トライアルセット生活

2017年01月17日

グループリースの不良債権推移

先日の土曜日は、毎月主催しているキャッシュフローゲーム会と新年会を開催し、昨日は終日カブオケ会と忙しい2日間でした。
名古屋も金曜の夜から雪混じりの天候となり、ゲーム会や新年会に皆さん来てくれるかな〜と心配しましたが、午後のゲーム会は5人欠席の54人、夕方からの新年会は申し込んでいただいた方全員参加の74人となり、心配は杞憂に終わりました。
足元の悪いなか遠方からの参加者も含めて、多くの方にお集まりいただき本当にありがとうございました。

ゲーム会や新年会の準備で忙しいなかでしたが、1月8日からはすぽさんブログでウェッジの議論が始まり、すぽさんブログはレベルの高い議論が続くので、中途半端な事を書くと全員からバッシングされるんじゃないか!?という恐怖もあり(笑)気合を入れて議論を開始しました。
周りの投資仲間からは、いきなり飛ばしすぎだ!最初からこれでは誰も付いてこれなくなる!と注意されましたw
その結果、1月第二週は夜遅くまですぽさんブログに書込み、睡眠、10時過ぎに起きて議論の状況をチェック、ランチに行ってしばしポケモン、帰ってから昨夜の書込みに対する返事を考えて書き込み、ゲーム会や新年会の準備、夕食、コメントを確認して夜遅くまですぽさんブログに書込み...というようなハードな毎日になりました。
議論を通して新たな視点が浮かんだり、気付きも多く得ることができましたが、さすがに疲れましたね^_^;
でも新年会では、ウェッジの議論見てますよ〜と何人からも声を掛けられました。
グループリースやウェッジについて理解を深めるきっかけになってくれたら嬉しいですね。

今回は議論の後半で出てきた不良債権について、グループリースの損益計算書から読み解いてみたいと思います。

GLは2014年まではタイのオートバイリース販売が主な事業でしたが、2015年からカンボジアでのマイクロファイナンス事業が拡大してきました。下記のグラフは年度ごとの販管費比率、貸倒引当金の売上比率、担保として回収してきたバイクの処分損の売上比率の推移を表しています。2016年は3Q決算までしか発表していないので、3Qまでの率を使用しています。
不良債権
2014年まではタイでの事業が大部分なので、タイの経済情勢の影響を大きく受けて、貸倒れも増減を繰り返しています。景気が悪くなって返済できない人が増えると、担保のバイクを引き取ってきてバイクオークションで売却しますが、景気が悪いので落札価格も低くなって残債すべてを回収することができず、処分損が膨らみます。
業績トレンドとしては伸びていたものの、年度ごとの業績の振れは大きい状況でした。
2015年からはカンボジアでのマイクロファイナンスの事業規模が年々大きくなり、結果として全体の貸倒れコストも低下しています。タイ以外の国々に進出することで事業規模が大きくなり、販管費率は徐々に上昇しているのと比べると、不良債権関連のコスト低減がより顕著な事がよく分かります。

営業利益と販管費、不良債権関連コストの実額を比較すると下記の通りです。
不良債権
此下社長が、不良債権が最大のコスト!と強調していることがよく分かりますね
不良債権関連費用を合わせれば、人件費などを含む販管費の倍近いコストが掛かっています。
金額は2015年までのデータしかありませんが、不良債権関連コストは2014年がピークで2015年は下がっています。
カンボジアの不良債権比率が1%程度と非常に低いので、まだタイでは比較的不良債権比率が高いものの、全体の不良債権関連コストの売上比率を引き下げています。
実額で言えば、タイも2013年〜2014年にかけての不良債権のピークから改善が続いているので、タイの改善効果がストレートに表れているという事だと思います。

年度のデータだと推移がよく分からない部分もあるので、四半期ごとにグラフ化してみると下記の通りです。
不良債権
以前掲載した業績推移グラフと比較すると分かりやすいと思います。
GL2.jpg
カンボジアに進出して新たなデジタルファイナンスモデルを確立しましたが、売上は拡大するのに販管費率はほぼ横ばいなので、営業利益は増加傾向になります。
さらにカンボジアの事業は非常に貸倒率が低いので、新たな不良債権コストの発生が最低限であり、タイの不良債権も山場を越えて減少傾向が続いていることから、利益が出やすい構造に変わってきていることがよく分かります。

タイ国内でのみ事業展開していた時は、業績は伸びているもののタイ景気の影響を大きく受けて年度ごとの業績のばらつきは大きな会社でした。先日の事業説明会でも語っていたように、タイだけでは成長に限界がある、周辺国にも進出する必要があると判断し、各国を回りながら新たなビジネスモデルを模索する中で、カンボジアの地方部に特化したバイクローンという新しいビジネスモデルを生み出しました。徹底的に現地のニーズに合った効率的なビジネスモデルを作り上げたことで、グループリースは新たな成長段階に入ったと思います。
四半期毎の業績推移グラフにもそれが明確に表れています。
これからはこのデジタルファイナンスモデルを周辺国、アフリカ、東ヨーロッパなどに水平展開していくことでさらに業績が伸びていくフェーズに入っていくと期待しています。

成功事例が知れ渡れば真似をする会社も現れますが、一方で提携話やM&Aの情報もより集まりやすくなると思います
M&Aした会社にデジタルファイナンスモデルを導入して、現地の有力企業との提携などでレバレッジをかけて業績を伸ばしていくというのは、かなり再現性の高い成功確率の高いビジネスだと思います。
不良債権が最大のコストなので、不良債権の推移には注意をする必要がありますが、今年はラオスもフルオペレーションに入りますし、後半からはインドネシア、ミャンマーが順次フルオペに入ってくると思います。
今後の業績の伸びに期待しながら、四半期決算の分析も続けていこうと思っています。
昨年の1Q決算時の下方修正には驚きましたが、今年はそんなサプライズは要りませんので(笑)順調な業績の伸びを期待しています。
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posted by アイル at 00:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 銘柄分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする