2015年12月09日

日本株は、バブルではない

6日の日曜日は近鉄で奈良まで往復して、奈良キャッシュフローゲーム会で中長期投資セミナーを開催してきました。1時間以上前に着いたので、興福寺を見学したり、鹿と戯れたり(笑)奈良を堪能しました。
奈良のキャッシュフローゲーム会も毎月開催されていますので、ぜひ参加してみてくださいね!
 奈良にシカないキャッシュフローゲーム会
奈良まで近鉄急行などを乗り継いでいくと3時間半ほどかかるので、日経新聞と本を一冊持っていきました。
行きは日経新聞に目を通し、帰りは読書しながら帰ってきました。
読んだのは藤野英人さんの 日本株は、バブルではない 投資家が知っておくべき「伊藤レポート」の衝撃
   
ひふみ投信ファンドマネージャーの藤野英人さんの本は読みやすくて、電車の中でほぼ読み終えることができました。
日本の経済成長の起爆剤となる新・三本の矢とも言うべき『伊藤レポート』、『日本版スチュワードシップコード』、『コーポレートガバナンスコード』について解説されており、藤野さんの期待が伝わってくる内容になっています。
この本は2015年7月に発売されましたが、決算発表シーズンの2015年春から株主総会が集中開催される6月にかけて、伊藤レポートに沿って株主還元策を充実させたり、ROE向上を掲げる会社が増えるなど、日本企業の経営者も考え方を大きく変えていくのではないか?という期待が高まりました。
しかしながら8月から9月にかけてチャイナショックなどで世界経済の先行きに不透明感が強まってくると、内部留保も大事だ!という逆回転が目に付くようになった感じもします。安倍総理は内部留保を溜め込まずに、賃上げや設備投資に回すように経団連などを通じて働きかけていますが、やや停滞気味な感じです。
決算発表後の決算説明会やアナリストミーティング、株主総会などでは株主還元も含めたROE向上戦略や成長戦略についても議論になるでしょうから、来年の春以降再度改革機運が盛り上がってくるのか注視する必要がありますね。

現状の投資信託業界は大きな矛盾を抱えていて、インデックス運用が多過ぎることや短期の運用成績を重視し過ぎていると指摘しています。高い手数料を取ってアクティブ運用と言っていながら、組み入れている銘柄はインデックス投信と変わらないようなものもあるなど、問題が多いですよね。
投資の本来の姿は、良い会社を買うことで企業価値が高まり成長を促進させ、悪い会社には投資しないことで変化や退場を促す必要がありますが、インデックス投資だと銘柄の選別をせずインデックスに採用されている会社はすべて買うので、悪い会社も生き残ってしまうことになります。
インデックス投資をしている人は、インデックス投資が中長期的に社会に与える影響についてもよく考えた方が良いと思います。
まあそんなことを考えたくない人達がインデックス投資をしているのかもしれませんが(笑)

人気の出そうな投信を次々と開発し、顧客に投信の回転売買を薦めるケースがまだ多いようで、日本の証券業界はなかなか変わりませんね。まだ日経平均リンク債のような仕組債を買っている人がいるんですから、勉強しない個人投資家にも問題があると思いますが、顧客の無知に付け込んで儲ける方も両方に問題がありますよね。
最近はロボット関連ファンドが大人気だそうで、同じような投信が次々と設定されているそうです。
ここまでくると騙す方も騙される方も懲りない面々ですよね〜^_^;

新・三本の矢『伊藤レポート』、『日本版スチュワードシップコード』、『コーポレートガバナンスコード』はちょっと停滞気味だと思いますが、大きな流れは変わらないので日本企業の変革が進み、ROEも向上していくことから日本株もこれからまだまだ買っていけると結論付けています。
インデックス投資と大差ないようななんちゃってアクティブ投資ではなく、きちんと銘柄選別を行う厳選アクティブ投資が重要になるし、そういった投資をしていけば高いパフォーマンスが期待できると思います。
インデックス投資が主流になればなるほど、厳選アクティブ投資が有利になると考えています。
私はこれからも、安定成長が期待できる中小型株を中心に厳選アクティブ投資していきます!

・ビジネスに何らかの強みを持ち「高い参入障壁」を築いている
・その会社の製品・サービスに対する「需要の拡大余地」がある
ROEが8%以上で、今後さらに改善する見通しがある

藤野さんはこれら3条件を満たす銘柄は、より成長性について確信が持てると述べています。
投資する水準としてはPER20倍前後をめどにして、できればそれよりも低い水準と書いていますが、これらの条件を満たす会社は、比較的知名度の低い中小型株が中心になるのかなと感じます。
こういった基準を参考にしながら、今あるポートフォリオを組み替えたい!と思えるような会社を発掘したいですね。
藤野さんの本はどれも分かりやすく書かれているので、投資初心者の方にもお薦めできます。投資スキルを上げていくためには知識+実践が必要なので、読書や自分自身で考えることで知識を身に付けつつ、実際の投資にも取り組んでほしいですね。

1月16日(土)に開催する名古屋キャッシュフローゲーム会では、ひふみ投信アナリストの栗岡さんをお迎えして講演会を開催します。
まさに2016年の幕開けを飾るのにふさわしい新春スペシャルセミナーで私もとても楽しみにしていますし、参加申込み頂いているメンバーも史上最高の豪華メンバーが全国から集まってきます。
栗岡さんに対する期待の高さをヒシヒシと感じますね!ホント楽しみです\(^o^)/
すでに70名近いお申込みを頂いていますが、せっかくのチャンスなので出来る限り多くの皆さんに聞いてほしいと思っており、もう少し募集を継続します。参加希望の方はお早目にお申込みくださいね!
 名古屋キャッシュフローゲーム会 2016年1月16日(土)
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posted by アイル at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資関連書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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