2013年01月09日

業績下方上方修正1月9日分

最近業績下方修正を発表する会社が増えています
日経平均株価は2012年11月中旬の衆院解散が決まって以降上昇トレンドが続いていますが、内需系の小型株はあまり上昇しておらず、業績も伸び悩んでいる会社が多そうです。
日経平均株価採用銘柄はグローバルに活躍する大企業中心なので、業績は為替相場の影響を大きく受けることになり、円安が進めばそれだけで業績の押し上げ要因になります。一方で内需系の会社にとって円安の影響度合いは様々ですが、仕入価格や光熱費の上昇などの形でボディブローのように効いてくると思われます。
今日も業績の下方修正が目立ちました。

パソナグループ(2168) 2013年5月期2Q業績下方修正 通期計画は据置き
 売上ほぼ計画通り 営業利益10.7%減 経常利益7.6%減 純利益赤字幅1.54億円拡大
インソーシング(委託・請負)において、行政事務代行など新規案件の受託が拡大し増収となったものの、スタート間もない案件の増加により粗利率が計画を下回った こと、大阪グループ拠点の設備投資において、資産計上を見込んでいた一部を費用計上することになり、税効果に影響し四半期純損失が拡大する見込みとなった。アウトプレースメント(再就職支援)の需要が引き続き堅調であり、インソーシングの収益改善も見込まれることから、通期連結業績予想については据え置き
まあこの程度の下方修正なら挽回可能かなと感じます。
 こちらもご参考に → 2012年パソナグループ株主総会レポート
パナソニックやNEC、ソニーなどの大手企業グループには追い出し部屋なるものがあって、退職を強要しているのでは!?と問題になっていて、厚労省も実態調査に乗り出すようです。そうなるとちゃんと再就職支援をしないと!ということになり、パソナへの依頼も増えそうです(笑)
電通も早期退職の募集をしていますし、今後も再就職支援事業は期待できそうです。
資産計上予定だったのが費用計上になって利益を圧迫しました、というのは事前に監査法人トーマツさんにきちんと確認しておいて欲しいものです。監査費用は1億円も払っているんですから、しっかりアドバイスしてもらわないとね!

エスプール(2471) 2012年11月期 通期計画を下方修正
 売上5.0%減 営業利益46.7%減 経常利益63.2%減 純利益 赤字転落 ▲0.30億円
キャンペーンアウトソーシングでは、大型案件の獲得がなかったことに加えて、注力分野であった対面型獲得業務の立ち上がりが遅れたこと、人材ソリューション事業においては、地方拠点を中心にコールセンター向けの派遣が増加しましたが、携帯電話販売支援業務では、派遣抵触日による業務終了に係る売上減少を補うことができず、計画未達。利益面では、派遣人材の需給逼迫が第4四半期以降急激に生じており、来期以降のさらなる事業拡大に向けた体制整備を前倒しで進めたことや、派遣スタッフ採用のための募集費を増加させたことにより、販売費及び一般管理費が計画を上回って発生し未達となった。
エスプールは毎年下方修正の常連になっているような気がします。前に個人投資家向け会社説明会に参加したことがあり、時々業績をチェックしていますが、現状では典型的なダメ企業という感じです。下方修正の発表も決算発表直前であり、もっと早く発表できるのではないかと感じます。
派遣人材の需給逼迫が昨年の9月以降急激に生じているということですが、秋以降国内の景気は停滞している感じなのに、派遣需要が本当に増えているんでしょうか?
派遣先は違うと思いますが、パソナではそんな記述はありません。本当に来期業績が拡大するのか?あるいは人は確保したけど派遣先が見つからずさらに減益(^_^;)となるのか注目ですね!
これだけ下方修正が続くと何を言っても言い訳にしか聞こえません(笑)

フェリシモ(3396) 2013年2月期 通期計画下方修正&減配 30円→15円
 売上3.8%減 営業利益47.7%減 経常利益36.1%減 純利益51.9%減
フェリシモは衣料品などの通販会社ですが、顧客数の拡大と受注単価の向上のための活動を継続してまいりますが、第3四半期連結累計期間の業績及び現在進行中の受注の状況、また延べ顧客数の見通しが計画に満たないこと等から、売上高は下方修正。利益は半減という感じですが特に説明はなく、売上減に伴う利益減と思われます。利益が半減なので配当も半減ですが、下方修正に減配までセットになると株価への影響は大きくなりますね!

株主総会などで社長の話を聞くと、春先から夏場にかけては業績も順調に推移していたが、秋口頃から急に景気が悪くなったという話をよく聞きます。尖閣諸島問題などで中国との関係が悪くなったり、EU問題の再燃など色々要因はあると思いますが、春頃の勢いを持続できると考えていた会社は下方修正に追い込まれています。
一方でヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)のように上方修正する会社もいくつかはあります。ヴィレッジヴァンガードは元々今期の業績を非常に厳しく見ていたので、思ったほどは悪くないという感じで、上方修正があったからと言って業績が好調なわけではありません

ドーン(2303) 2013年5月期 通期計画を下方修正 固定資産の減損損失の計上のため
 売上8.3%減 営業利益 赤字転落 経常利益 赤字転落 純利益 赤字転落 ▲0.28億円
売上高につきましては、地方自治体の予算執行状況が低調であったことや、激しい業者間の価格競争の影響等により受託開発の受注が期初の予想額に達しなかった。利益につきましては、売上高の未達に加えて、デジタル地図等の仕入による原価高や固定資産の減損損失に伴う特別損失の計上。
ドーンは、地理情報システム(GIS)構築ソフト「ジオベース」の販売や受託開発を行っている会社の様ですが、私には変な名前の会社だな〜という程度の印象しかありません。
震災後の復興需要などが期待され一時的に株価が吹き上がりましたが、業績はついてこないようです。復興予算がなかなか動いていない部分もあるのかもしれません。

ドミー(9924) 2013年5月期 2Q計画 売上は下方修正、利益は上方修正
 売上1.3%減 営業利益0.6%増 経常利益17.2%増 純利益35.3%増
消費者の生活防衛意識による節約志向や同業他社との価格競争の激化等により、売上は予想を若干下回る見込みとなりましたが、当社グループはお客様からの高い支持・信頼をいただけますよう、岡崎食品加工センターを活用して生鮮食品の生産量や品目の拡大を図り、安心・安全を第一に味・鮮度にこだわった商品の充実に努め、衣料品・テナントを中心とした店舗の売場効率の見直しを行いました結果、売上総利益率が改善し、営業利益、経常利益は予想を若干上回る見込みとなりました。
地元のスーパーどこより〜もっ!ドミーです(笑)ほぼ計画通りですが、スーパーの価格競争は激しいです!

井筒屋(8260) 2013年2月期 通期計画上方修正
 売上1.8%増 営業利益17.4%増 経常利益21.1%増 純利益46.2%増
先行き不透明な商環境の中、減収幅を厳しく見込んでおりましたが、第3四半期累計期間までの連結業績が予想を上回る結果となったため上方修正。
それでも前年と比べると減収減益であり、厳しい経営環境であることは変わりません。

ウッドフレンズ(8886) 2013年5月期 2Q計画 売上は下方修正、利益は上方修正
 売上3.0%減 営業利益114.0%増 経常利益 黒字転換 純利益 黒字転換
販売戸数が当初計画と比較して未達となりましたが、連結子会社の業績は概ね計画どおり推移
グループとしての販売費を含む住宅1戸当たりのコストが当初計画と比較して減少し、営業利益、経常利益及び四半期純利益は前回予想からそれぞれ増加する見込み
住宅販売は苦戦しているけど、コストダウンで黒字転換しました!ということのようです。不動産業でも投資用不動産を扱っている会社は絶好調ですが、マイホームにはまだ恩恵はあまり無いようです。

今日の業績修正を見ても、全般的に厳しい環境が続いているようですね。
こういった厳しい環境下でこそ、企業の底力や経営者の胆力が見えてくるので、参考になることが多いと思います。
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posted by アイル at 20:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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