8月14日15時30分にLisBの第2四半期決算が発表され、20日には個人投資家向けオンライン決算説明会も開催されました。
2Q決算の感想については前回の記事にまとめています。
四半期毎の変動が大きいショット売上の影響で、2Q決算は少し物足りなさも感じましたが、説明会ではショット売上も30%成長を見込んでいると説明がありました。
ストック売上は新規契約社数を伸ばしたり、ゼネコン社内でのシェア向上(他社サービスからの切替え)、新機能のクロスセルによる単価アップなどで伸ばしていけると思いますが、ショット売上については案件ごとに開発が必要なので、生成AI活用による効率化だけでは30%成長は難しいと思います。開発案件は豊富にあると思うので、ショット売上を伸ばし続けるには開発人員の継続的な増員や開発会社のM&Aなどが必要になってくると思います。
説明会でショット売上も伸ばしていくという説明もあったので、今期の業績予想を試算してみました。
2Q決算をベースにしているので、M&Aなどの影響は見込んでいません。今後M&Aにも積極的に取り組んでいく方針ですが、M&Aがあると時期や案件の規模にもよりますが、関連費用の増加で今期は減益要因になる可能性があります。その分来期以降は増収増益要因になります。
ストック売上はトレンド沿って伸ばして、システムエムズ分は2Qと同額、単体のショット売上は3千万円ずつで設定しています。
今期からシステムエムズを連結化しているので売上の伸びは33.2%になりますが、既存事業ベースだと19.3%という売上予測になります。ストック事業でも30%成長は可能という説明もあるので、独自増額(会社四季報風)してはいるものの、もう少しストック売上が積み上がっても良いかなと思います。

費用面では、売上原価、販管費ともほぼ2Q実績値を使用しています。3Q以降も採用計画がありますが、2Qほど採用費は発生しないので相殺されると考えて同額で設定しています。
経常利益は支払利息や投資事業組合の運用損が2Q実績程度発生する想定で設定しました。
純利益は経常利益の7割としています。

売上についてはほぼ会社計画通りですが、進捗率が順調に推移していることもあり、もう少し増額しても良いのかもしれません。
利益面では上振れが期待できそうですが、会社計画にはM&Aに備えた費用も計上していると思われるので、M&Aの時期や規模次第になりそうです。M&Aを織り込まない実力値としては、このくらいの業績が期待できるのかなと考えています。
売上が上振れすれば利益はもっと伸びます。
四半期推移をグラフ化すると上記の通りです。

2023年の4Qから明確に黒字転換し、上場した2024年度は今期の計画値並みに利益が伸びる見通しでしたが、採用の強化(2Q)や計画外のM&A費用の計上(4Q)などで、実績値としては2023年と変わらないような推移になりました。
今期は順調に推移しており、1年遅れとはなりますがしっかりと実績を出して黒字を定着させる年になります。
前期の実績を踏まえて今期は保守的な計画にしているので、3Q決算頃には上方修正も期待できるペースだと思います。
M&A次第で利益は上記推定より下振れる可能性もありますし、前期の業績が未達となったことから上方修正には慎重になるかもしれませんが、業績自体は順調に推移していると思います。
6月くらいまでの説明会では、時価総額100億円の達成時期についてあまり明確にしていなかった印象ですが、今回の説明会では来期には100億円達成と明言していたので、足元の業績や来期以降の業績にも手応えを感じているのだろうと思います。
今期は上方修正も期待しながら、これからもLisBの成長を株主として見守っていこうと思います。



