2013年06月02日

集中投資は危険か?

私は中小型株に中長期視点で集中投資しています。
中長期的な成長性が高いのに、不人気業種だったり知名度が低かったりして割安に放置されている会社に集中投資しています。こういった条件を満たす会社はほとんどが小さい会社になります。
まずはこれらの私の定義を明確にしておきます。定義がずれていると話がかみ合わないので(笑)
オフ会などで話をしていると、私も長期投資してるんですよ〜と言われることもありますが、よく聞いてみると半年くらいは持ってます!とか1年くらいは持ってます!なんて人が多いので^_^;
会社では1年間なんて短期です!決算書でも1年以内に返済するものは短期借入金です!会社では短期計画は1年間、中期計画が3年間、長期計画と言えば5年〜10年計画を指しています。
株式投資は会社に投資している以上、時間軸も会社側と同じように考えた方が良いと考えています。だから1年を長期投資と言われると???と感じますが、トレーダーの方からすると1年間も持ち続けるなんてものすごく長期に感じるんだろうな〜とは理解できます。

私が投資する中小型株とは、時価総額が20億円くらいから50億円くらいをイメージしていますが、良い会社であれば時価総額100億円程度でも投資します。時価総額はある程度柔軟に考えています。
中長期というのは3年から5年くらいを想定していますが、最近はもっと長くても良いと考えています。私のポートフォリオの上位銘柄は、投資し始めてからすでに6年目を迎えていますが、会社の成長が見込めるならば慌てて売る必要はありませんし、まだまだこれからだ!と思っています。
集中投資については1銘柄ではなく2〜3銘柄くらいを考えています。これは投資に回す資金量によっても変わってきますが、個人投資家が継続的にフォローし続けられるのは3銘柄くらいが限度だと感じています。
今後主力銘柄に昇格させていく候補として、決算などをフォローしている銘柄は複数ありますが、集中投資銘柄とは調査にかけている時間や密度はまったく違います。同じような密度で5銘柄10銘柄とフォローしていくのは難しいと思いますし、その分1銘柄当たりに割ける時間も減ってしまいます。
分散投資をした結果、投資先に対する調査が甘くなって、当初期待したような成長をしなければ意味がありません。私は投資に専念できる体制が出来ていますが、それでも2〜3銘柄をフォローするのが限界だと思います。
株価が割安か?という判断は利益面から見た割安度を重視しているので、PERが基準になります。
株価を決める要素はたくさんありますが、中長期的な方向を決めるのは今後の利益成長なので、利益成長を重視しますし、割安度の判断も利益をベースに考えています。

なぜ「集中投資は危険か?」という記事を書こうと思ったかというと、パリテキサス氏が期待の若手投資家として一押しのダル♪さんが「集中投資の恐ろしさ」という記事を書いていたからです。
 集中投資の恐ろしさ ダル♪の真理を追い求める旅

反論するわけではないのですが、色々と言いたいこともあるので、ちょっとだけ反論してみます(笑)
集中投資が危険な例として、三栄建築設計の株価つり上げ問題を挙げていますが、これも兆候はあったと思います。2012年2月24日(金)に実施された三栄建築設計(3228)の立会外分売は失敗に終わりましたが、立会外分売を発表しているのに株価が上昇するとは変な値動きだな〜と感じました。まさか社長が株価を吊り上げていたとは思いませんでしたが、立会外分売で高く売り抜けたい大株主が仕掛けているのかな?とは感じていました。
 三栄建築設計分売失敗! 2012年02月26日の日記
上記記事の株価チャートを見ても、分売日に向けて株価が上昇していくのは変ですよね!
本題から少しずれました。集中投資について論じていきたいと思います。

集中投資は楽か?
これはやり方や考え方次第です。
良いと思う会社2、3銘柄を買って、あとは知らん顔なら楽かもしれません。
しかし投資後も継続して業績や戦略などをチェックし続けていくなら、楽とは言えないかもしれません。
また、本当に素晴らしい投資先が見つかれば、その会社について調べたり考えたりするのは楽しい時間になると思います。本当に素晴らしい投資先・投資タイミングというものは、そんなに頻繁に見つかるものではありません。だからこそ、そんな会社に巡り合えたら本当に楽しい経験になると思います。

2002年にゲオという会社に投資し始めた時も、できる限り調べた結果を元にゲオの今後について妄想を膨らませるのは本当楽しい時間でした。それを妄信というならその通りなのかもしれませんが、私はできる限り調べたうえで投資先の会社を信じることも大事だと思います。
最近も芸能人の浮気問題がワイドショーを賑わしているようですが、相手を疑い続けて毎日をすごすのか?それともお互いに十分調べて(笑)選んだ相手だから信じて毎日をすごすのか?
どちらが幸せなのか、楽しい毎日をすごせるのかは明らかだと思います。
もっと言えば、この人に騙されるのならしょうがないわ〜と思えるほどの相手に巡り合えたなら、それは本当に幸せなことだと思います。
本当に素晴らしいと感じる投資先に、素晴らしいタイミング(株価が割安な時期で投資資金もある時期)で巡り合えることはこんな感じだと思います。
この社長に騙されるならしょうがない、自分の力不足だ!と素直に思えるような社長、この会社のビジネスモデルでも成長できないならしょうがないな〜と思えるような会社、そんな投資先に巡り合えることは本当に幸せなことです。騙されたくはないですが(笑)
時には一目惚れで欠点が見えないまま買ってしまい失敗することもありますが、これは反省を繰り返しながら経験を積み重ねていくしかないと思います。集中投資で失敗するのが怖いから、という理由で安易に分散投資に走っていては、いつまで経っても会社や経営者を見極める目が育ってこないと思います。
私は少額からで構わないので、銘柄を絞ってこれだ!という銘柄を厳選して集中投資して欲しいと思っています。
妄信するのは必ずしも思考停止ではないと私は考えています。

そうは言いつつも、投資後も業績のチェックはきっちりとしますし、少しでも変調が現れるとIR担当者を質問攻めにしている(笑)ので、まだまだ妄信できていないのかもしれませんが、私の中では信じ続けるために気になる点は早めにチェックしていると位置付けています(笑)

ダルさんは、集中投資なみに心をこめた分散投資 を薦めていますが、2つの視点から論じてみたいと思います。

まずは いきなりこのレベルを目指すのは難しいだろう ということです。
では分散投資から始めて、徐々にそれぞれの銘柄に集中投資並みの心を込めていくのか?
あるいは心を込めた集中投資から始めて、徐々に銘柄を増やしていくのか?
ということになりますが、やはり心を込めた集中投資から始めていくのが良いと思います。
最初は銘柄を選ぶ能力も低いわけですから、多くの銘柄を選ぼうとすると余計に能力が分散することになり、張りぼてみたいな見た目だけ綺麗な銘柄ばかり選んでしまいそうです。まずは候補の中からできる限り厳選して1、2銘柄に絞って投資した方が良いと思います。
銘柄選定能力がまだ低いと十分認識したうえでリスク管理としては、投資資金の5%だけを使うなど投資額を抑えることで、失敗した時の影響を小さくすることが大切です。これを繰り返しながら徐々に銘柄数を増やしていくことになります。

もう一つの論点は、心を込めて投資したくなるような銘柄かつ投資タイミングもベスト!という銘柄が、そんなにたくさん見つかるのか?という問題です。
投資を始めた頃は、どの銘柄もいい会社に見えて、どれもこれも欲しくなります。私も最初はそうでした。まだ投資資金が少ないのに、あれもこれも欲しくて次々と売り買いを繰り返していました(笑)
そうしながら成功、失敗を繰り返し、今の投資法が出来上がってきたわけですが、今までの投資を振り返って感じるのは、繰り返しになりますが 本当に素晴らしい銘柄はそんなに多くはなかった!と言うことです。
なので1銘柄から始めて徐々に銘柄を増やしていくなら、上限を3銘柄程度に留めて、4銘柄目の候補が見つかったら、すでに投資済みの3社と比較してより良いのかどうか、十分に考え抜いてほしいと思います。どの銘柄よりも素晴らしい!と感じるのであれば、投資済みの銘柄から乗り換えることで3銘柄以内を維持するという選択肢もありますし、3銘柄よりも劣るのなら投資する意味はあまりないと思います。
それよりはすでに投資済みの銘柄の中からさらに厳選して買い増した方が良いと思います。

こう考えてくると、集中投資なみに心をこめた分散投資って本当に意味があるのだろうか?と感じてきます。
3銘柄に投資するのも分散投資だ!と言われればそれまでですが(笑)資金量にもよりますが、私は3〜5銘柄くらいまでなら集中投資だと考えています。
自分の考えに固執しすぎだ!と言われるかもしれませんが、私は今後も中長期スタンスの集中投資を続けていきますし、こうした投資方法もある!ということを発信し続けていきたいと思います。
そのためにも銘柄選定能力をさらに高めて、結果を出すことも大事ですよね!
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posted by アイル at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資姿勢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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