2012年02月14日

ネクストジャパン、Jトラストの完全子会社化

2012年2月14日に、Jトラスト株式会社による株式会社ネクストジャパンホールディングスの完全子会社化に関する株式交換契約締結に関するお知らせ というリリースが発表されました。

ネクストジャパンは債務超過であり、株主の方々に迷惑をかけないで債務超過を解消する方法を検討した結果、藤澤信義氏の本体企業であるJトラストの完全子会社にするそうです。
リリースには事業上のメリットもあるなどといろいろ書いてありますが、それなら業務提携でも十分であり、どちらの会社も藤澤信義氏がマジョリティを持っているんですから、完全子会社化しなくても十分提携効果を出せると思うんですが(^_^;)

ネクストジャパンホールディングスの少数株主が邪魔なのかな?と感じてしまいますね。
株式交換で完全子会社化しますが、ネクストジャパン1株に対してJトラストの株2株が交付されるそうです。しかしネクストジャパンは1株単位だったのに対し、Jトラストは100株単位なので、49株以下の株主はJトラストの端株主になってしまいます。今までは議決権が行使できたのに今後は行使できなくなるわけです。
リリースの中でもネクストジャパンの9割を超える株主が、Jトラストの端株主になる可能性があると書かれています。
昨年の株主総会ではこの程度の債務超過は簡単に解消できると説明していたのに、まさかこんな形で議決権を奪われることになるとは思ってもいませんでした。
2011年の株主総会の様子は↓こちら↓
 ネクストジャパンHD(2409)2011年株主総会レポート

本日時点の終値は下記の通りです。
 ネクストジャパン(2409) 1,360円
 Jトラスト(8508) 788円

Jトラスト2株は1,576円に相当し、ネクストジャパンの株価を15.9%上回っています。
一見するとネクストジャパンの株主に有利な交換比率のように見えます

しかし最近の株価を見ると、下記の通りJトラストの株価が大きく上昇した中で発表されています。ここ2ヵ月ほどで2倍くらいに上がっています。
Jトラスト
昨年のJトラストの株価は400円前後で推移しているので、実質的には800円程度で強制的に交換されるように感じてしまいます。
Jトラストの株価がちょうどピークを付けた後に発表しているのも、タイミングをうかがっていたのかな〜などと感じてしまい、なんか納得がいかない完全子会社化ですね。
Jトラスト
上記のチャートは、過去6ヵ月間の両社の株価騰落率推移を表したものですが、ネクストジャパンは低迷しているのに対し、Jトラストは武富士支援決定や藤澤信義氏が増資を引き受けるなどの材料もあり、最近の株価は堅調に推移していました。
ネクストジャパンも業績は回復傾向にあり、株主総会での説明も聞いて今後に期待していたのに、強制的にJトラストの株を割当てられることになります。
今後ネクストジャパンの業績が回復しても、その果実を享受するのは主に藤澤信義氏ということになります。
ネクストジャパンは以前には分割調整後で35万円を超える株価を付けていた時期もあり、当時買った株主がまだいたとすれば、やりきれないだろうな〜と感じます。

プレスリリースを見て、やはりライブドア関係者には株主から見て信頼に足る人物はいないのか?と感じてしまいました。
とはいえ株式交換ですから、Jトラストの今後の株価次第ではいくらかは報われる可能性はあります。
PBR0.2倍という超低価格で強制的に買い取られてしまったハークスレイによるTRNコーポレーションのTOBに比べればいくらか良心的だなとも感じます。
2010年後半から2011年初めにかけてのTOB価格一覧は下記の記事をご覧ください。
 2011年2月16日付 株主総会に行こうブログ記事

大株主によるTOBやMBO、株式交換などは証券取引所がしっかり規制してほしいですね!
   ブログランキングに参加しています → にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
posted by アイル at 18:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
素晴らしい見解だと思います。
ブックマ−クしました。今後にも期待しております。
Posted by 霊合星人 at 2012年02月15日 01:28
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック