2015年11月26日

トレジャーファクトリー会社説明会

名古屋で開催された大和IRの会社説明会に参加してきました。
今回登場した会社は、ダイキアクシス(4245)参天製薬(4536)トレジャーファクトリー(3093)の3社です。大和IR続編では、3社目のトレジャーファクトリーについてまとめてみます。
 トレジャーファクトリーホームページ
トレジャーファクトリーは一番説明を聞いてみたかった会社です。
総合リユース事業を関東と一部関西で展開している会社です。同業で上場しているのはコメ兵(2780)ゲオ(セカンドストリート事業 2681)買取王国(3181)アジアグロースキャピタル(大黒屋 6993)ハードオフ(2674)ブックオフ(3313)などですね。
リユース業は利益率が高いですし、景気変動の影響も受けにくいので面白い業界だと思いますが、各社で経営力の優劣が表れてきています。
リユース専業5社の株価推移を比較してみます。期間は1年、5年、10年です。
トレジャーファクトリー
トレジャーファクトリー
トレジャーファクトリー
過去1年で比較すると、特に最近半年くらいはハードオフの好調さが目立ちます。
期間を長くしていくとコメ兵やトレジャーファクトリーの上昇率が大きくなっていきます。
トレジャーファクトリーについては上場後に株価の低迷が長く続いたので、この時期を基準にすると上昇率が高くなるという要因があります。コメ兵も2009年から2012年まで長らく株価低迷が続いたので、両社の株価を5年前と比べると10倍以上の上昇率になっています。
一方で地元の買取王国は厳しい状況が続いていますし、ブックオフも投資しても報われない状況となっています。ブックオフは総合リユース業に展開を広げているので、今後トレジャーファクトリーなどとの競合が増えてきそうです。

トレジャーファクトリーは野坂英吾社長が学生時代に事業計画を作成し、大学卒業後に立ち上げた会社です。父親が東証1部上場の商社の役員にまで上り詰めたそうで、親父を越えたい!と考えて創業社長を目指し、学生時代から起業を目指していたそうです。2014年12月にトレファクも東証1部上場を果たしたので、東証1部上場企業の社長となり、父親越えを達成しました。
大学生の時は時間もあるのでリサイクルショップをたくさん見て回り、アイデアもたくさん湧いてきたので新たなリユース事業を始めました。
総合リユース店舗からスタートしましたが、服飾専門リユース業態を始めたり、最近ではM&Aで高価格帯のブランド古着に特化したブランドコレクト業態を手に入れたり、スポーツ・アウトドア専門業態トレファクスポーツ、低価格の古着アウトレット業態ユーズレットを始めるなど、専門業態の開発も進めています
ユーズレットは100円から1,000円くらいの品揃えで、100円、200円の商品もたくさんあるそうなので、興味を惹かれますね(笑)ユニクロなどの古着中心なんでしょうが、100円ならお得ですよね!
ぜひ名古屋に出店する際はユーズレット業態でお願いします!
ブランドコレクトは原宿に2店舗展開していますが、6割が外国人客でインバウンドの恩恵を受けているようです。高価格帯の商品を扱っているので、狭いスペースでも出店できることが他の業態との違いになります。ブランドコレクトを手に入れたことで店舗展開の幅が広がりそうです。
リユース業では商品を磨き上げて、専門店のようにきれいに展示することを心掛けていて、お客さんに1点ものを探す喜びを感じてもらいたいそうです。買取王国の店舗は1店だけ行ったことがありますが、ドンキみたいな展示方法で、店舗内も少し暗めで大量展示という感じでした。
掘り出し物を探す雰囲気はありますが、入りやすいという感じはありませんでした。
コメ兵はブランド品中心の高価格帯戦略ですから、店舗もキレイで立派です。
私がよく利用するのはゲオ系のセカンドストリートですが、こちらはトレファクと同じような感じだと思います。説明会資料の写真と比べるとトレファクの方が店舗が広々していてきれいに展示しているように感じますが、埼玉に行った時に立ち寄ったトレファクのお店はセカンドストリートと似たような感じで、もう少しごちゃごちゃ感のある展示でした。
全国展開を進める上ではセカンドストリートと競合することが増えていきそうですね。

業績は創業以来連続増収達成中で、前期は売上100億円を達成しました!
利益も11期連続増益達成中!と絶好調です。
トレジャーファクトリー
確かに文句の付けようがないきれいな成長を続けていますね。
トレファクはブロガーさんにも人気の銘柄でしたが、もっとよく調べておけば良かった(笑)
テンバガーをゲットできたかもしれませんね。ROEも20%前後で推移しています。

リユース市場は毎年8%くらいずつ成長しているマーケットで1.2兆円まで拡大しています。リユースは時流にも乗っているのでまだまだ成長を続けそうですね。中古品の購入経験がない人が63%を占めているというアンケート結果もあり、この点からもまだ市場が拡大しそうです。
不況などの外部環境変化にも強いので業績の安定度も高そうです。
リユース業界でのトレジャーファクトリーの強みとして3点を挙げていました。
1.多種多様な品物を継続的に集める仕入力
2.多種多様な品物を査定買取することを可能とする仕組み
3.データを活用した店舗運営


リユース業では仕入力が重要になりますが、店舗での持ち込み買取が70%を占めており、マンション管理組合と提携して定期的にリユース商品を回収する仕組みを作ったり、引越し業者や賃貸仲介のミニミニと提携して引越し時に不用品を買い取るトレファク引越サービスなど、仕入れルートの多様化を進めています。
他にも業者の不動在庫をまとめて引き取る業者仕入も拡充しています。物流センターも拡充して今まで以上に大口の仕入案件にも対応可能になっています。
リユースは継続的な仕入れが重要ですが、やはり事業規模が大きいほど多様な仕入れに対応できて有利ですね。セカンドストリートもテンポスバスターズも全国展開を進めていますが、幅広いエリアで買取りネットワークを構築し、販売力も高めた方が有利だなと感じます。他店舗の在庫状況なども分かるようになれば、顧客に取っても便利ですし、買取余力も高まりますよね。

2番目の多種多様な品物を査定買取するために、単品管理のできる独自のPOSシステム開発にも力を入れています。店舗間、スタッフ間での査定のばらつきを管理するために、POSシステムをベースとした買取査定支援システムを導入し、システムの改善にも努めています。システムの支援で、半年から1年で一通りの査定ができるようにスタッフを育成できるようになっています。
店舗運営では在庫管理も重要になるので、値札発行や売価変更などをシステムで効率化しています。POSと連動した在庫管理により、高い棚卸資産回転率を達成しています。

今後の展開としては、多様な業態を組み合わせて多店舗展開を加速していきます。
2013年から関西進出を開始し、近いうちに7店舗体制まで拡大して軌道に乗ってきたので、名古屋への出店も来期くらいには具体化させたい。出店目標は年間10店前後だが、もっと出店することは可能で、賞品の確保や人材の採用がポイントになる。女性や高齢者の活用も検討していく。
既存店の強さが成長の源で、リユース業は出店から時間が経過しても売上が伸びていく。地域に浸透することで、買ってくれたお客さんが今度は売りに来るなど、利用機会が増えて売上が少しずつ伸びていく。
確かにリユース店の便利さを知ると継続的にお客さんになりそうですね。徐々に口コミで顧客も増えていきそうですし、それに連れて買取も増えて好循環が回っていきそうです。
早く面で押さえた会社がより強くなりそうですね
老朽化した店舗や手狭になった店舗は移転リニューアルも行っています。
既存店を伸ばしながら新規出店も継続し、2桁増収ペースで継続的に売上を増やしていくという中期計画目標を掲げています。経常利益率も重視していて、まずは10%を実現しさらに収益性を高めていきます。

株主還元については、配当性向25%を当面の目標としています。今期より中間配当も開始しました。自己株式取得も適宜実施します。
株主優待ではトレジャーチケットを配布し、クオカード千円分とプレゼント抽選券を100株以上保有の株主に贈呈しています。トレジャーファクトリーらしい株主優待制度にしています。
株価も順調に上昇しています。
トレジャーファクトリー
文句の付けようがない会社ですね^_^;

在庫管理が重要になると思いますが、1年以上売れないものは値下げして売り切っていくそうです。買取の状況にもよりますが、もっと早く処分しても良い感じがします。その店では売れなくても他の店では売れるかもしれないので、そういった取り組みも進めばいいのにと感じました。

トレジャーファクトリーはとても良い会社だと思いましたが、5年前に説明を聞きたかったですね(笑)
リユース事業は今後も成長が期待できると思うので、他社も含めて注目していきたいと思っています。
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posted by アイル at 15:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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