12月2日夜に驚きのニュースが飛び込んできました。
11月中頃には同業他社の好調な決算発表も終わり、比較記事も順調に書き上げつつ、あとは12月8日のCasaの第3四半期決算を楽しみに待つだけという状況でしたが、まさか文春砲がCasaを直撃するとは想定外でした。
Casaは2017年10月末に東証2部に上場しましたが、同業他社と比べて割安と判断して上場後間もなく株主になり、上場後最初の2018年の株主総会にも参加しました。
総会後の事業説明会で宮地社長のこれまでの歩みやCasaの目指す姿などを熱く語っていただき、応援したい経営者、会社だと思い、微力ながら一株主として応援してきましたし、今後も応援していきたいという気持ちは変わりません。
私たちが主催している勉強会にも東京3回、名古屋1回の合計4回登場頂いており、最初の3回までは宮地社長にも登壇いただいて熱く語っていただき、元気をいただいてきました。ここ1年ほどは後継者を育成するためだと思っていますが他の役職員の方が説明するようになり、2020年8月に開催した会社説明会でも、取締役の松本さんと高杉さんに来ていただきました。
現時点では限られた情報しかありませんが、Casaの会社説明会に参加した方などで心配している人もいるでしょうから、文春記事を読んで感じたことなどをまとめてみます。
不動産の流動化事業で急成長し、その後破綻したリプラスの家賃保証事業を切り離して生まれたのが今のCasaです。家賃保証事業が破綻してしまうと保証が無くなってしまうので、契約している賃借人や賃貸物件を管理している管理会社などに多大な迷惑をかけることになります。そのような背景や破綻したリプラスの中でも家賃保証事業自体は黒字だったこともあり、なんとか家賃保証事業を継続しようと支援者探しに奔走したり、様々な問題解決の先頭に立ったのがリプラスに中途入社していた宮地さんです。初期の頃はリプラス破綻の負の遺産の影響で信用もゼロ、銀行借り入れももちろん不可能です。手元資金にも困窮するような敗戦処理状況からスタートし、火中の栗を拾う形で社長を引き受けることになりましたが、その後も様々な修羅場を切り抜けて事業を軌道に乗せて、東証1部に上場するまでに育て上げました。
2018年の株主総会に参加したり、1回目、2回目の勉強会に参加いただいた皆さんはご存じだと思いますが、Casaを軌道に乗せるまでには苦難の道を乗り越えてきており、想像を絶するピンチや修羅場を何度も乗り越えてきた経営者です。常人であれば修羅場に遭遇したら逃げ出したくなるものですが、逃げずに真正面からぶつかり、乗り越えてきた人だと思っています。
今回の発言内容はとても残念ですし、修羅場を乗り越えてきた肝の据わった人ですから、部下に胸倉を掴まれたとしても冷静に対処してほしかったとは思いますが、今回の問題も真正面からきっちりと対処して乗り越えて、一回り大きくなってさらに前へ進んで行ってくれると信じています。
公開されているのは宮地社長の発言部分のみであり、両者がどのようなやり取りをしてこのような発言に至ったのかは分かりませんが、それでも発言自体についてはきちんと謝罪する必要があると思います。
一方で、何も問題が無いのにこのような発言をする人ではないと思うので、このような発言に至った原因がきっとあると思います。どうしても許せない想いが、一連の発言という形で表に出てしまったのだろうと思います。相手方もあることですからどこまで明らかにできるかは分かりませんが、事実関係の調査を行うということですので、会社側からの調査結果の公表を待ちたいと思っています。
文春記事で相手方のA氏とされている方とも、たぶん何度もお話したことがあると思います。
私の印象ではとても温厚な方であり、とても社長の胸倉を掴むような人だとは思えません。どうしてここまで問題がこじれてしまったのだろうと思うと残念でなりません。
ここまでこじれてしまった問題を解決するのは大変だと思いますが、弁護士など第三者を通して粘り強く解決していくことを期待しています。
文春の記事の中で、『輩と付き合っとる』は反社会的勢力との交際をほのめかすものであり、上場企業の代表取締役としてコンプライアンス上問題であり、適格性の問題になり得ると指摘されており、ネット上でも同様のコメントが散見されますが、『輩と付き合っとる』という発言は輩と交友関係があるという意味で言ったのではないと私は思っています。
家賃保証事業を行う上で債権回収は避けて通れない道であり、家賃を滞納して踏み倒そうとする一部の方々の中には輩的な人もいるでしょうが、そういった方からでもできる限り回収しなければなりません。できれば輩の方々とは交渉したくないでしょうし、滞納家賃を回収するのは通常のケースより遥かに難易度が高いでしょうが、そういった方々との修羅場を何度も乗り越えて回収してきた、だから胸倉掴まれるくらい怖くもなんともない!という思いから『輩と付き合っとる』という発言が飛び出したのではないかと思います。
なので、Casaから発表された「記事の一部に当社代表取締役と反社会的勢力との関係を想起させる記事が掲載されておりますが、当社内で確認した結果、現時点でそのような事実はございません」という発表になっているのだろうと思います。
特別調査委員会で徹底した調査を行うと発表されているので、結果を待ちたいと思います。
繰り返しになりますが、数々の修羅場を乗り越えてきた宮地社長ですから、胸倉を掴まれた程度なら冷静に対処してほしかったなという気はします。
ビビりな私の場合、胸倉を掴まれたら声も出ないと思いますが^_^;
文春の記事を受けて3日以降のCasaの株価は大きく下落しています。

正直3日はストップ安貼り付きになるだろうと覚悟していたので、6%くらいの下落で寄り付いたのは意外でしたし、その後さらに下げたとはいえ10%程度の下落で収まったのも予想外でした。170万株という出来高にも驚きましたね。

翌4日も前日終値水準からスタートし、寄付き後は前日比プラスで推移していたので、とりあえず今回の記事は株価に織り込んだと思い、慌てて買い増しを行ったところ、その後ズルズルと下がってしまい、株価の動きは難しいな〜と毎度のことながら痛感しています。問題発生で売りたいなら、出来高も急増した3日に売り切ってくれればスッキリするのに^_^;
今回の文春砲で同業他社の株価も影響を受けました。

ヤフー掲示板ではCasaからお客さんも株主も流れてくるという強気の発言が多かった印象ですが、株価的には連れ安という感じでした。この動きも意外でしたが、他社にも同様のリスクがあるのではないか!?と懸念されたのでしょうか?
その中でもイントラストは一足先に株価が戻っています。
来週8日にはCasaの第3四半期の決算発表が予定されており、その内容とともに株価の動きからも目を離せない1週間になりそうです。



