2015年11月17日

儲かる会社、つぶれる会社の法則4

カリスマファンドマネジャー藤野英人さんの本
5700人の社長と会ったカリスマファンドマネジャーが明かす 儲かる会社、つぶれる会社の法則
の感想文の完結編!のつもりで書き始めたんですが、第4弾になりそうです(笑)
   

法則38 ナンバー2がしっかりしているオーナー会社は成長企業
意思決定の早いオーナー会社で、優秀なナンバー2、3が補佐役としてきちんと機能していると、社長の暴走を未然に防止して安定した成長が可能になります。オーナー企業に補佐役がいるかどうかチェックして、社長が間違った行動をしたらどうするか聞いているそうです。ナンバー2が息子の場合は注意が必要です。創業者を超えるために無理な拡張戦略を取ったりして、経営を傾かせることもあります。
一方で若い頃から新規事業や海外事業の立ち上げを担当させたりして、鍛えられている2代目も増えているそうで、優秀な2代目社長も増えているそうです。
この法則で思い出されるのはVTホールディングスです。以前のVTはけっこう意欲的な計画を発表して、下方修正することも多かったですが、補佐役がうるさいので控えめな目標を発表するようになり、下方修正は激減しました。補佐役の目の前でそう社長が言っていたので、良い関係が築けているんだなと感じました。
2代目経営者では、業績の低迷以外にも大塚家具のように創業者と対立するケースも出てきました。韓国のロッテなども同じかもしれませんが、創業者の戦略が時代に合わなくなった時の戦略転換はより難しい問題ですね。創業者が柔軟な人ならいいのでしょうが、息子に全否定された!と考えて骨肉の争いになると関係者は大変です。
2代目経営者で頑張っているな〜と思うのは、キャンドゥやゲオですね。どちらも創業社長が急逝し、予定より早く社長を引き継ぎましたが、厳しい環境の中で頑張っていると思います。本来なら社内で経験を積んでから引き継ぐ予定だったのでしょうが、30代で急遽社長になったのは大変だと思います。
特にキャンドゥの城戸一弥社長は創業者が突然亡くなる中で社長を引き継いだので大変だったと思います。
若い感性でこれからも頑張ってほしいと思います。優待を半減させたのは残念ですが

法則39 社内結婚が多い会社は儲かっている
これはなるほど!と思う反面、仕事が忙しすぎて社外での出会いが無い可能性もあるのでは?と感じます。女性が会社の将来性をシビアに見定めているという眼力に賭けている(笑)わけですが、優秀な人なら他の会社でも通用するので、会社の将来性とは直接的な関係はないかもしれません。
社内結婚が多い職場は、挑戦的・革新的というより保守的・安定志向・現状維持という感じもします。市役所とか社内結婚?が多そうなイメージです。社内結婚が多いかどうかデータも取りにくいですし、ちょっと微妙な法則ですね。

法則40 サイトに社員が多く登場している会社は、人を大切にしている
離職率も低いということでしょうし、人を大切にしていると思いますが、日本ではあまり思い浮かびませんね。
ホームページを見ても、すぐにIRページに飛んでしまうので気付かないだけかもしれませんが^_^;

法則41 当たり前のことを徹底的に追及する会社は伸びる
凡事徹底ですね!この法則で思い出されるのもVTホールディングスです
旧態依然とした自動車ディーラー経営の仕組みを抜本的に変えて、それを徹底することで赤字だったディーラーでも2ヵ月くらいで黒字化してしまいます。未来工業などもこのタイプの会社なんでしょうね。
立派な戦略や仕組みを作っても徹底できない会社がほとんどで、戦略を転換したり仕組みを変えたりして混乱が広がったりします。
個人投資家にもこのタイプは多くて、次々と新しい投資手法に取り組んでも中途半端なのでうまく行かず、なかなか自分の投資スタイルを作り上げられない人がいます。
徹底的に取り組んでみることも大事だと実感します。

法則42 経営者が具体的で明確なビジョンを持っている会社は買い
これに当てはまるのはティアですね。冨安社長が明確なビジョンを持っていて、毎月社長セミナーを開催して参加を義務付け、社内への浸透を図っています。ビジョナリーカンパニー2飛躍の法則の感想にも書きましたが、経営者のビジョンに共感した人だけを採用できるようになれば、さらにビジョンが浸透しやすいですよね。そのためには社長のビジョンを多くの人に知ってもらう必要があるので、講演会を積極的に行ったり、本を書いたりテレビに出たりしているんでしょうね。
GMOインターネットがスピリットベンチャー宣言を唱和しているのも同じなんでしょうね。

法則45 元気な女性経営者が率いるベンチャーこそ狙い目
この法則は私の投資経験からするとちょっと微妙です。DeNA創業者の南場智子さんはその通りだと思いますが、トレンダーズ(6069)の経沢香保子氏は業績悪化ですでに経営から身を引いています。
ザッパラス(3770)も一度は経営から身を引いていた創業者の川嶋真理氏が、平井社長を更迭する感じで復帰しましたが、その後から業績が低迷しています。
トレンダーズ
トレンダーズの株価推移は上記の通りで、上場以来低迷が続いています。
創業者の経沢香保子さんはブランディングが得意なようで、新世代の女性経営者としてメディアなどでも大きく取り上げられていましたし、時代の波に乗っていると思われたトレンダーズの成長を期待して、株主になった人も多いと思います。それなのに、初年度の決算は増益だったものの、翌年からは下方修正連発で減益となり、上場して1年半ほどで社長も辞めてしまいました。その後自社株も売却していたことが分かり、株主としてはやり切れませんね
外部の人間なので経緯は分かりませんが、外から見ている印象は、業績が悪化して株価も低迷し、株主から業績や株価について色々言われるので嫌気がさして、経営を投げ出してしまったと感じてしまいます。

ザッパラスは逆のパターンで、一度は身を引いていた創業者が、2011年8月に会長兼社長として復帰します。ガラケーからスマホに切り替わっていく難しい時期だったので、私が陣頭指揮を取って難局を乗り切るぞ!という感じだったのでしょうが、復帰した年から業績は悪化の一途です。
ザッパラス
平井社長最後の年の2011年度が見事に最高益です。(緑が営業利益、オレンジが純利益)
社長交代の経緯も不透明で信頼性に欠ける点があり、当時ブログに書いています。
 ザッパラス平井社長交代! 2011年8月1日
翌年も株主総会に参加しましたが、平井社長と比べると受け答えも見下されているように感じてしまいました。私は創業者で大株主なのになんで弱小株主に文句を言われないといけないんだ!という感じが滲み出しているような^_^;気のせいかもしれませんが(笑)
株価推移は下記の通りで悲しい気持ちです でも弱小株主で良かった(笑)
ザッパラス
こういったケースはほんの一部なのかもしれませんが、上場したベンチャー企業の女性経営者として、メディアにちやほやされた人で、その後も成長を続けている会社は少ない感じがします。
本の中で取り上げられているアイスタイル(3660)も微妙ですよね。
女性経営者の山田メユミ主宰となっていますが、社長はコンサルタント会社出身の吉松徹郎氏です。株主総会の印象では吉松社長が実権を持っているように感じましたが、違うのかな?
アイスタイルについて語りだすと長くなりそうなので、続編にまとめてみます。
儲かる会社、つぶれる会社の法則に触発されて、主な法則についての感想や関連して思い出した銘柄などについて書き始めたシリーズですが、こんなに続くとは思いませんでした。
たぶん次で完結編となるはずなので(笑)続編もお楽しみに〜
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posted by アイル at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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