2015年11月06日

儲かる会社、つぶれる会社の法則2

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
の感想文の続編です。シリーズ第1弾はこちら↓
 儲かる会社、つぶれる会社の法則 感想文

法則6 過去の苦労話ばかりが多い社長の会社は成長が止まる
経営者のヒストリーは会社を見るうえでとても重要な情報だ!というのはその通りですし、会社の沿革も同じように大事だと思います。
過去の苦労話ばかり話す社長も困りますが、やはり苦労を乗り越えてきた社長の方が逆境にも強そうで、経営者としては安心感があります
本書では一例としてGMOインターネットの熊谷正寿社長の話が出ていますが、私も熊谷正寿社長は素晴らしい経営者だなと思います。しかし実際に拝見するまではインターQのイメージが強くて、怪しげな人なんじゃないか?と思ってました。すみません。
GMOは子会社群も素晴らしい会社が多いので、熊谷社長は人や会社を見る目もありますよね。

法則7 社長のコンプレックスは株価上昇の原動力になることが多い
ただコンプレックスが原動力になっている場合、上場実現などでコンプレックスが解消されると、モチベーションが下がってしまうケースもあるので注意が必要です。
この法則を読んで思い浮かんだのはオウケイウェイヴ(3808)の兼元謙任社長です。
この会社も名証セントレックス市場に上場した会社ですが、業績・株価ともに低迷し、セントレックス市場から抜け出せない感じです。兼元謙任社長もベンチャーチャンネルにインタビュー音声が残ってます。
 オウケイウェイヴ 兼元謙任社長インタビュー音声
会社説明会や株主総会にも行きましたが、熱意はあるのになかなか業績に結び付かないですよねぇ^_^;
オウケイウェイヴ
ある程度まではコンプレックスを燃料にして突き進むことができますが、周りを巻き込んでいくということを考えると、どこかのタイミングで社員も共感できるようなものに転換していく必要があると思います。
社長の個人的なコンプレックスより、業界を変える!とか日本を変える!というようなビジョンを掲げて、周りに浸透させた方が成長が続く感じがします。

法則10 質問すると怒り出す社長の会社は、経営状態が悪化している
経営状態が悪化しているかどうかは別として、質問に対して怒り出すような人が社長では、心配でとても投資する気になりません。怒るということは冷静に対処できないわけで、そんな人が社長だと不祥事が多発しそうです。社長の逆鱗に触れないように良いことしか報告しない、悪い情報は隠ぺいや先延ばしするという、どこかで聞いたような社風になってしまいそうです。

法則11 社長みずからが情報公開する会社は買い
この法則は甘いと思います。社長が会社説明会などに登場しない会社は投資対象外だと思います。
そんな会社がIR活動に力を入れ出したらチャンスなんですが\(^o^)/
会社説明会や決算説明会などは年に数回しかないんですから、社長みずから語って欲しいですね。とはいえ、IR説明会自体開催しない会社も多いんですから、社長みずからIRする会社は買いなのかもしれません。
プレゼンの上手い下手は問題ではないというのはその通りだと思います。
VTホールディングスの高橋社長も個人投資家向け会社説明会を始めた頃は、淡々と話している感じでしたが、人柄などはよく伝わってきました。上手い下手ではなく、社長自ら進んで行うことが大事だと思います。
数年前のDeNAの株主総会では株主から、守安功社長が決算説明会を行うたびに株価が下がる、動画を見てもプレゼンが下手で株を買う気がなくなる、プレゼンくらい練習すればうまくなるんだから改善してほしいと怒られていたということを思い出しました(笑)

法則15 社長の自伝を本人がプレゼントしてきたら、その会社は伸びない
解説の中にもありますが、人生も終盤に近付き、みずからの成果を自慢するために自伝を書いて配るような人が、社長に居座り続ける会社は成長しない、というより危ないと思います。
一方で、ティアの冨安社長のように多くの本を出している経営者もいます。会社としての全国的な知名度が低かったティアの場合、なぜティアという会社を作ったのか、どんな理念で経営を行っているのかなどを多くの人に知ってもらうために、本を出して株主などに配ることはPR戦略として有効だと思います。
そういった活動がカンブリア宮殿への出演などにもつながっているわけですし、自伝を出す目的が大事だと思います。
現役社長の銅像が置いてある会社なんて問題外だと思いますが、立体映像が普及したら、受付横で社長の3D映像が出迎えるような会社も出てきそうですね!そうなるとまた新たな法則が生まれるのか!?(笑)

法則16 豪奢な新社屋に入居した会社は、その時点が業績や株価のピーク
これはもはや定説ですね!あのユニクロでさえこの定説からは逃れられませんでした。
最近では下方修正を発表したダイコク電機も名駅前に自社ビルを建てていますよね。
以前、燦ホールディングスが立派な東京本社に移転しましたが、移転理由を社長に聞いたら、立派なオフィスでないといい人材が集まらないと言っていたのを思い出しました。ここも業績は低迷していました。
立派なオフィスで働くのが目的の人は、近くにもっと立派な最新オフィスビルができたら、転職してしまうんじゃないでしょうか?立派なオフィスが目的ではなく、その会社の理念や社長の考え方に共感して人財が集まってくるような会社に投資したいですね。
単に会社の見栄えが良くなったから新卒採用の応募が急増しても、応募者の質が低下してしまえば採用コストや手間が増えるだけでメリットはない、という指摘は鋭いですね。
そう言えば、後ほどの法則にも登場するアイスタイル(3660)も2013年8月に本社を移転していました。
旧本社を見に行くと確かに古いビルでしたが、立派なアーク森ビル34階に移転しました。
アイスタイル
見事なまでに2013年の業績がピークになっています。
アイスタイルのビジネスモデルは、化粧品のクチコミサイト運営で圧倒的に強いと思うのに、なぜか余計なことをして業績を低迷させる会社です。株主総会にも行きましたが、質疑応答もかみ合わず、大事なところははぐらかされた印象で、この会社はダメだな〜と感じました。
アイスタイル
株価も低迷していたのに毎年のように経営陣にストックオプションを発行していて、株価が下がれば下がるほど安い株価で自社株を買う権利を得られるので、わざと業績を悪化させているじゃないのか!?と感じるほどでした。なので100株以上買う気にならず最低単元しか保有していませんでしたが、今年になってからはずっと上昇基調でした。
オンリーワンの位置を占めているんですから業績が伸びて当たり前で、3年近くも株価が低迷する方が不思議です。決算発表を受けて急騰していたので、さすがに割高すぎると判断し、今日売却しました。

それにしても売るのは下手くそです。前場は高かったのでストップ高まで行くか!と期待し指値していたがそこまでは行かず、売値を少しずつ下げるものの株価も逃げるように下がっていって(笑)結局今日の安値近辺での売りになってしまいました^_^;
売る!と決めたらスパッと売ることが大事ですね。少しでも高く売ろうなんて考えが墓穴を掘りました。
このシリーズはもう少し続けていこうと思っています。
 ブログランキング参加中 → にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ お役に立ったら応援お願いします!
皆さまの応援のおかげで、圏外から6位前後まで上がってきました
これからもクリック応援よろしくお願いします!
posted by アイル at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック