2015年05月29日

VTホールディングス決算説明会

2015年5月に開催されたVTホールディングスの決算説明会に参加しました。
2014年度は2回の下方修正に追い込まれたこともあり、今期の計画はどの程度の水準で出してくるか注目していましたが、売上は7%増収、営業利益は10%増益の計画を出してきたものの、過去最高益を更新した2013年度の業績には遠く及ばない水準で、かなり保守的だな〜という印象でした。
そのため今期の計画について高橋社長がどのように説明するのか注目しながら聞いてきました。

まず2014年度の業績については、消費税増税の反動減や1Q中心に車検対象台数が一時的に減少することから、後半にかけて業績が伸びていく予想をしていました。想定通り4月、5月は新車の受注が落ち込んだものの、6月後半から徐々に回復傾向となり、今回も予想通り推移すると思われたものの、回復の動きが緩慢でその後も低空飛行が続いたことから1回目の下方修正に追い込まれました。秋以降はホンダのリコールが続いたことで新車の投入が来期に延期になったり、景況感の回復が遅れたことから、3Qから業績も回復するという予想も外れて、4Qになってやっと前々年の2013年4Qを上回る水準に回復しましたが、3Qの未達分を挽回するまでには至らず、2回目の下方修正となりました。
2014年度は過去の消費税導入時や税率アップ時よりも業績への影響が長引いたことになります。
ここ数年は基本的に上方修正が続いてきたのに、2014年度は2回も下方修正することになったので、今年度はできれば上方修正となるような保守的な計画を組んだようです

2014年4Qは2012年4Qの業績を上回っているので、この勢いを持続しながら過去最高益に少しでも近付いてほしいと思っています。
今期のもう少し細かい業績見通しとしては、次の通りです。
売上で16%ほどを占めている国内のホンダ事業は、昨年投入が遅れた新車が出てくることや、リコールの影響も徐々に薄れてくるため、今期は業績が回復してくる見込みです。
一方売上の50%を占めて主力となっている日産については、今期も目立った新車投入が予定されておらず厳しい状況が続きます。来期以降はハイブリッド車が次々と投入されてくるので、今期はがまんが続く感じです。ただ日産は衝突安全ブレーキ搭載車がたくさんあって、最近は女性ドライバーや高齢者など自動で止まる衝突安全ブレーキ搭載車でないと買いたくない!という需要が増えているので、新車投入はないものの日産車の需要が下支えされているようです。これがなかったらもっと酷い状況になっていたようです。
さらに日産車ユーザーはホンダと比べて15歳ほど年齢層が高くて、日産車をずっと乗り継いでいる人が7割近くいるので、フルモデルチェンジがなくても一定の買換え需要が期待できるようです。
また、管理顧客の人数も多いので、サービス収益も安定しています。
こういった部分に力を入れていくことで、なんとか今期の業績を維持していきたいということでした。

前期は海外ディーラーの買収も2件行ったことから、海外事業の比率も高まってきて13%程度まで構成比が上がっています。今期は昨年買収した会社が通年で寄与するので、売上で300億円規模となり20%くらいまで構成比が上がってきます。
海外でも日本とやることは同じだが、日本では長野日産や静岡日産など営業利益率が10%を超える会社もあるが、海外のトップディーラーでも利益率は3〜4%と低いので、海外ディーラーの比率が高くなると全体の利益率は下がることになる。ただ利益額は上乗せになるので、海外ディーラーが増えることで売上・利益とも伸びていく。
イギリスの三菱ディーラーのCCRは赤字が続き、立て直しに時間がかかっている。三菱商事が経営していたので店舗が立派でその分償却などの負担が重く黒字化に時間がかかっている。三菱車は売れていなくて売れているのは中古車が主力となっている。ロンドン近郊の赤字の2店舗を閉鎖したので、今期も1億円ほど利益が改善するがそれでも赤字が残る。昨年買収したイギリスで日産など複数ブランドを取り扱っているGMGは黒字なので、CCRと連結することでイギリス事業を黒字化する予定。
同じく昨年買収したオーストラリアのホンダディーラーのSCOTTSは、板金工場の閉鎖などで減損を計上したので赤字になったが、単月では黒字化している。業販などにも取り組み販売台数的には前年比125%と伸びている。台当たり利益も1.5倍くらいに伸びていて、特に中古車の台当たり利益は4倍近くに改善するなど、粗利の改善が著しい。
オーストラリアにはトヨタの生産工場があったので中古車の輸入は難しかったが、トヨタが撤退したことから中古車の輸入がしやすくなると見込んでおり、この点からも業績の改善に期待している。

これはトラストにも好影響を与えますし、ガリバーなど他社の説明を聞いてもオーストラリアへの日本の中古車輸出に期待している会社が多いようです。ガリバーも将来の布石としてシドニーに店舗を出しています。
自動車販売各社の話を聞いていると、VTがオーストラリアのディーラーを買収したのは今後の連結業績に大きく寄与してくる感じがします
中古車輸出の規制が緩和されたら、トラストの個人向け中古車直接販売も伸びますし、そのアフターサービス拠点としてSCOTTS(VTが買収したシドニーのホンダディーラー)を活用することができます。またSCOTTSに日本から中古車を輸出して、日本の中古車を大々的に売り出せば、SCOTTSの業績も大きく伸びる可能性があります。
ガリバーで聞いた話では、オセアニア地域でも日本車への信頼性は高く、日本人は車も大事に乗るし車検制度なども整備されていて状態の良い中古車が多いので、日本車の中古車に対する人気・信頼度は高くて、比較的高い値段でも売れるそうです。
オーストラリアでも中古車の販売を増やして、点検・修理などのサービス需要を取り込んでいけば利益率も高まりますし、業績も伸びていきそうです。まだ売上が60億円規模の会社と小さいので、もう数社買収してオーストラリアでの規模を拡大するといいですね。

その他の子会社の業績ですが、トラストの前期は仕入車両のオークション価格が高騰したので利益率が低下し減益となったが、前述したようにオーストラリアの中古車輸入規制が緩和される可能性が高いので、今期はオーストラリア向けに伸びる要素がある。
レンタカー事業のJ−netレンタリースは、業界6位の規模まで成長している。レンタカー業界は毎年2〜35ずつ伸びているが、前期は大きく伸びた。業界6位の割には看板も見かけないし知名度が低いと思われているが、新車ディーラー事業でつながりのある損害保険会社向けの事故代車としてのレンタカー需要が6割ほどあり、この部分については客先まで配達するので目立つ場所に出店する必要がない。1店舗あたり100台くらいの規模になるので、FCも含めて10店出せば千台保有台数が増えることになる。
固定需要が6割あるというのは業績の安定につながりますし、FCオーナーも出店しやすいですね。

M&Aが成長戦略ですが、国内の案件が決まるのを待っているだけでは毎年のM&A件数が安定しないので、多くの買収案件のある海外の自動車ディーラー買収にも力を入れていくようです。国内ディーラーが最優先であることに変わりはないが、毎年安定的にM&Aするために海外にも広げていく必要がある。国内事業だけではいずれ成長に限界も来るので、将来を見据えて海外事業を拡大していくという面もある。

中期経営目標としては、経常利益率8%以上を重視している。前期は5.5%に低下し、今期計画も5.5%としているが、2013年には7.5%を達成しているので、買収先の業績を立て直していけば達成できると考えている。自己資本比率40%以上も掲げているが、こちらは30%以上をキープできていれば問題ないと考えている。
実質有利子負債は前期末に85億円ほど増加したが、これは日産もホンダもメーカーの販売計画を下回ったので、完成車在庫の引き取り依頼がありこれに応えたので、期末在庫と有利子負債が増加した要因もある。ただ在庫車はすぐに売れていくので問題ない。この部分が営業キャッシュフローの悪化にもつながっていますが、一時的な要因のようなので安心しました。
ネットDEレシオ(実質有利子負債/自己資本)は0.5以下にしたい。

株主還元については、今期より配当性向を30%から40%に引き上げた。40%を配当に回しても内部留保を40%くらい確保できるので、成長投資に問題はない。配当性向を40%からさらに上げることは考えていないが、配当性向は一定でも利益成長に伴い増配を続けていけると考えている。
配当性向は2012年度までは20%を目途としていたのに前期は30%、そして今期は40%ですから大幅に引き上げられています。前期は減益となったことで増配ペースは落ちていますが、今後利益水準が回復してくると配当のありがたみを実感することができそうです。

今期は、主力の日産がFMC(フルモデルチェンジ)がないので厳しい状況で、がんばっても前期並み程度、ホンダは前期よりは伸びるだろうという感じです。国内のディーラー事業はかなり効率化が進んできたので、さらに利益率を上げていく余地は小さくなっているようです。一方で構成比が徐々に高まっている海外ディーラー事業は、国内事業と比べて利益率は低いがやることは日本と同じなので、時間はかかるものの効率化していく余地は大きい。
来期は日産も復活してくるし、海外事業の利益率も向上してくるので、今期は過渡期で来期以降はまた成長が加速してくる印象でした。
東証1部上場企業となり、海外でのM&Aもしやすくなると思うので、オーストラリアなどドミナント的にM&Aが決まっていくといいですね。イギリスやAUなどまずはエリアを絞って、売上300億円規模の複数ブランドを扱うディーラーグループができれば、効率も上がり利益率も向上が期待できそうです。
東証1部上場前後をピークに株価は軟調に推移していますが、東証1部上場がゴールという会社ではないので、今後も海外中心にM&Aをしながら安定成長を続けていってくれると考えています。
海外の運用会社の保有割合も高まっており、海外でのM&Aが増えればさらに海外の投資家からも注目が集まり、将来的にはグローバルなディーラーグループに成長していってくれると期待しています。課題としては海外事業を支える人財をいかに育てていくのか、という点ですね。海外事業も自動車販売業が成熟化している先進国中心なので、アジアからの留学生を採用して教育すればよいという製造業やサービス業的な対応が難しい面もあります。ただ先進国なので日本人を送り込みやすいという部分もあるので、海外でも積極的に行ってくれるような人財を育てていってほしいと思います。
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2014年10月31日

VTホールディングス下方修正発表

ついにこの日が来てしまいました!
10月30日17時に、VTホールディングスから下記の発表がありました。
第2四半期累計期間及び通期の業績予想の修正に関するお知らせ
並びに剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ


第2四半期の業績下方修正は予想していましたし、今週末か来週早々に発表されるんだろうな〜と思っていましたが、通期の業績予想も修正してきたのはちょっと意外でした。
そして中間配当に関するお知らせもあるということで、ドキドキしながらPDFファイルをクリックしました(笑)
配当は据え置きということで、ホッとしました。配当据え置きありがとうございます!

今週は27日(月)にトラストが業績修正を発表し、中古車の海外輸出を手がけるトラスト本体は下方修正、子会社のレンタカーや南アフリカでのディーラー事業を含めた連結業績は据置きとなっていて、まずは第一関門をクリア(笑)
続いて28日(火)にヤマシナが業績を上方修正!
VTの業績に大きな影響を与えるほどの規模ではないですが、上方修正はプラスですよね。
そして本日のVT本体の業績修正と言うことで、思ったほど悪くないかもしれない!という一抹の期待を抱いていましたが、甘かったです(笑)
今期の業績は、1Q・2Qは悪いですが、3Q・4Qで挽回してほぼ計画通りで着地!というイメージを描いていたので、通期まで下方修正したのはちょっと意外でした。
さらに修正幅も思ったよりも大きいと感じました。
会社四季報やアナリスト予想も下回っています。
その一つの要因は、10月に子会社化したオーストラリアのホンダディーラーが赤字なので、利益面ではマイナスに作用することがありますが、この影響を除いても下方修正になるので、新車部門や中古車部門の回復が遅れているようです。

今回の業績下方修正内容をグラフ化して簡単に分析してみます。
まずは通期業績の予想推移です。
VTホールディングス
左端は2013年度の実績で、次が当初の業績計画、続く2本は会社四季報の予想数値で、ANA09というのは9月に発表されたアナリスト予想です。
6月発売の四季報は会社計画を上回る予想を出していました。ここ数年は毎年のように上方修正してきたので、VTが発表した計画は保守的という判断だったと思います。
しかし8月に発表された1Q決算が大幅減益だったので、四季報の9月号では利益は下方修正されました。
そして会社側に調査しながら作成したと思われるアナリストレポートでは、利益とともに売上も下方修正され、私の予想以上に弱気な見通しになっていました。
そして今回の業績下方修正を迎えたわけですが、売上は当初計画と比べても大幅な増収となりましたが、利益は思った以上に大きな下方修正となりました。
オーストラリアのホンダディーラーが売上で60億円、営業利益で7億円の赤字なので、6ヵ月連結するなら売上で30億円、営業利益で3億円ほどの赤字になりますし、決算期の関係(Scotts Motorsは12月決算)で3ヵ月くらい連結するならさらに影響額は半分程度になります。
2Qの売上を21億円上方修正し、下期は39億円の上方修正になるので、5〜6ヵ月分連結する感じなのかな?
一方で下期の営業利益を10億円下方修正しているので、Scotts Motors子会社化の影響を除いても計画を下回るようです。
上記のグラフを上期、下期別に分けたものが下記のグラフです。
アナリストレポートでは半期の予想がなかったので、アナリスト予想は入っていません。
VTホールディングス
会社四季報予想も上期は消費税増税の影響が長引き計画を下回るものの、下期は計画を上回るというイメージでしたが、上記の通り下期も計画を大きく下回っています。
M&Aもあって売上は順調なんですが^_^;
Scotts Motors子会社化の影響はあると思っていましたが、思った以上に下期も弱気だな〜という印象です。

次に四半期ごとの業績推移を見てみます。
VTホールディングス
売上は4月の日産サティオ奈良のM&Aや8月のエムジーホームの子会社化もあって順調に増加しています。
4月以降も新車は受注残などでけっこう売れていたことも売上好調の一因です。
一方で営業利益は前年を大きく下回って推移しています。
VTホールディングス
1Qが予想以上に悪かったので、ピンク線の推移が無理なのは予想していましたが、前年2Q並みという四季報予想も下回り、1Qより減益幅拡大という結果になってしまいました。
2013年の1Q・2Qは絶好調だったので、増税の影響もある今期は前年比較はちょっと酷なんでしょうね。

それでも配当を据え置いたという判断は本当にありがたいですし、一時的な足踏みと判断しているのだと思います。新車販売はまだ厳しい状況が続いているようですが、3Q・4Qと少しでも挽回してがんばってほしいですね!
これからも応援していきたいと思っています。
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2014年10月08日

新車販売台数分析

2014年9月の新車販売状況が、日本自動車販売協会連合会から発表されました。
それにしても長い名称ですね(笑) 協会連合会って違和感を感じるんですが^_^;
新車販売には4月の消費税増税の影響が色濃く残っていましたが、9月は若干改善傾向にあるようです。新車販売実績
前年同月比の伸長率は上記の通りで、2013年9月以降は前年を大きく上回って推移していましたが、増税後の2014年4月から前年割れとなり、5月・6月と回復傾向だったものの、7月・8月と大きく落ち込んでしまいました。想定していた以上に増税の影響が長引いているという感じでしたが、9月は前年並み近くまで回復してきました。
新聞などの解説では、3月までに契約した新車が6月くらいまで販売台数をかさ上げしていたが、この上乗せ分を除けば前年割れだったところに、7月以降の天候不順で客足が落ちたことで新車販売は予想以上に落ち込んだ。
9月以降は前年が増税前の駆け込み需要で高水準なので、前年比ではさらに苦戦するだろう、という論調が多いように感じます。上記のグラフの通り、2013年9月以降は伸長率が際立って高くなっています。

確かに8月までは自動車メーカーなどが想定していた以上に新車販売は苦戦していたようです。
第1四半期はある程度想定していたものの、特に7月・8月はなぜこんなに売れないのか不思議だというディーラー経営者のインタビューなどもありました。
9月が回復傾向になったのは良いことですが、四半期でみると7−9月期は前期より伸長率が落ち込んでいます。
新車販売実績
上記グラフは四半期ごとの伸び率を表していますが、増税直後の2Q(4−6月)より3Qの方が前年同期比では落ち込んでいます。
VTなど3月決算の自動車ディーラーの業績を考えると、新車販売は1Qよりむしろ2Qの方が悪化しているので、新車部門については前年同期比で減益幅が大きくなる可能性があります
新車部門の比率が高いディーラーは2Q決算もかなり酷い状況になりそうで、1Qを上回る大幅減益になるかもしれません
VTホールディングスは新車販売に頼らないビジネスモデルを作り上げているので、それほど影響がないと思いたい(笑)

自動車メーカー別にみるとさらに優勝劣敗が鮮明です!
新車販売実績
7月くらいまではフィットをモデルチェンジしたホンダが好調を維持していましたが、受注残を消化以降は伸び率が低下し、このままだと前年同月割れするんじゃないかという感じになってきました。
日産は相変わらず水面下を潜行していて、浮上のきっかけが見当たらない感じです(泣)
トヨタも似た感じで、まあ日産よりはマシなんじゃない?と言う程度です。
秋以降ホンダが失速してくると、主要メーカーは揃って全滅になりかねません^_^;
ただ前年比にはマジックがあって、2013年9月以降前年比が高くなっているのは、その前年の2012年9月に2回目のエコカー補助金制度が切れて新車販売が急減したためであり、2013年9月以降の新車販売が好調だったわけではありません。例年並みに戻っただけなんですが、前年比では大きく伸びたように見えているだけです。
なので今年も例年並みの販売台数になれば、9月以降前年比が悪化するわけではありません。
というわけで新車販売が前年同月比で悪いのは、増税と天候不順の影響を受けた8月までで、9月以降は回復してくると予想しています。
ただ増税前の駆け込み需要が本格化した2014年1月以降は新車販売もかなり伸びたので、4Qはまた厳しくなりそうです。
新車販売をまとめると、全体的には、
1Qは想定通りに厳しくて
2Qは想定外に厳しくて^_^;
3Qは想定通りに順調で
4Qは想定通りに厳しい

という感じです。
メーカー別では日産の一人負けという状況なので、日産車の割合が高いVTも2014年度の新車販売は厳しそうですね。
2014年は、
新車販売に頼らない!というVTモデルの真価が問われる年

だと思います。
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2014年09月24日

VTホールディングスM&A発表!

VTホールディングスがオーストラリアのホンダ系ディーラーの買収を発表しました。
2014年では4月の日産サティオ奈良の子会社化に続き2社目の自動車ディーラーの買収になります。
前期の売上高が64億円程度なので、比較的小粒なM&Aになります。
海外の赤字のディーラーなので、利益面ではすぐには業績に寄与しないと思いますが、3年くらいの中長期スパンで考えると良いM&Aだと思います。
2012年4月に子会社化したイギリスの三菱自動車ディーラーは、言葉の問題や新車の投入があまりない三菱自動車ブランドだったこと、ヨーロッパの景気低迷などもあって立て直しに予想以上に時間がかかっているので、海外のM&A案件は長い目で見た方が良さそうです

一方で中長期的な成長を考えると海外展開も重要な戦略なので、様々な地域・ブランドの新車ディーラー経営の経験を積んでいくことは大事です。日本で培った効率的な新車ディーラー経営のノウハウを、ローカライズしながら現地に適した仕様にブラッシュアップして行くためには、まずは小粒なディーラーから始める方が無難ですよね!
当面は業績への寄与より、ノウハウの蓄積に期待しながら見守っていきたいと思います。
後ほどもう少し詳しくまとめてみたいと思います。

次から次へと売りが湧いてくるので、誰が売っているのか不思議に感じているところに、VTホールディングス株の大量保有報告書が出たので、報告した損保が売っていると思いましたが、どうやら早合点だったようです。

9月19日に、損害保険ジャパン日本興亜株式会社から大量保有報告書が出て、保有比率が0.67ポイント低下していたので、0.67ポイントに相当する80万株ほどを売却していると思っていましたが、再度過去から保有株数を調べてみると、大株主の損保会社はどこも売却していないようです。
正確には9月末の大株主を確認しないと分かりませんが、少なくとも今回報告書を出した損害保険ジャパン日本興亜株式会社の保有株数は変わっていませんでした。
UBSに割り当てた新株予約権がすべて行使され、3分割後で発行済み株式数が900万株増えているので、その分希薄化して保有割合が低下していました。
2007年3月に損保会社5社に対して自己株式の処分と第三者割当増資を行い、それぞれ43万株ずつ引受けてもらっています。この時の発行価格が232円(3分割後では77円)なので、400円以上で購入してる機関投資家と比べるとはるかに購入価格が低いので、400円割れで売っても十分利益が出ることからちょっと怖いな〜と思っていました。
保有割合は希薄化で低下したものの、保有株数は3月末から変わっていなかったので、心配は杞憂に終わりました。
となるとますます誰が売っているのか分からなくなってきました^_^;

今日はもう眠いので(笑)後日、続編として今回発表されたM&Aについてまとめてみます。
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2014年09月16日

VTホールディングス2014年決算分析2

ただいまオータムスーパーセール中!のVTホールディングスの2014年度第1四半期決算分析の第2弾です! オータムスーパーセールでは赤字覚悟のお値打ち価格で販売しています(笑)が、売切れ次第終了となります!
まだまだ在庫は豊富にあるようなので^_^;慌てなくても大丈夫かもしれませんが、いつセールが終わるか分かりませんので、お買い求めはお早目に〜(笑)

前回の分析記事では、利益率の高いサービス部門の現状と今後についてまとめてみましたが、今回は会社四季報の秋号が出ていますので、業績予想についてまとめてみます。
 VTホールディングス サービス部門の分析記事

併せて9月9日に発表されたTIW企業調査レポートについてもまとめてみます。
TIWは定期的にVTホールディングスのアナリストレポートを発表していて、2014年3月にはひふみ投信と共催でVTホールディングスの会社説明会も開催しています。TIWのアナリストとの対談型のセミナーで、面白そうだったので私も参加したかったんですが、これだけのために東京まで行くのはコストがかかり過ぎるので断念しました。

会社四季報もTIWも会社側にインタビューしながら業績予想をまとめていると思うので、足元の状況を予想するうえで参考になると思います。
VTホールディングス
14計画は会社側が発表した2014年度の計画値、1406・1409は会社四季報の数値、ANA09は9月9日に発表されたTIWのレポート数値です。
VTホールディングスは2013年実績に対して小幅な増収増益を計画していました。
6月に発売された会社四季報夏号では、会社計画を上回る業績予想となっていました。VTホールディングスは保守的な計画を発表して期中で上方修正することが多いので、今期も会社計画を上回ると予想したものと思われます。
しかし8月に発表された1Q決算が予想以上に悪かったことから、9月に発売された秋号では利益面では下方修正となりました。売上は据置きでした。
売上の半分近くを占める新車部門は増収でしたし、日産サティオ奈良とエムジーホームの子会社化も上乗せとなるので、売上は据置いたものと思われます。
その結果前年比でみると、売上は4%増収、営業利益は0.8%減益という業績予想になりました。

一方TIWの予想は会社四季報をさらに下回る数値になっていて、売上は1.7%増収、営業利益は1.8%減益という業績予想になっています。
営業利益で1億円の差なので誤差の範囲かもしれませんが弱気ですね!売上は会社計画と同じです。
1Qの中古車・サービス部門の業績が計画を下回っており、通期でも挽回は困難と見ています。
ただ小幅な下方修正に対して株価が大きく下げているので、レーティングは据置き、株価は大底値圏と判断しています。
そろそろ底値になってもらわないと困りますね^_^;
いくらスーパーセールとはいえ、ちょっとサービスし過ぎでしょう(笑)
純利益ベースでも通期で4〜5%程度の下方修正なのに、株価は21%も下げてますからね〜
純利益金額では2〜3億円の下方修正を予想していますが、繁忙期の4Qでこの程度は挽回できないのかなと感じます。私は希望も込めてこの程度は挽回してほしいと思っていますが、会社側にインタビューしたうえでこのレポートが発表されていることを考えると、会社側としても1Qの未達分をすべて挽回するのは難しい、あるいは現時点ではそこまで見通せないということなのかもしれません。

2割以上も株価が下落し、この程度の下方修正リスクは織り込んだと思いたいですが、実際に下方修正が発表されるとさらに売り込まれるのでしょうか?あるいは悪材料出尽くし!として反発するのでしょうか?
その時点の相場環境次第という面もありますし、他社が上方修正する中で下方修正だと目立つなど色々な要素がありますが、下方修正がないのが一番ですね。

アナリストレポートは通期の数字のみですが、四季報は上期の予想も出ているので見てみます。
VTホールディングス
四季報夏号では上期は会社計画通り、下期は計画を若干上回るという予想でしたが、秋号では上期の営業利益を6億円減額、逆に下期は2億円増額しています。その結果通期では4億円の減額となっています。

1Qは中古車市況の予想以上の悪化や車検の特殊要因もあるので、2Qだけで挽回するのは困難だと思います。逆に4Qは期待できると思っているので、上期は下方修正、下期は上方修正というのは妥当な予想だと思います。
四半期毎の営業利益推移を見てみても、四季報の数値はほぼ妥当な感じがします。
VTホールディングス
ピンクが会社計画値、赤が最新の四季報予想ですが、四季報予想の2Qは前年同期並みと見ていることが分かります。
サービス部門や中古車部門も回復してきますし、日産サティオ奈良の子会社化などもありますので、この位は行くかなと期待しています。

アナリストレポートによれば、テコ入れしていたイギリスの三菱自動車ディーラーの販売が改善傾向ということなので、海外での自動車ディーラー経営のノウハウも蓄積していってほしいですね。
目先の株価はスーパーセール継続かもしれませんが、徐々に業績が回復していくことを期待しています。
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2014年09月10日

VTホールディングス2014年決算分析1

ただいま絶賛暴落中!のVTホールディングスの2014年度第1四半期決算を分析してみます。
同業他社も含めて第1四半期の決算は、中古車市況の悪化と車検台数の減少を主因として大幅減益となっていますが、株価の反応は不条理なほど大きな差が出ています。
VTホールディングス
上記の新車ディーラー5社の中で業績が良かったのは、緑色のホンダ系の東葛ホールディングスだけです。
同じホンダ系でもICDAホールディングスは大幅減益でしたし、トヨタ系のATグループの大幅減益です。
5社の中でも一番減益幅が大きかったのは赤色の日産東京販売ホールディングスですが、業績なんて関係ないぜ!とばかりにVTホールディングスだけ大幅に売り込まれています(泣)
短期的な株価は需給や感情が支配しているので、嵐が過ぎ去るまでじっと待つしかないですね。
数ヵ月のスパンで見ればファンダメンタルズを反映した水準に落ち着くと思うので、決算内容を分析しながら株価の回復を待ちたいと思います。

2014年第1四半期は、4月からの消費税増税による買い控えで新車・中古車の売れ行きが低迷し、車検を中心としたサービス部門も特殊要因の影響で減益となっています。

まずはサービス部門の減益要因について分析してみます。
車検は新車を購入後3年目、5年目、7年目に行いますが、2回目の車検までは多くの車が対象となると思います。車歴が長くなるにつれて廃車になったり、海外に中古車輸出されたりして車検の対象外になっていきます。
それを踏まえて、日本での乗用車の新車販売台数推移を見てみます。
VTホールディングス
上記グラフは直近12年間分の月別の新車販売台数推移ですが、東日本大震災を受けてサプライチェーンが分断され、一部の自動車生産がストップした2011年3〜7月に販売台数が例年を大きく下回っています
それに次いで販売台数が少ないのは、リーマンショック後の販売低迷期に当たる2009年1〜6月です。
2014年第1四半期をベースに考えると、3年前の2011年も5年前の2009年も新車販売台数が少なかったことになり、車検の対象となる車の台数が特に少ない四半期だったことが分かります。
より分かりやすくするために2回目までの車検到来台数をグラフ化すると下記の通りとなります。
VTホールディングス
2014年1〜7月くらいまでは前年を大きく下回っていることが分かります。
車検を迎える車がそもそも少ない四半期だったわけですから、サービス部門の業績が減収減益になるのはやむを得ません。
会社側も今期計画を立てる上で、車検到来台数が少ない特殊要因は織り込んでいたものの、考えていた以上に影響が大きかったようです。
これに消費税増税の影響も加わり、車検を3月に1ヵ月ほど前倒しする動きも加わることで、サービス部門の収益が一時的に悪化したものと思われます。これらの影響が顕著に表れるのが第1四半期であり、8月以降はほぼ例年並みに戻ることと、車検は1ヵ月前から可能なことを考えれば、7月以降は前年並みに戻る可能性が高いと思います。
さらにその先を考えると、10月以降は前年を上回って推移していますし、特に2015年3月に車検を迎える車は前年同月を大きく上回っています
これらのことから、サービス部門の業績は2Qで前年並みとなるが1Qを挽回するまでには至らず若干の減益、3Qは前年同期を上回り累計でもほぼ前年並みに回復、4Qも前年同期を大きく上回り、通期でも前年を上回る業績になると見込んでいます。
4月に日産サティオ奈良を子会社化しているので、この分も車検台数の増加に寄与しますし、7月8月に愛知、長野、静岡で新車販売店を3店舗オープンしているので、これらも今後車検台数増加に寄与します。

サービス部門の決算内容と業績見込みをまとめると、
1Qは一時的な特殊要因で減収減益となったが、通期では前年を上回る可能性が高い
計画比では、特に4Qの業績が期待できることから、2Qの業績は若干下方修正の可能性があるが、通期の業績は据置く可能性が高い

と予想しています。
次は中古車部門についてまとめてみます。
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2014年08月23日

フィデリティ投信がVTを大人買い!

8月11日に VTホールディングス株価急落!という記事をアップしましたが、その後も株価下落は止まらず底なしの展開になり、買い増しの出動タイミングが早過ぎましたね^_^;
前回の記事にも書きましたが、同業他社の1Q決算も悪かったので、ある程度織り込み済みだろうと考えていましたが、決算発表翌営業日の8月11日は大きく窓を開けて下落し、まったく織り込んでいなかったことが判明しました(笑)

過去6ヵ月間の株価推移は下記の通りです。半年前の株価を下回ってしまいました^_^;
最近私の周りでもVTホールディングスの株価下落の話題で持ち切りで、しまいにはアイルさんが売ってるんじゃないか?説まで飛び出しているようですが、私が売ったくらいでこんなに下がりませんから(笑)
来月初めにキャッシュフローゲーム会があるんですが、株価が低迷した中で株主総会を迎える社長の気持ちが、今なら痛いほどよく分かります ^_^;
VTホールディングス
8月11日に大きく売られましたが、その後3日間ほどは500円台に戻す動きだったので、これで織り込んだかな〜いい所で買い増せたな〜などと思っていたら、翌日からあっさり年初来安値更新で、その後も買っても買っても安値を割っていくという展開でした。
板状況を見ていると、買い板が増えてくると大きな売りが降ってきて一気に安値更新という感じで、大口さんが売り抜けているんだな〜処分が終わるまでこんな動きが続くんだろうな〜と諦めかけていると、昨日・今日で底打ちっぽい動きに!

でも騙されないぞーーー!などと思っていたら、フィデリティ投信がVTホールディングス株を買い増しているという大量保有報告書が出てきました。
 主要株主の異動に関するお知らせ
フィデリティ投信が7月15日時点で1千万株近く持っていることは知っていたので、出来高が多いのに下げているのを見て、フィデリティ投信が売っているのかな〜などと思っていました。
逆に買い増していたとは、すみませんでした(笑)
同業他社の株価推移と比較してもVTホールディングスだけ急落しているので、単なる個人投資家の売りではなくて大口さんの処分売り・見切り売りなんだろうと思っていました。
VTホールディングス
決算は他社並みの悪さなのに、株価だけ見るとVTホールディングスだけ業績が悪いみたいです(笑)
最初の株価チャートの通り、出来高が急増しているのにこの下げですからね〜
こんなに下げているので大口のファンドや機関投資家が売っているのだと思っていましたが、フィデリティ投信が大量に買っていて驚きました。
VTホールディングス
フィデリティ投信の大量保有報告書は4回出ています。
最初は保有割合が5%を超えた2014年4月30日付で、603万株(保有割合5.1%)となっています。
1ヵ月後の5月30日付で2回目の報告が出て、759万株(保有割合6.4%)まで増えています。
次が1ヵ月半後の7月15日付で989万株(保有割合8.3%)、そして今回8月15日付で1,194万株(保有割合10%)となりました。
実質的にVTホールディングスの第2位株主に躍進しています!
上のグラフは、折れ線が発表日時点の保有株数、赤棒が発表日までのフィデリティ投信の増加株数、黄色がその期間のVTホールディングスの出来高を表しています。
4月以降VTホールディングスの売買高の半分くらいはフィデリティ投信の買いだったとは驚きです。
一番右端は今週1週間の出来高ですが、1週間で最近の半月分以上の出来高になっています。
今までの流れからすると今週もフィデリティ投信は買っているんでしょうね。
もし売っていたら株価の反発なんて無理だし^_^;
フィデリティがこんなに買っても株価が下がったので、他の機関投資家は揃って売りに回った感じです(笑)
フィデリティが買っていなかったら、今頃株価は200円くらいだったかもしれませんね(泣)
フィデリティは私の大好きなピーターリンチさんが活躍していた会社なので、フィデリティがVTホールディングスに注目してくれるのは本当に嬉しいです!

上記の出来高グラフを占有率の折れ線グラフにしたのが下記のグラフです。
VTホールディングス
フィディリティの買い増し株数が出来高に占める割合を青線で表しています。
左軸が数値で5月以降50%前後を占めています。
4月までに600万株ほど買っているので、それまでも高い占有率だったと思われます。
そして1,200万株近くまで買い増した結果、VTホールディングス株の10%を保有するに至りました。
現時点では12%近くまで増えているかもしれませんね。

VTホールディングスは2012年11月27日に300万株分の新株予約権を発行しUBSに割当てましたが、2014年2月10日にすべて行使が完了しました。その後3分割をしているので900万株株数が増えていることになります。市場で売るのではなく機関投資家やファンドなどに相対で売却したと思いますが、一部はフィデリティ投信も購入したのかもしれません。
7月15日時点でフィデリティ投信の持ち株数が989万株なので、新たに発行した株はすべてフィディリティが買い集めたような状況になっています。
今回の急落をきっかけに、大口株主の異動が一気に進みました。
まだ売りたい大口さんもいるのかもしれませんが、フィデリティ投信の買いの勢いを見るとさらに大きく下げる可能性は低くなったように感じます。フィディリティさんが売りに回ったら恐ろしいことになりますが^_^;

来週以降どのように株価が反応するのか楽しみですね!
ずっと決算内容の分析を進めてきたので、徐々にそんな記事もアップして行こうと思っています。
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posted by アイル at 01:56| Comment(0) | TrackBack(0) | VTホールディングス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日

VTホールディングス株価急落!

今日は朝からVTホールディングスの株価が急落しました!
先週末8日に発表した決算が大幅減益だったので急落したわけですが、5月中頃からじりじり下げていたので、1Qの業績が悪いことはある程度織り込み済みだと思っていたんですが、甘かったです^_^;
VTホールディングス
8月1日以降同業他社のディーラーが決算発表をしていて、ホンダ系は消費税増税の反動減もなく好調、日産系とトヨタ系は大幅減益という結果が出ていたので、日産系が主力となっているVTホールディングスの決算も、そんなに良くないことはみな薄々(笑)気付いていたはずなのに、実際に減益決算が出るとこんな反応なんですね!
まあVTホールディングスは異色の自動車ディーラーで、今まで好業績を続けてきたので、今回も他社とは違うところを見せてくれるのではないか!?という淡い期待があったのかもしれません^_^;

すでに発表済みの自動車ディーラーの決算をまとめてみます。
8月1日(金)発表 東葛ホールディングス(2754)千葉のホンダ系ディーラー
 売上 18.2%増収、営業利益38.7%増益、経常利益42.0%増益、純利益44.7%増益
ホンダは新車が好調、軽の比率が低下したことで台当たり販売単価も上昇、中古車は苦戦

8月4日(月)発表 日産東京販売ホールディングス(8291)東京の日産系ディーラー
 売上 0.7%増収、営業利益72.9%減益、経常利益93.5%減益、純利益 赤字転落
新車販売は前年並み、中古車は相場の低迷で苦戦、サービス部門も車検到来台数の減少などにより減益

8月7日(木)発表 ATグループ(8293)愛知県のトヨタ系ディーラー
 売上 7.9%減収、営業利益37.2%減益、経常利益23.1%減益、純利益15.8%減益
新車販売は前年クラウンが売れた反動で減少、あまり詳しい説明はなし

8月8日(金)発表 VTホールディングス(7593)日産系とホンダ系のディーラー
 売上 2.7%増収、営業利益38.4%減益、経常利益32.9%減益、純利益31.6%減益
新車販売は増収増益、中古車は国内市況悪化の影響で微減収減益、サービス部門も特殊要因で車検入庫が減少し若干の減収減益

ざっとまとめると、ホンダ系の東葛は好調、日産系の日産東京は大幅減益で赤字転落、トヨタ系のATは売上も減り利益も3割程度の減益、VTは日産東京とATの間くらいの決算という感じです。

では株価はどう動いているのか!?というと、下記の比較チャートの通りです。
VTホールディングス
実際の株価は下記の表の通りです。
VTホールディングス
上記の株価チャートは過去1ヵ月間の株価推移を比較したものですが、決算が発表される8月1日までは4社ともほぼ横ばいで推移していました。
青色のVTだけが7月末頃から若干先行して下げている感じです。
まず好決算を発表した緑色の東葛が6%ほど上昇しますが、1日だけでまた元の定位置に^_^;
続いて赤字転落決算を発表した赤色の日産東京が急落し、同じ日産が主力ということでVTも連れ安(笑)
ここでVTの減益決算も織り込んだのか!?と思いましたが甘かったです。
次に7日に黄色のATグループが減益決算を発表しているんですが、ピクリともせず(笑)
流動性が無い株は最強ですね〜^_^;
そして8日(金)に減益決算を発表したVTが、日産東京に連れ安した水準からさらに10%以上も急落!というのが今日の値動きです。
赤字転落した会社より株価が下げるというのは、ちょっと行き過ぎだと思うんですが、効率的な市場が正しいのか、あるいは市場は非効率で間違いもあるのか、神のみぞ知るという感じです。
私は中小型株は非効率で間違った値付けもよくあると思うんですが^_^;
自動車ディーラーにとって、第1四半期は売上・利益の少ない四半期ですし、今期はさらに消費税増税の反動減という特殊要因もあるので、1Qの結果を過度に悲観する必要もないと思います。
今後VTホールディングスがどんな手を打ってくるのか?注目していきたいと思っています。
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posted by アイル at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | VTホールディングス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする