2013年01月14日

流動性が低い株への集中投資

私は利益面から見て割安な小型成長株に中長期投資するのが基本的なスタイルです。
そしてあまり分散せずに集中投資しています。
集中投資の場合銘柄選定が一番重要になるので、自分で会社を分析して銘柄選定する経験が少ない投資の初心者にはあまりお勧めできませんが、それでも個人投資家が株式投資で資産を増やすには小型株への集中投資が一番適していると考えています。
知名度が高くて安心感のある大型株ではなく、あえてまだ企業としては脆弱な面もある小型株に投資するのは、成長性を重要視しているためです。そしてアナリストなどがウォッチしていないので割安に放置されている可能性があるからです。
グローバルに展開していて売上が1兆円もある会社が売上を2倍にするのは大変ですが、地方だけで事業展開していて売上が100億円程度の会社なら、売上を倍にするのはそれほど難しくありません。特にサービス業であれば事業展開エリアを広げていけば業績を伸ばすことは可能ですし、個人投資家でも企業の将来の姿をイメージしやすいというのも大きな利点になります。

実際に割安な成長株にはどんな会社が多いかというと、業種ではサービス業が多くて、地方の目立たない会社で地方市場やジャスダック市場、大証2部などに上場しているケースが多い様に感じます。
成長性があるのに割安に放置されているということは、会社自体の知名度が低いか、人気のない業種に属している、あるいはその両方に該当することが多く、ほとんど誰も知らないような不人気会社になります。
割安な銘柄はたくさん放置されていますが、その中から成長性のあるダイヤモンドの原石の様な会社を探し出さなければなりません。
ダイヤモンドの原石かどうか見分ける重要なポイントは経営者です!
経営者に成長意欲がないと会社は成長しませんし、成長しない会社の株価は上がりません。
経営者にとって自分が創業した会社を上場させるというのは大きな目標であり、大きな達成感も感じると思います。上場により保有株の価値も大幅に上がるのでそれなりの財産も築けます。
こうしたことから、上場がゴールになってしまう経営者も少なからずいます。
もっと悪質(笑)なケースとしては、相続対策や換金目的(^_^;)、資金繰り目的?と感じるような会社もあります。もちろんそんなことはおくびにも出しませんが(笑)
なので経営者を見分ける目が必要になってきます。そのために私はできる限り多くの会社の株主総会に参加し、直接経営者の方々を見るようにしています。そしてできる限り質問もするようにしています。
こういった蓄積が徐々に経営者を見極める能力の向上につながるといいなと思っています。

こういった不人気銘柄はほとんど売買がされておらず、流動性が非常に低いというのも共通した特徴になります。買う時もまとめて買うのは不可能であり、1単位ずつ少しずつ買い集めていきます。満足できる株数が集まるまでに半年から1年かかるようなケースもあり、買う時にも忍耐が必要になります(笑)
忍耐力がないと自分の買いで株価を急騰させてしまい、高い買い物になってしまいます(^_^;)

不人気銘柄を買うわけですから、すぐに人気化することはほとんどなく、買ってからもさらに忍耐の日々が続きます
中長期投資は何はさておき忍耐力がないと始まりません!
こんなスタイルですから、周りからはそんな流動性の低い株をたくさん買って大丈夫なの?身動き取れないんじゃないの?どうやって売るつもりなの?などと心配されたり質問されることも多いです。

確かに流動性が低いのですぐに売ることは不可能です。ストップ安覚悟ならそこそこ売れるかもしれませんが、希望する値段で売ることはまず不可能です。流動性が低い株に投資する場合は、忍耐力とともに資金面でも忍耐力の高いお金が必要です(笑)使う予定のない本当の余裕資金でないと、じっくり中長期投資を行うことはできません。
ただ売る時のことは実はあまり心配していません

株式も不動産も何でもそうでしょうが、投資や商売の基本は安い時に買い高い時に売る ということですが、安い時とは人気が無くて誰も見向きもしない時なので、自然と流動性が低くなります。
そんな不人気株でも会社自体が成長していけば、いつか注目を集める時がやってきます!どのくらい待てば脚光を浴びる時が来るのかは分かりませんが、注目が集まり人気が出てくるとさらに買いたい人が集まってくるので、株価の上昇とともに流動性は飛躍的に高くなります。なので人気化した時にうまく売れば、流動性を気にすることなく売却することが可能です。
流動性が低い株への集中投資
上記はよくセミナーでもお話ししているゲオのチャートですが、私が主に買っていた2002年頃までは、出来高も少なく流動性の低い株でした。しかし業績は好調に推移していて、2003年には2分割を2回も行うなど投資家の注目を集める出来事もあり、さらに2004年1月には東証1部に上場しています。
こうしたイベントを経ながら株価は大きく上昇し、それに連れて出来高も増加しています。
このように買うときは大変でも、きちんと成長を続けていけばそのうち人気化する時が来て、売る時には苦労しませんでした。こうした経験が今の投資手法につながっています。
ゲオも2002年当時は非常に割安で、同業のカルチャーコンビニエンスクラブCCCと比べてPERで半分以下でした。成長性はCCCよりも高いのにです!
不人気で割安株だからこそ、人気化した時の上昇率も高くなるわけです。

先日出席したパラカの株主総会でも、パラカ株の流動性が低い!という株主からの指摘に対して、内藤亨社長が同じことを言っていました。
   パラカ2012年株主総会レポート
我慢できるかどうかがリターンの差になってきます。
この投資手法で難しいのは、人気化するまで待つ忍耐力の部分と、人気化した時にきちんと利益確定することです。不人気の時に少しずつ買うのは何も難しくないですが、なかなか人気が出ない株を将来性を信じて持ち続けることは、できる人とできない人がいます。これは個々人の性格や考え方などの影響が大きいと思います。
特に難しい手法ではないですが、忍耐力が必要なので誰にもできる投資手法というわけではありません

さらに難しいのが人気化した時点で売却することです。
長く株主として会社を応援してくると、不人気の頃から知っているだけに愛着が強くなり、人気化すると「今ごろになってやっと俺の先見性の高さが分かったか!この会社の評価はこんなもんじゃないぞーーー!」と鼻息が荒くなり、有頂天になってしまい、高値圏で少し株価が下がると調整と思い込んでさらに買い増したりしてしまいます(^_^;) 愛着の高い会社を売るというのは本当に難しいものです。
この部分が私の課題でもあります(笑)
流動性が低い銘柄の売却方法について、最近また違った発想も浮かんできたので、次の記事に考え方をまとめてみます。
   流動性が低い株の売却方法と新たな考え方
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posted by アイル at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資姿勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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