています。これは驚くべきことです。カンブリア宮殿効果恐るべしです(笑)
1Q2Qも前年と比べると、営業利益率が0.7〜2.5ポイント向上しており絶好調なんですが、閑散期の3Qに繁忙期並みの売上を上げることができたので、利益率も繁忙期並みになりました。
にもかかわらず業績見込みに慎重なティアは、通期見込みの上方修正を行いませんでした。そのため4Qの業績見込みは、表のように大幅減益で営業利益率2.6%というありえないような数字になっています。
6月まで名古屋市内で20%近いシェアを獲得していたのに、7月以降一気にシェアが激減というのは考えにくいですので、今回の3Q決算を受けて通期の業績が上方修正されるのは確実だと私は考えています。
ティアについて、借入金が多くて株主資本比率が20%程度と低いことを心配する声も多く聞きましたが、現状では27.4%まで上昇しており、安定感も増してきました。
私は設備投資が先行するティアのような業態の場合、株主資本比率が低いのはやむを得ないと考えています。設備投資がしっかりと利益に結び付いていれば問題ないと考え、株主資本比率が低くても躊躇せずに投資しています。


ティア第3四半期決算
四半期ごとの売上・営業利益推移をグラフにすると上記の通りとなり、特に利益は3Q4Qと落ち込んでいることが分かります。このグラフからも毎年利益額が増加してきていることが分かります。3Q4Qの関係は年毎にばらばらで、減る年もあれば増える年もありますが、傾向としては若干3Qを下回るという感じです。
2010年の4Qは、5月10日発表の上方修正後の数値です。利益が特に大きく落ち込んでおり、こんなことはありえないと私は思っています。4Qも売上の好調さが続き、利益率も10%程度を確保するという前提で出したのが水色の点線で表している私の予想数値です。シェアの落ち込みがないかぎり、このくらいの利益になってもおかしくないと思います。
ただし、ティアの売上は名古屋市内の死亡者数の影響を大きく受けます。死亡者数が前年を下回るようだと、業績の上方修正がないかもしれません。そんなこともあってティアは3Q決算では上方修正をしてこなかったと思われます。
ティア第3四半期決算
5月10日発表のティアの今期の1株当たり利益計画は173円ですが、私の予想では上記の通り200円程度になるのではないかと考えています。
その場合、ティアの配当性向目標は20%なので、最大40円までの増配も期待できます。現状は据え置きの25円予想になっていますが、35円程度は期待できると思いますし、業績次第では40円もあると思っています。
業績の上方修正&増配の発表は、10月下旬か11月初め頃と予想しています。
ただ先ほども指摘した通り、名古屋市内の死亡者数推移のチェックが重要です。
私のブログでも記事にしていますので、定期的にチェックしてくださいね。
最新の記事はこちら 右斜め下
   名古屋市の人口統計分析2010年6月分

ティア第3四半期決算
今年は3〜5月に前年を上回っていたので、特に8月などに前年の反動が出て、死亡者数が落ち込む恐れもあります。ティアの業績に大きな影響を与える死亡者数の推移には注意が必要です。


また、来期は「資産除去債務に関する会計基準」の適用で、純利益は減益の可能性が高いと思います。今期業績が大きく伸びた反動で、営業利益などの伸び率が鈍ることも予想されます。ティアは業績見込みを堅く見積もる会社なので、来期の業績予想はかなり控えめ(営業利益も横ばいなど)に出してくる可能性もあります。利益の伸び率低下と純利益の減益を嫌気して、決算発表とともに売りが出てくることも考えられます。ただ会計基準の変更は一過性のものであり、キャッシュアウトを伴うものでもないので、事業やキャッシュフローに与える影響はありません。なので売られてさらに割安になれば絶好の買い場になるかもしれません。たとえ減益見込みが出ても狼狽する必要はないと私は考えています。
ぜひ来月の中長期株式投資セミナーにも遊びに来てくださいねるんるん
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posted by アイル at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ティア(2485) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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