2015年11月25日

ワタミ株主優待が半減!でも急騰

こんにちは!優待投資家のアイルです。
私もディナーでお世話になっているワタミが優待半減したのに株価が急騰しました^_^;

ワタミ(7522)は2015年11月24日12時に下記の発表を行いました。
配当予想の修正(復配)及び株主優待制度の変更に関するお知らせ
 プレスリリース本文はこちら
内容としては、今期も無配継続の予定だったが、介護事業を売却することで黒字に転換する見通しとなり、売却益の一部を株主還元すべきと判断して10円に復配する。
株主優待制度は業績への影響が大きいので、株主優待券の贈呈金額を半減する。ただし利用枚数の制限やランチタイムに使用できないなどの制限は撤廃する
、というリリースです。
プラス面としては期末に10円復配すること、株主優待券の使用制限がなくなること
マイナス面は株主優待の金額が半減することです。
大半の株主の100株保有の場合、年間12,000円分(6千円分を年2回)もらえた株主優待券が、今期末からは6,000円分(3千円分を年2回)となり、配当無配の予定が1,000円配当がもらえるようになったわけです。優待券の使用制限はなくなるものの、差引き5千円分のマイナスとなります。
この発表を受けて昨日の後場のワタミの株価は急騰しました。
ワタミ
復配して優待券の使用制限がなくなるという発表なら株価が急騰するのも理解できます。しかし優待金額が半減となるのに株価が急騰したのは少し意外でした。これには様々な要因が考えられると思いますが、発表時間の設定や発表の順序など、経営陣の周到な準備の勝利だったような気がします。復配という好材料を1ページ目に配しているのは心憎い演出ですね(笑)
ただそういった効果がどの程度続くかは疑問ですが。

まず12時という発表時間について考えてみます。
株式市場は前場が11時30分に終わり、後場は12時30分から始まります。
そして多くのサラリーマンは12時から昼休みになります。
この株主優待変更の発表で大事なことは、できるだけ多くの投資家に速やかに知ってもらうこと、でも考える時間はあまり与えないこと(笑)が大事だったんじゃないかと感じました。
12時に発表すれば、昼休みとなった多くの投資家がスマホで株価やニュースをチェックするので、優待変更の話題はLINEやツイッターで拡散します。復配もあるので買い注文を入れる人も多いと思われ、
優待券の使い勝手が良くなるなら買っておかないと!
100株だと半分になってしまうので200株買い増して300株にしないと!
昼休み中に成行買い注文を入れておかないと!

という感じで慌てて買い注文を入れた人も多いんじゃないかと思います。
その結果、後場寄りから株価が急騰し、株価が上がればデイトレーダーも集まってきて、さらに祭りが盛り上がるという展開になりました。
もし同じ発表を大引け後に行っていたら、夜の間に冷静に考える時間があるので様々な意見が飛び交い、やはり優待半減は痛いよね〜という見方の方が多かったんじゃないかと思います。たぶんですが翌日の株価は強弱感が対立する展開で、上がったとしても急騰はしなかったと思います。
今期黒字化、復配と言っても介護事業売却に伴う一時的な黒字で、本業の居酒屋は厳しい状況が続いているわけですから、来期の最終減益はほぼ確実ですし、再度無配転落の可能性もあります。
どうして無理して10円復配するのか疑問に感じますね。

今回株価が急騰した原因として、株主優待が無くなるんじゃないか!?という不安があったという見方もあります。優待が無くなることも覚悟していたなら、半分でも優待があるだけマシじゃないかという考え方です。
赤字続きで自己資本比率も低下し、マスコミにも叩かれていて株価が下落、さらに優待廃止で株価暴落に巻き込まれてはたまらない!と考えて売却してしまった人も多いと思うので、そういった人たちは今回の発表で買戻しの動きが出るのでしょうね。
今日の株価は寄付きは高く始まったものの、その後は890円前後で落ち着いた値動きになりました。
ワタミのファンダメンタルが回復していないうえに株主優待も半減するのに、株価だけが急騰するのはやはりヘンだと思います。出来高も急増していますし、今回の発表を好材料と捉えて買っている人がいる裏側で、株価が上がったのはラッキーと考えて売り抜けている人もいるんでしょうね。

ワタミの現状を考えると株主優待を半減するというのはしょうがないのかなと思います。それだけ経営が厳しいんだな〜と感じさせられます。
よく分からないのは期末に10円復配することです。
ワタミの株価推移と業績推移は下記の通りです。
ワタミ
ワタミ
介護事業や宅配弁当事業のM&Aで売上は伸びているものの、居酒屋事業の赤字店舗の閉鎖や減損などで純利益は横ばいが続いています。利益が横ばいの間は株価も見事に横ばいですね!
ここ3年ほどは居酒屋事業が苦戦する上にブラック企業批判を受けて、介護事業や宅食事業も収益性が低下し連結で赤字転落となり、今期も介護事業の売却がなければ3期連続の赤字、債務超過も現実味を帯びてくるような状況でした。
そのため株価もここ3年ほど下落トレンドが続いています。
今期の計画は特別利益で純利益は130億円の黒字化を見込んでいるものの、経常利益段階では8億円の赤字見通しです。来期は特別利益がなくなるので減益は必至ですし、本業が立て直せないと再度赤字転落の可能性が高いと思います。
今回の介護事業売却は銀行団からの最後通牒みたいな感じで決断したわけですが、虎の子の資産を売却した資金は、本業の回復のために使う必要があると思います。あるいはまだ赤字が続く可能性もあるわけですから、内部留保を厚くしておく必要もあると思います。
それなのに復配して社外流出させるというのは理解に苦しみます。経営が苦しいから優待を半減するのなら、配当も見送るのがふつうです。なぜ唐突に復配したのか疑問です。
来期また赤字転落で無配に転落するなら復配の意味がありません。経営陣に今後も10円配を継続できる!という手応えがあるのなら復配も理解できますが、そんな強気になれる要素があるんでしょうか?

これはもしかして大株主から特別利益を配分しろ!という要請があったのかな?とも考えてみました。
来年夏の選挙資金用に復配を求めたのか!?という見方ですが、来年の改選対象ではないので見当違いですね。なぜ復配したのかますます謎が深まります(笑)

ワタミの本業は厳しい状況が続いていますが、介護や宅食が稼ぎ頭になっていました。
通常赤字会社が資産の切り売りを始めたら要注意のサインで、さらに優待改悪となると不安感マックスになるところですが、復配は通常経営陣が来期以降の業績に手ごたえを感じていることを表しているので、今回のケースは危険サインとは少し違うようです。
しかし今回の発表には違和感を感じる部分もあるので、慎重に今後の業績と株価推移を見守っていきたいと思います。危険サインを感じさせないために復配発表したとすると、なかなかやり手ですよね〜
いろいろ考え出すときりがないという(笑)
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ワタミ
読書をしながらわたみん家での夕食は楽しみだったのに、回数が減るのは残念です。
posted by アイル at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 株主優待 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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