2017年01月01日

クボタの会社説明会に参加!

12月13日〜14日の2日間、東京で野村資産運用フェアが開催されました。
IRフェアには珍しく火水の平日開催ですが、先着5千人?くらいにカツサンドやどら焼きなどがプレゼントされた効果なのか、10時の入場開始前には大行列ができていました。
今回参加したのは、グループリースがカンボジアやインドネシアなどで農機を取り扱っているメーカーのクボタが会社説明会を開催し、ブースも出展しているためです。
開始早々クボタのブースに直行し、担当の方々を質問攻めにしてしまいました(笑)
クボタは時価総額2兆円を超える大企業ですが、こういったIRフェアに出展するのは初めてだそうです。
どうりで今まで話を聞いたことがないな〜と思いました。

グループリースはJトラストと共同出資で、7月末からクボタトラクターの割賦販売に参入しましたが、Jトラストの決算説明会で藤澤社長が、9月以降30台、40台、50台と契約台数が伸びており、クボタのトラクターが足りなくなっている!と発言していたことから、実際のところはどうなのか聞くために参加しました。事業開始して数ヵ月でもう商品が足りないようでは先が思いやられますので^_^;
クボタが出展してなかったらわざわざ東京まで行かなかった可能性が高いです(笑)

クボタブースに直行して、近くにいた人に東南アジアでの状況について聞いてみたところ、戸惑った表情を浮かべて、責任者っぽい人のところに案内されました。まあ私としてもその方がありがたかったんですが(笑)
グループリースの業績説明で、最近の利益の伸びが低い要因について、カンボジアなどで雨季に雨が降らなかったことを挙げているので、まずはこの点について聞いてみました。クボタやヤンマーなどが業績の下方修正をした要因にも挙げられています。

タイの北部やカンボジアなどで2015年の雨季(5月〜10月)に雨が少なくて、そのまま乾季に入ってしまった。そのためタイの冬の二期作目が作付けできなかったりして、農機の販売に影響が出たそうです。
2016年の雨季には例年通り雨が降っており、作付けは順調に進んでいるそうなので、今後は影響が無くなってくるようです。
農機具は収穫期が終わった後が一番売れるそうです。農作物を販売して手元にお金が増えるので、新しい農機具が買いたくなるんでしょうね。12月が一番農機具が売れる時期だそうです。

クボタは東南アジアへの進出が早かったのでブランドの知名度・浸透度が圧倒的で、ヤンマーや井関など相手にならないという感じで、自信満々でした。
東南アジア各国の売上は100億円前後ですが、売上の成長率は20%から100%と国によって違うものの、他のエリアと比べるとかなり高いそうです。
国によって発展度合いや人手不足の程度も異なるので、主力の販売商品も異なるそうです。
タイは工業化が進み農家の人手不足という問題もあって農機の需要も大きく、30万世帯の農家がトラクターの販売対象となっています。その次に耕運機などを利用している50万世帯が控えているそうです。タイが人手不足なので、周りのミャンマーやラオス、カンボジアなどもタイに出稼ぎに行く人が多く、人手不足になって農機の需要が旺盛なようです。
タイ、カンボジア、ラオスの3ヵ国でクボタのトラクターが年間4万台ほど売れているそうです。
東南アジアでの販売の中心になっているのは、40〜50馬力で150万円くらいのトラクターだそうです。

インドネシアの現状についても聞いてみましたが、人口も多いのでまだトラクターが普及する段階には達していないそうです。まずはポンプやエンジン、10数万円の耕運機などから展開し、ディーラー網の構築やクボタブランドの浸透を図っていく。政策的な支援策が出るなどトラクター普及の環境が整った段階で、構築したディーラー網やブランド力を活かしてトラクターを拡販していくそうです。
アジア各国では、農機の購入時に一部を補助したり、農機購入時の金利を補助するなど政策的に農機の普及促進策を打っている国もあるそうです。
インドネシアでも日本などから中古のトラクターが輸入されていて、クボタの知名度はかなり高いそうです。
生産体制はタイで現地生産して東南アジア各国に輸出していますが、生産能力には余裕がありトラクターが足りないと言う事はないそうです。藤澤さんの情報は正確ではないようです^_^;
インドネシアではまだトラクターが売れないと判断しているので、在庫数が少ないだけのようですね。タイの生産能力は繁忙期に合わせて設定しているので余裕があり、インドネシアで需要が多いならタイから持ってくることで対応できそうです。

販売方法としては9割が割賦販売で、タイではサイアムクボタリーシングというファイナンス子会社を持っていて、自社で割賦販売を行っています農家との付き合いは長くなるし、クボタの信用力で金利も低くすることができるので、基本的に自社で割賦販売をしていく方針のようです。
ただ国によって規制なども異なるので、売上が小さい間は現地のファイナンス会社に任せて、ある程度規模が大きくなってきたら自社でファイナンス会社を作って販売金融まで手掛けるそうです。
これを聞いた時は、美味しいところは持っていかれるんですね〜^_^;と焦りました。
IR活動は本社の総務部中心に行っているようですが、グループリースについて聞いてみてもほとんど知らない感じでした。詳しく話を聞いた人だけが、そういえば取引がありますね〜という程度でした。
まあ東南アジアの1取引先に過ぎないんでしょうから、本社の人が知らなくてもしょうがないんでしょうね。

ミャンマーについても聞いてみましたが、農機具販売の成長率がとても高くて今年も倍増ペースで成長しているそうです。タイへ働きにいく人が多いので人手不足になり、農家の機械化ニーズが高いそうです。
グループリースも今期からミャンマーで事業展開を始めますが、トラクターも有力な取扱商品になりそうですね。

東南アジア全般に中国製や韓国製のトラクターも販売されており、クボタと比べると3割ほど安いが、販売後のメンテナンスなどは無く売りっぱなしなので、メンテナンスなども含めたトータルコストで考えるとほとんど価格差は無いそうです。そのためできればクボタのトラクターを買いたいと考えている農家は多く、購入資金をがんばって貯めたり、政策的な補助が出ると一気に売り上げが伸びたりするようです。
クボタがまだトラクターの普及段階ではないと見ているインドネシアでもグループリースの販売活動が好調なのは、潜在的な購入意欲がかなり高いということなんでしょうね。GLFIに相談すればクボタのトラクターが買える!ということが知られていくにつれて、さらに購入申し込みは増えていきそうです。
あとは毎月きちんと返済してくれるかどうか?が重要になりますが、この辺りの感触が掴めてくれば、フルオペレーションに入る時期は早まるかもしれません。

今回のIRフェアに参加したことで、クボタから直接疑問点などについて聞くことができて、とても参考になりました。
今まではグループリース側から発信される情報が大部分を占めていましたが、昨年中頃からJトラストからもグループリースについての情報が発信されるようになり、情報量の厚みや幅が広がりました。
今回は実際に商品を生産・販売しているクボタからも話を聞くことができて、情報の幅が広がるとともに別の角度からも話を聞くことができました。
複数の視点から話を聞くことで情報の信頼性が高まりましたが、一方で食い違っている内容も出てきたりします。食い違っている部分は再度情報収集をしながら、どちらの話が正しそうなのか見極めていく必要があります。
この点で、ウェッジホールディングスの株主総会直前にクボタから話を聞けたことはとても勉強になりました。ウェッジの株主総会や事業説明会に参加したことで、疑問点に対する回答が得られたり、さらに事業に対する理解が深まり、ホールドする握力が高まりました。この辺りについては別途まとめてみたいと思っています。
グループリースの取扱商品が日本メーカーの商品ということはありがたいですね!
取り扱いトラクターがタタ製だったりしたら、日本語で得られる情報は格段に減ってしまいますので^_^;
東南アジアで日本製の商品に対する人気が高いのは本当にありがたいな〜と改めて実感しました。

これからも主力の投資先については、出来る限り幅広く情報収集して、その情報を元に自分自身の頭で考えて妄想を広げて行きたいと思っています。クボタも今後もIRフェアへの出展を継続してほしいと思いますし、ウェッジも会社説明会など開催してくれたらいいのにと思います。
毎月開催している勉強会にウェッジが登場してくれるような日が来ると嬉しいですね!
 応援ポチッとお願いします!
皆さまの応援があれば、上位に進出できると思います!
posted by アイル at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アイル様、初めまして。いつもHP拝見しております。

クボタの海外でのファイナンス状況について簡単に検索をしてみました。
〇カンボジアではファイナンス免許が必要なため、クボタとGLが提携(2013.09)
〇タイでは2006年にサイアムクボタリーシングが担当(7割が割符販売を実施、不良債権率0.6%)
〇フィリピンでは地場大手のメトロポリタン銀行と提携(2015.05)

ミャンマーはファイナンスに免許が必要そうで参入障壁がありそうです。ただ、GLが得意とし、今後展開していく地方では、クボタがファイナンス事業を立ち上げたり、地場の業者と提携したとしても、そうは簡単に追従できないと思っています。

今後も記事を楽しみにしております。
Posted by hiro123 at 2017年01月02日 08:43
hiro123さん、コメントいただきありがとうございます。

クボタのブースで話を聞いた限りでは、グループリースの存在感が薄いな〜と感じましたし、農家への様々な支援やアフターサービスを考えると、自社で割賦販売を始めるという戦略も正しいんだろうな〜と感じました。
農機具だと都市部より田舎の方が需要も大きいので、クボタに美味しいところを持っていかれてしまうのかな?と心配になりました。
ホンダと比べるとクボタとGLの繋がりは薄いのかな?と思い、この点については株主総会で聞いてみました。
後日総会の様子もまとめてみますが、クボタといえども田舎の方にまではなかなか出て来れないんだろうな〜と感じました。
カンボジアなどでの今後の推移を見守っていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。
Posted by アイル at 2017年01月02日 18:13
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/445452202
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック