2012年02月23日

最近の立会外分売について

今日は日本和装ホールディングス(2499)とディーブイエックス(3079)の立会外分売が行われました。
どちらも株価は分売価格を上回って推移しており順調です。
 日本和装HD 前場終値 28,960円(分売価格 28,380円比 +2.04%)
 DVx Inc 前場終値 1,150円(分売価格 1,135円比 +1.32%)

ディーブイエックスは若林誠社長が立会外分売で持ち株を売却したと併せて発表されています。
日本和装も吉田重久社長が持ち株を売却しましたが、これは2月27日(月)の東証2部上場に備えて、流通株比率の基準を満たすための売却であり、立会外分売株数が3,360株と中途半端なのも、基準を満たすための最小限分だけを売却したからです。この辺りからもこんな安値では持ち株を売りたくない!もっと業績を上げて株価も上げたい!という強い意思を感じます(笑)
単なる立会外分売ですが、その背景を詳しく見ていったり想像(妄想とも言う)していくと、色々なことが分かってくるものです。分売の背景を考えることも投資にとっては大事ですね!

立会外分売を取り扱う証券会社は増えていますが、ネット上で申し込みができる会社、コールセンターに電話しないといけない会社など色々あります。
立会外分売は実施日前日の夕方16時前後に発表され(ディーブイエックスは16時15分、日本和装は16時20分)、17時頃から分売への申し込みが始まります。そして翌朝分売実施日の8時20分〜30分ごろまで申込みを受付けます。その後注文が集約されて売買が執行され、約定結果が連絡されます。
時系列に並べてみると下記のような流れになります。
 16時頃  会社から立会外分売実施発表
 17時頃〜 取扱い証券会社で立会外分売への申込み受付開始
翌日(立会外分売実施日)
 〜8時30分 立会外分売への申込み終了
 8時45分頃
 証券取引所で各証券会社からの注文を集約し取引執行
 分売予定数より注文株数が多い場合は、注文株数で按分?して各社への割り振りを決定
 8時50分〜9時5分頃 各証券会社で割当株数を各注文者に割振りし、口座に反映→売却が可能
受付時間や証券会社内での割振り方法、口座反映時間などは各証券会社によって異なります

松井証券は8時30分まで注文を受付けていますが、もっと短い会社が多いですし、SBI証券は口座への反映が9時過ぎになり他社と比べて遅いようです。約定株数の割当て方法も異なるようなので、研究し甲斐がありそうですね(笑)
大和証券のネット取引大和ダイレクトの場合、立会外分売に申込むにはコールセンターに電話しないといけません。申込み受付時間は16時半頃から実施日の8時19分までになっています。
一方でコールセンターの稼働時間は8時から18時までです。
前日に申込むなら16時30分〜18時までの間、当日に申込むなら8時〜8時19分までの間という短時間しか、立会外分売を受付けていないことになります。
コールセンターは特に夕方は混雑していますし、取引に際しても確認事項・説明事項などいろいろ手間がかかり、注文発注までには相当時間がかかります。ネット取引に慣れた身からすると、そんなことまでいちいち確認しなくても(^_^;)と感じてしまいます。私も早起きして電話で申込んでみましたが、確認などに手間取り注文に間に合いませんでした。
ぜひ大和ダイレクトでもネット上で立会外分売への申込みができるようにして欲しいですし、それが難しいならコールセンターでの受付時間をせめて20時頃まで伸ばしてほしいものです。

今日は三栄建築設計(3228)の立会外分売実施が発表されると思います。
三栄建築設計は8月決算ですが、2月末の株主にはお米券5枚を贈る株主優待があります。
2月24日(金)朝に立会外分売が実施されれば、権利付売買最終日なので株主優待の権利が付いてきます。今日分売実施の発表がないと27日以降の実施になるので、立会外分売で買っても今回は株主優待がもらえません。こんなギリギリのタイミングで立会外分売を実施するのも珍しいですね!
実施日次第でこれだけの差があるんですから、余程のことがない限り今日発表すると思います(笑)
松井証券の立会外分売案内でも株主優待について記載があります。
分売株数は24万株ですが申込み上限は200株であり、立会外分売の目的として書かれている
当社株式の分布状況の改善、株主数の増加及び流動性向上を図るため
という理由と整合しています。
株主数を増やしたいのに申込み上限が1万株!だったら、場合によっては24人しか株主が増えない可能性がありますので(笑)何としても売り抜けたい!という感じが見え見えになってしまいます(^_^;)
三栄建築設計
三栄建築設計は1月10日に期待外れの1Q決算を発表したのに続き、2月8日には業績の下方修正を発表しています。株価が大幅に下落している中での立会外分売実施であり、業績の先行きに若干不安はあるものの、100株ならメリットがあるかもしれないですね。
株主数を増やして東証1部指定替えを目指しているのではないか?などとも感じます。
ホームページでは2月17日付でご丁寧にも「株主優待のお米券についてのご説明」というリリースも出しているので、株主優待で釣って立会外分売を成功させよう!というのが見え見えなのが若干気になります(笑)が、釣られてみようかな?

次に立会外分売を予定しているのが、セーラー広告(2156)とパラカ(4809)です。
セーラー広告はまったく知らない会社でしたが、立会外分売の目的もよく分かりません。
リリースには、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とするものです と書いてありますが、ひな形通りで会社側の意図が伝わってきません。流動性がほとんどないのは確かなようです。
2月9日に業績の下方修正を発表して間もないですし、株価も低迷しており時価総額も7.8億円と非常に小さい会社です。このまま業績・株価の低迷が続けば、上場廃止になってしまうのではないか!?と感じるような会社です。それがなぜこのタイミングで立会外分売なのか?よく分かりません。
セーラー広告株価チャート
株価は上記の通り底ばいが長く続いており、一見長期投資派には美味しそうに見えますが、2007年6月の上場前後が業績のピークだったようで、その後は今期計画まで5期連続減収が続き、利益も大幅に減少しています。営業利益のピークは上場直前期の2007年3月期の4.05億円のようですが、2012年3月期見込みは0.76億円まで減っています。利益は1/5以下になったわけです。上場当時の筆頭株主が54万株を売り出しましたが、これが上場の目的だったのではないか?と感じてしまうような会社です。
流動性がほとんどないので処分に困った大株主が、最近の立会外分売ブームに便乗して売り抜けたいための分売なのかと感じてしまいます。あるいは分売実施を発表すれば知名度が上がると考えたのかもしれません。確かに分売実施発表で私もセーラー広告を知ったのでPR効果はありますが、会社の内容が良くないと逆効果です(^_^;)

一方でパラカは東証2部や1部を目指していると思うので、前向きな立会外分売なのかなと感じます。
2011年の株主総会に出席した印象では、内藤亨社長は将来を見据え的確な戦略を打ってくるような感じがしたので、立会外分売実施にも前向きな理由があるのではないかと期待しています。
   パラカ2011年株主総会レポート

最近は立会外分売が続いていますが、どの会社の分売に参加するのかよく考える必要があると思います。立会外分売にも前向きなもの、ただ売り抜けたいだけのものなど混在していると思うので、よく考えて選別することは大事です。
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posted by アイル at 12:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 立会外分売 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

最近、立会外分売多いですね。

その中「ブロンコビリー」は、創業者一族の株を売り出すのに、わざわざ公募売出をするようです。

売出価格2,073円に対し、証券会社が買い取るときの価格は1,954.80円ということで、結構証券会社が取っていくもんなんですね。

なぜ、ブロンコビリーはわざわざ立会外分売じゃなくて公募売出にするんでしょうね? あと、立会外分売も証券会社の取り分って結構多いんでしょうか?
Posted by OSU at 2012年02月24日 18:10
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